かつてOffice 365のサブスクリプションを保有していると、容量無制限でOneDriveが利用可能! という太っ腹サービスを打ち出したマイクロソフト。
…しかし、2015年11月に突然の容量無制限の停止を宣言。
一方的に停止決定したうえに、「容量沢山使ってるやつが悪い」と言わんばかりの言いっぷりに呆れ返ったのも、もうちょうど1年前のお話になるんですね。
元々、この停止に伴って一年間はそのまま利用可能、という話をしていました。
更にその後はデータ整理をしないとアカウントを停止・削除するという趣旨の内容を話していたので、この期にアカウントの停止までの経緯を整理しておきますね。
当時の怒りの記事はこちらです
OneDriveの容量無制限が廃止決定 | Tipstour
OneDrive容量無制限廃止後 どこに引っ越せば良いか検討してみる | Tipstour
目次
容量制限を越えているとどうなるの?
クラウドストレージの容量制限を越えたまま放置していると、最終的にどうなるのでしょう?
ざっくり言うと期限までにストレージ容量を越えていると、最終的にアカウントが削除されます。
マイクロソフトのサポートページのOneDriveストレージに関するFAQの内容を整理して、下記にまとめておきます。 (2016年11月時点で掲載されている内容です。)
OneDrive ストレージの変更 - FAQ - Office サポート
無料アカウントユーザの場合
無料アカウントでは、15GBの容量が5GBまでに変更になりました。
15GBを越えて保存しているユーザは、下記の通りの対応になるとのこと。
- 2017年3月1日までは15GBを越えてアップロード可能
- 2017年3月1日以降も15GBを越えている場合、通知メールが送られる
- 2017年6月1日以降はアカウントが読み取り専用になる
(新しいファイルの追加が不可能に) - 2018年3月1日以降はアカウントがロックされる
- 2018年6月1日までにロック解除の依頼がない場合、アカウントは削除される
Office 365ユーザの場合
Office 365のサブスクリプションを保有していて、かつ容量無制限の時期に1TBを超えるファイルを保存していたユーザの場合は、下記のような対応になるとのことです。
- 2017年3月1日までは1TBを越えてアップロード可能
- 2017年3月1日以降も1TBを越えている場合、通知メールが送られる
- 2017年6月1日以降はアカウントが読み取り専用になる
(新しいファイルの追加が不可能に) - 2018年3月1日以降はアカウントがロックされる
- 2018年6月1日までにロック解除の依頼がない場合、アカウントは削除される
基本は無料アカウントも有料アカウントも、2017年3月までに整理が必要だと考えれば良いと思います。
一方的に削除というのも失礼極まりない対応だな…とは思うのだけど、おそらくちゃんと通知はしてくるはずなので、メールはしっかりチェックしておきましょう。
そろそろ整理に着手しておこう
直前にデータ整理をはじめるよりは、重要なデータはさっさとOneDriveからは引き上げておいた方が良いと思います。
正直、個人的には今回の変更でストレージとしての信頼度がめちゃくちゃ下がったので、無くなると困る重要データをOneDrive上だけに置くのは避けるようにしました。
Office製品との関連上、ExcelファイルやPowerpointファイルなどはOneDrive上に保存をしていた方が取り回しがしやすいので、今後もこれらのデータはOneDrive上で管理しようかと思っています。
まあ、スプレッドシートとかは画像を沢山使わない限りは大した容量にもならないので、この用途だけだと今度は1TBもいらないよ…という感じではありますが。
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Amazonのクラウドストレージサービスはこちら
2016年7月には、Amazonが日本国内向けに容量無制限のクラウドストレージサービスを開始しました。
「AmazonDrive Unlimited」が日本国内で「米国の2倍の価格」でスタート | Tipstour
価格設定が妙に高いのが微妙に不満ですが、乗り換え先としてはこちらもアリだと思います。
米国版のAmazon Driveについては容量無制限プランが終了してしまいましたが、日本国内版は現時点では続行しております。
写真と動画だけなら、Googleフォトがオススメ!
また、写真と動画ファイルのみですが、容量無制限でアップロード可能な、Google提供のクラウドストレージサービス「Googleフォト」もあります。
動画ストレージなら無料で容量無制限な「Google Photos」が究極だった。 デメリットも含めてスゴさをまとめます | Tipstour
とりあえず写真や動画などのデータを残しておければ良い! ということであれば、こちらがベストだと思います。
なんたって、無料ですからね。
ご参考までに! それでは!