ChatGPTについて詳しく解説します
- ChatGPTをはじめてみたのだけど、どんな風に活用したらいいのかよくわからない
- どれぐらい便利に使えるのか、実例を知りたい!
- ということで、日常生活での活用方法をたくさん教えてください
この記事では、以上の疑問にお答えします。
ChatGPTは非常に便利なツールですが、何でも出来すぎて、逆に何から活用したらいいのかわからないと、困っている方も実はいるのではないでしょうか。
活用すると便利らしいけど、あまり具体的なアイデアが浮かんでこないよ…。
このような方に向けて、今回は日常生活で活用できるChatGPTの使い方を、実際のスクリーンショット付きでご紹介します。
この記事ではChatGPTで可能なことを、あえて幅広いジャンル・テーマで紹介してみました。
ぜひササッと眺めてみて、自分でも活用できそうだ!というものがあれば、参考にしてみて下さいませ。
目次
- 1 【活用法①】今日の晩御飯を提案してもらう
- 2 【活用法②】結婚式のスピーチをつくってもらう
- 3 【活用法③】反省文、謝罪文をつくってもらう
- 4 【活用法④】今日の運勢を占ってもらう
- 5 【活用法⑤】相談相手になってもらう
- 6 【活用法⑥】キャラになりきって回答してもらう
- 7 【活用法⑦】英語の文章を添削してもらう
- 8 【活用法⑧】Excelの関数をつくってもらう
- 9 【活用法⑨】アイデア出ししてもらう
- 10 【活用法⑩】要約文を作ってもらう
- 11 【活用法⑪】オリジナルな小説を作ってもらう
- 12 【活用法⑫】オリジナルな歌の歌詞を作ってもらう
- 13 【活用法⑬】プログラミングをしてもらう
- 14 【活用法⑭】面接の練習をする
- 15 【活用法⑮】職務経歴書を作ってもらう
- 16 まとめ
著:I/O編集部
TipstourのChrome拡張記事を寄稿しました! 工学社さんより、ChatGPT×Chrome拡張機能を使ってより便利にChatGPTを活用する方法をまとめた書籍に、当ブログの記事が本書の1章に掲載されています。 |
【活用法①】今日の晩御飯を提案してもらう
毎日、今日の晩御飯を考えるのは意外と手間ですよね。
誰かに決めてもらいたかったり、何かとりあえず案を提案して欲しいというときは、よくあります。
ChatGPTでは「今日の晩御飯を提案してください」と入力すると、ランダムに晩御飯のメニューを提案してくれます。
こうして生成してもらったけど、なんだかしっくりこないな…という場合は、チャットの下にある「Regenerate response」(回答を再生成)をクリックすると、別の案を提案してくれますよ。
気に入るものがあるまで、何度でも再生成してみましょう。
【活用法②】結婚式のスピーチをつくってもらう
ChatGPTは文章生成に強みがあるので、ある程度フォーマットが決まっている定型文を作文することが得意です。
例えば結婚式・披露宴のスピーチを何文字で作成してくれ、というように依頼すると、その通りに作成してくれます。
ただ単に、「スピーチを作ってください」と入力するよりも、新郎新婦の具体的なエピソードを箇条書きで書いていくと、より詳しく、リアルなスピーチを書いてくれるので、積極的に箇条書きで情報をChatGPTに渡してあげましょう。
ChatGPTは基本的に、より詳しい前提条件を渡せば渡すほど、より良い文章を作成してくれるようになります。
【活用法③】反省文、謝罪文をつくってもらう
他にも、謝罪文や始末書などの作成も得意です。
こういうめんどくさい文章作成は、ChatGPTに叩き台を作ってもらって、そこからおかしい箇所、不自然な箇所を人間の手で直していくのが望ましいですね。
例えばこちらは、社用車を破損してしまった際の始末書の叩き台を、ChatGPTに作ってもらったところです。
ChatGPTが公式で、AIが生成した文章かどうかを判定するツールを公開していますので、こちらを使うことで、AIに自動で作らせた文章なのかどうかを高い精度で見分けることが可能となっています。
文章作成はあくまで叩き台として、皆さん自身の考えや状況を反映させてから、最終的に提出することをオススメします!
【活用法④】今日の運勢を占ってもらう
ChatGPTは占いをすることも可能です。
「占い師になりきって◯◯を教えて下さい」というと、その通りの内容で、占いしてくれます。
「あなたは占い師です」という書き方をすると、「私は文章生成AIですので占い師ではありません」というような返し方をしてくることもあるので「占い師になりきって」という書き方をオススメします。
ラッキーカラーやラッキーアイテムなどを教えて下さい、というような条件を付け加えると、更に具体的な占いを生成してくれます。
【活用法⑤】相談相手になってもらう
ChatGPTの最も便利な活用方法は、あらゆることの相談相手になってもらうことです。
ダイエットでも勉強方法でも、副業の稼ぎ方でも恋愛相談でも、回数に限度なく、何度でも相談・アドバイスをしてくれます。
単純な相談だとごく一般的な回答で「そんなことわかっとるわ」という感じですが、より詳しく会話を重ねていくことで、より皆さん自身に向けて最適なアドバイスをしてくれるようになりますよ。
例えば先程のダイエットについての相談の回答の1番は「目標を設定する」という話だったので「小さな目標設定について、より具体的にアドバイスを下さい。」と追加で質問してみました。
すると、より内容を深堀りしたアドバイスをしてくれるようになります。
こういった流れで、どんどん質問していって、明確なアドバイスを貰えるようにしていきましょう。
ChatGPTのメリットは、いくらでも無限に相談に乗ってくれるという点です。
ダイエットの質問でも、アドバイスでも、愚痴でも、いくらでも気が済むまで回答を返してくれます。
人間相手だと、相談に乗ってもらったとしても無限に答えてくれるということはありませんから、ChatGPTを相談相手に使うのは、非常に便利ですね。
【活用法⑥】キャラになりきって回答してもらう
ちょっと番外編ですが、ChatGPTに特定のキャラクターになりきってもらうということも出来ます。
「◯◯の◯◯の口調で、◯◯の方法を教えて下さい」
という形で入力すると、本当にキャラになりきった形で回答を返してくれます。
例えば、ドラゴンボールのベジータ口調でダイエットのアドバイスを求めてみたのがこちら。
冒頭からして面白いですが、「これを守らなければ超サイヤ人になることもできなくなるぞ」と、いい感じのオチを付けてくれるところもポイントが高いです。
ちなみに、「以降はすべて◯◯の口調で返事してください」と入力すると、その後の回答もすべてその口調で回答してくれます。
この方法を使えば、ロールプレイ的な会話も可能ですね。
その場合は、キャラクターの設定や口調、語尾などの情報も合わせて入力してやると、より精度が高い会話が可能になります。
要は、そのキャラクターをChatGPTに教え込んでいく、という作業ですね。
【活用法⑦】英語の文章を添削してもらう
英文の添削も、ChatGPTは得意技です。
「以下の英文を添削して、間違っている所、不自然な所を日本語で解説してください。」という文言と一緒に英文を入力すると、その内容を読み取って、日本語訳と、不自然な部分を指摘してくれます。
単純に「不自然な所を解説してください」だと、回答が英語で返ってきてしまう場合もあるので、ここは「不自然な所を日本語で解説してください」と入力しておくことをオススメします。
【活用法⑧】Excelの関数をつくってもらう
Office Excelを利用する際に、関数を活用することはよくありますが、それをイチから自分で入力することは、結構面倒くさいものです。
そういうときにもChatGPTは活用できます。
「◯◯するExcel関数を作成してください」というように具体的にやりたいことを指示すると、最適な関数を作成してくれます。
条件を箇条書きでまとめて、複数の関数を組み合わせて作成することも可能です。
複雑な関数を作っていく場合は、このように箇条書きで順序立てて指示していくほうが、AI側としても、入力する皆さん側としても、わかりやすくなるのでオススメです。
また、ChatGPTはExcelマクロ(VBA)も作成してくれます。
ここでも具体的な指示、箇条書きで体系的にまとめた上で指示をしていくと、Excel関数もExcelマクロも、よりしっかりとしたものを作成してくれますよ。
【活用法⑨】アイデア出ししてもらう
ChatGPTはブレインストーミング、アイデア出しにも一役買ってくれます。
「◯◯のアイデアを◯個、箇条書きしてください」というような指示をすると、そのとおりの数をザザザっとリストアップしてくれます。
数を多くすると多少重複がある場合もありますが、一瞬でかなりの数のアイデアを出してくれるため、これを大きく眺めて、使えそうなものを拾ってみる、更にChatGPTで深堀りする、といった活用方法があるかと思います。
ただし、あまりに多く箇条書きでアイデアを出させると、文字数制限に引っかかって途中で生成ができなくなる場合もあります。
その場合は、チャットで「続き」と入力すると、その箇条書きの続きをそのまま生成してくれるので、ぜひ試してみてください。
【活用法⑩】要約文を作ってもらう
ChatGPTに文章を読み込ませて、その内容の要約文を作成してもらうことも可能です。
例えば以下のように「以下の文章を◯文字で要約して下さい」と入力し、その下にその文章をコピー&ペーストして入力してみましょう。
ここでは当ブログのGPT-4に関する記事の本文を、ChatGPTに入力しています。
すると、このように入力した文章の要約分を作成してくれます。
この文章の文字数は310文字でした。
ChatGPTで文字数制限を指定した場合、なぜか文字数をひとまわりオーバーすることが多いため、要約文に文字数制限があるのであれば少なめの文字数を指定するのがコツです。
【活用法⑪】オリジナルな小説を作ってもらう
ChatGPTは文章生成AIですので、小説やオリジナルストーリーを作ることも得意です。
例えば「宇宙旅行をテーマにした小説を作ってください」というように依頼すると、このような小説のプロットを作成してくれました。
ただ、何も指定しないで小説を作ってもらった場合、ありきたりな内容だったり、みなさん自身の好みの内容じゃなかったりする場合もあるかと思います。
その場合、例えば自分が作りたい内容の小説やアイデア、プロットなどを「◯◯にしたい」という形で入力していくと、ChatGPTはそのアイデアに沿って小説の内容を含まらせてくれます。
創作活動にも、大いに活用できますよ。
【活用法⑫】オリジナルな歌の歌詞を作ってもらう
ChatGPTは歌詞を作ることも出来ます。
「◯◯をテーマにした歌の歌詞をつくってください」と入力すると、その通りのテーマで作成してくれます。
例えばこのような富士山テーマの歌詞を作ってくれました。
テーマがテーマなので、J-POPというよりは、少し古風な楽曲のイメージなってますね。
ヒップホップ風にしてもらうことも可能です。
富士山+ヒップホップにしてみたところ、このような歌詞が出来上がりました。
一見面白くて笑ってしまいますが、富士山の歴史的な象徴の要素も含めて歌詞を作っているので、かなりポイント高いですね。
【活用法⑬】プログラミングをしてもらう
ChatGPTはプログラミングについても非常に役立ちます。
基本、プログラミングは英文をメインとした文章コードで構成されていますが、それをChatGPTに依頼して作成してもらうことも可能です。
このように「◯◯するPythonコードを作成」という形で指示すると、そのままコピペすれば使えるコードをものの数秒で作成してくれます。
これはプログラマーにとっては本当に画期的で、ChatGPTを使うことで作業効率がものすごく上がりました。
それだけでなく、画期的すぎてプログラマー自体いらなくなってしまうのでないか、とさえ言われています。
現時点では、まだこのコードだけを提示されても、ある程度の知識や経験がないと活用することはできませんが、今後、更に便利になっていくかもしれません。
ちなみに、ChatGPTで生成できるプログラミング言語は以下のとおりです。
ChatGPTが生成可能なプログラミング言語一覧
- HTML
- VBA
- Python
- JavaScript
- Java
- C++
- C#
- Ruby
- Swift
- Go
- PHP
- TypeScript
- Rust
- Kotlin
- MATLAB
- R
プログラミングについては非常に幅広く活用可能です。
プログラミングでの活用方法については、より詳しく、より多くの活用アイデアをこちらの記事にまとめていますので、こちらもあわせてどうぞ。
【活用法⑭】面接の練習をする
ChatGPTは、就職活動にも役立ちます。
例えば具体的に、面接の練習、ロールプレイをすることも出来てしまいます。
「あなたは企業の面接官です」
「面接の練習(ロールプレイ)をしたいので、あなたは面接官になりきって私に1つずつ質問してください」
という形で依頼すると、その通り、1つずつ質問しては返してくれるようになります。
よりリアルな面接をシミュレートしたいのであれば、企業の業種や背景、応募する職種などを事前に入力しておくと、ChatGPTもその意図を汲み取って、より実際の質問内容に近い形で面接官になりきってくれます。
実際の自分の状況や企業の情報を入力して、実際に想定する面接に近づけてみましょう。
個人情報を入力すると、その内容が他の人の文章生成に反映される可能性も、少ないですが、あります。
つまり、個人情報などの具体的な情報を入力するのは避けたほうが無難です。
現在はChatGPTに入力した内容をAI学習に使わせない設定も可能です。
この設定を有効にしておけば、ある程度この個人情報の問題を和らげることが可能ですので、設定しておくことをオススメします。
【活用法⑮】職務経歴書を作ってもらう
他にも、職務経歴書や履歴書を作ることも可能です。
とりあえず叩き台として「私の職務経歴書を作ってください」と入力すると、まずは職務経歴書のテンプレートを提示してくれます。
この文章をコピーしてWordに貼り付けてあとは続きを編集していくのも
その上でこのように「◯◯は◯◯です」と情報を入力していくと、ChatGPTの方で職務経歴書を埋めていってくれます。
また、このように架空の職務経歴書をランダムに作ってもらうことも可能です。
こうして作った架空の職務経歴書をそのまま使う人はもちろん居ないと思いますが、例えば自分が採用側で、いくつか募集があることを想定して、ランダムな経歴書を見てみて、どのような内容だったら実際に雇い入れたいか…などのシミュレーションとして使うことも可能そうですね。
このように、色々なフォーマットの叩き台を作って、それを活用していくことも可能ですので、他の文書の作成にもChatGPTを活用してみて下さい。
まとめ
以上、日常生活でChatGPTを活用する方法まとめでした。
ここに掲載したChatGPTの活用方法は、まだまだほんの一部です。
他にも日常生活で役立つ使い方があるので、皆さんも実際色々なお願いを入力して、ChatGPTを便利に使ってみて下さい。
当ブログも、新しい活用方法を追加していきたいと思いますので、ぜひチェックしていただければと思います。
他にもChatGPTの活用方法や使い方を多数まとめていますので、よければこちらもご覧ください。
以上、参考までに。
それでは!