ChatGPTについて詳しく解説します
- ChatGPTを使ってSEO対策を効率化できる?
- ブログ記事のSEO対策に使える活用法・プロンプトが知りたい
この記事では、上記のような疑問にお答えします。
ChatGPTは日常生活だけでなく、プログラミングやライティング、そして「ブログのSEO対策」においても大いに役立ちます。
本記事では、現役Webライターの筆者が、本当に役立つChatGPTでのSEO対策方法をまとめました。
筆者のプロフィール
- 専業Webライター歴3年9ヵ月
- 多数メディアで350本以上の記事を執筆
- ChatGPT活用歴=リリース日から
- GPT-4をライティングで日々活用中!
この記事を読めば、ChatGPTの活用方法が身につき、SEO上位をより効率的に狙うことが可能ですので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、本記事では有料プランのGPT-4を使用していますが、無料のGPT-3.5でも十分SEO対策に活用可能です。
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目次
著:I/O編集部
TipstourのChrome拡張記事を寄稿しました! 工学社さんより、ChatGPT×Chrome拡張機能を使ってより便利にChatGPTを活用する方法をまとめた書籍に、当ブログの記事が本書の1章に掲載されています。 |
【活用法①】検索意図を推測する
ChatGPTでのSEO対策方法1つ目は、検索意図の推測です。
以下のプロンプトを入力すると、キーワードに沿った検索意図を推測してくれます。
【プロンプト】
あなたはプロのWebマーケターです。
[記事キーワードを挿入]でGoogle検索する人の検索意図を考えてください。顕在的なニーズだけでなく、潜在的なニーズも推測すること。
上記のように、顕在ニーズ・潜在ニーズごとに細かく考えてくれます。
的外れな検索意図が出力されることもありますが、自分では盲点だったアイデアを出してくれる場合もあるため、ChatGPTで検索意図を深掘りするのは非常に有効的な使い方です。
【活用法②】記事構成案の作成
ChatGPTでのSEO対策方法2つ目は、記事構成案の作成です。
以下のプロンプトを入力すると、キーワードに沿った記事構成案を作成してくれます。
【プロンプト】
あなたはプロのWebライターです。
[記事キーワードを挿入]というキーワードで、ブログ記事の構成を作成してください。
#ルール
・誰でも知っている情報だけではなく、専門的な内容も書くこと。
・専門知識のない人でも理解できるように、専門用語や難しい話は、わかりやすい説明や事例を入れること。
・見出しはマークダウンで出力すること。
今回はかなり簡易的なプロンプトを用いましたが、画像のようにボリュームのある構成案が出力されました。
ただ、このままの構成で記事を作ってもSEO上位は狙えないため、以下のような調整が必要になります。
- 足りない見出しを追加する
- 各見出しの文言を調整する
- 見出しを最適な順番に入れ替える
ChatGPTで作成した構成をベースとして追記・修正をおこない、記事構成を完成させていきましょう。
【活用法③】タイトル案の作成
ChatGPTでのSEO対策方法3つ目は、タイトル案の作成です。
以下のプロンプトを入力すると、キーワードと構成に沿ったタイトルを提案してくれます。
以下のキーワードと構成でブログ記事を作成します。[記事キーワードを挿入]でGoogle検索したユーザーがクリックしたくなるようなブログ記事のタイトルを提案してください。
・タイトル案は10個ほど出すこと。
・タイトル前方に[記事キーワードを挿入]を含ませること。
プロンプトに「タイトル前方にキーワードを含ませる」というルールを入れることで、SEOを考慮したタイトル案を簡単に作成可能です。
上記のなかであれば「SEOの対策方法とは?初心者から上級者まで使える実践テクニック」などは、そのまま使っても問題ないレベルだと思います。
見出しやマイクロコピーなどにも使えるため、ぜひ様々なアイデア出しに応用してください。
【活用法④】リード文の下書き
ChatGPTでのSEO対策方法4つ目は、リード文の下書きです。
以下のプロンプトを入力すると、記事タイトル・構成に合ったリード文を作成してくれます。
以下タイトル・構成のブログ記事のリード文として、読者が読み進めたくなるような文章を作成してください。
・文章は300文字程度に収めること。
・読者が抱える悩みに対する共感、記事の目的、記事を読んで読者が得られるメリットを文章内に入れること。
プロンプトで「読者が抱える悩みに対する共感、記事の目的、記事を読んで読者が得られるメリットを文章内に入れる」と指示することで、より読者を惹きつられるリード文を作成可能です。
とはいえ、出力されたリード文はあくまで下書きです。
そのまま使うと非常に読みにくく、読者の離脱率を上げてしまうため、改行や文章表現などの微調整をしてから使いましょう。
【活用法⑤】本文の下書き
ChatGPTでのSEO対策方法5つ目は、本文の下書きです。
以下のプロンプトを入力すると、記事タイトル・構成に沿った本文を執筆してくれます。
以下は[記事タイトルを挿入]というブログ記事の記事構成です。見出しごとに専門性の高い本文を書いてください。
・誰でも知っている情報だけではなく、専門的な内容も書くこと。
・専門知識のない人でも理解できるように、専門用語や難しい話は、わかりやすい補足説明や例え話を入れること。
・H2は章の導入文として200文字程度で書くこと。
・H3見出しは300〜400文字程度で書くこと。
・原則PREP法で書くこと。
記事本文をChatGPTで出力する際、構成を1度に丸ごと入力すると、どうしても内容が薄くなる傾向にあります。
そのため、H2・H3を1セクションとして、見出しごとに細かく分けて出力してもらうのがポイントです。
その分手間と時間はかかりますが、より専門的なところまで書いてくれますし、記事のボリュームも格段に上がり、SEO的にも良い効果が期待できます。
ただしChatGPTで出力した本文には、間違っている情報が入っていたり、他サイトと酷似していたりする場合もあるため、そのまま使うのはNGです。
あくまでベースとして用い、自分でリサーチした内容も含めて追記・修正してから使いましょう。
【活用法⑥】キーワード・共起語を盛り込む
ChatGPTでのSEO対策方法6つ目は、キーワード・共起語の盛り込みです。
以下のプロンプトを入力すると、本文中に必要なキーワードや共起語を自然に盛り込めます。
【プロンプト】
以下のテキスト内に[盛り込む共起語を挿入]というキーワードを盛り込んで、文章を作り直してください。
#ルール
・見出しは変更せずそのまま使うこと。
・違和感が出ないように、自然にキーワードを盛り込むこと。
[記事本文を挿入]
今回は、先ほど作成した本文中に1度もなかった「Google」という共起語を含めてみました。
キーワード・共起語の盛り込みは、現在のSEOではそれほど重視されていないため無理に入れる必要はありませんが、狙いたいキーワードが複数ある場合などには有用です。
なお、共起語は『ラッコキーワード(共起語検索)』で簡単に調べられます。
【活用法⑦】メタディスクリプションの下書き
ChatGPTでのSEO対策方法7つ目は、メタディスクリプションの下書きです。
以下のプロンプトを入力すると、記事のタイトル・構成に合ったメタディスクリプションを作成してくれます。
以下のタイトル・構成でブログ記事を作成します。内容に適したメタディスクリプションを作成してください。
今回は記事タイトルと構成に合わせて出力しましたが、リード文や本文を読み込ませると、さらに良い文章を作成してくれます。
メタディスクリプションを設定したからといって、劇的なSEO効果があるわけではないものの、設定しておくに越したことはありません。
100文字程度の短い文章のため、自分で書いてもそこまで時間はかかりませんが、ChatGPTを使うと記事を要約してパッと出力してくれるため非常に便利ですよ。
【活用法⑧】よくある質問のアイデア出し
ChatGPTでのSEO対策方法8つ目は、よくある質問のアイデア出しです。
以下のプロンプトを入力すると、記事のタイトル・構成に合ったメタディスクリプションを作成してくれます。
【プロンプト】
[記事キーワードを挿入]でGoogle検索するユーザーが抱える疑問や不安の例を、「よくある質問」としてQ&A形式で5つ提案してください。アンサーは200〜300文字程度でなるべく簡潔にわかりやすく答えること。
よくある質問は、構造化マークアップの設定をすることで検索結果の「関連する質問」に表示されやすくなるため、近年のSEOでは重要性が増しています。
また、記事本文で満たせなかった検索意図、含められなかったキーワードなどの補完にも利用できるため、ChatGPTでのよくある質問のアイデア出しは非常に有用です。
「初心者向け」「上級者向け」などと、ターゲットの知識レベルに合わせたプロンプトを入れると、より深い内容の案を出してくれますよ。
【活用法⑨】難しい話のたとえ・言い換えの提案
ChatGPTでのSEO対策方法9つ目は、難しい話のたとえ・言い換えの提案です。
以下のようなプロンプトを入力すると、専門的な難しい話をわかりやすい内容でたとえてくれます。
【プロンプト】
「〇〇」と「〇〇」の違いを小学生でもわかるような比喩表現を用いて簡潔に説明してください。
SEO上位を獲得するには、読者がストレスなく読める文章を書くことが大切です。専門用語ばかりの記事は非常に読みづらく、読者が離脱しやすくなる原因となります。
とはいえ、なかなか良いアイデアが浮かばなかったりするものです。
伝わりやすい表現にたとえる・言い換えることは、ChatGPTの得意領域ですのでぜひ活用してみてください。
また、似たような使い方として、類語や対義語、正規表現の確認をする際にも有用です。
【活用法⑩】文章のリライト・校正
ChatGPTでのSEO対策方法10個目は、文章のリライト・校正です。
以下のプロンプトを入力すると、指定した文章をよりわかりやすい文章に書き換えてくれます。
【プロンプト】
以下の文章を、なるべく文体は変えず、〇〇向けにわかりやすく書き直してください。
[リライトしたい文章を挿入]
今回は、先ほど作成した文章を経営者向けにリライトしてもらいました。
ChatGPTでリライトする際は、上記プロンプトの「〇〇向け」ようにリライトの目的を伝えることが大切です。
以下を参考に、リライトする目的に合わせてプロンプトを作ってみてください。
- ターゲットを絞り込みたい:「初心者向けに」「主婦向けに」など
- 文章のトンマナを変えたい:「堅めの文章に」「やわらかい文章に」など
- コンバージョンを増やしたい:「セールス重視の文章に書き換えて」など
なお、リライトは基本的に、記事の順位チェックと合わせておこないます。上位を狙えそうな記事や、順位が落ちてきた記事などは積極的にリライトすると良いでしょう。
おすすめ順位チェックツールは下記の2択です。
Windowsユーザーなら「GRC」、Macユーザーなら「Rank Tracker」を選んでおけば間違いありません。
おすすめ順位チェックツール
- Windowsユーザー:GRC
- Macユーザー:Rank Tracker
まとめ
以上、ChatGPTでのSEO対策方法・プロンプトを解説しました。
ChatGPTは、SEO対策やライティングの様々なシーンで活用でき、これからブログで稼いでいきたい方にとって非常に心強いアシスタントになります。
ぜひ本記事で紹介した活用方法を実践し、ブログ運営を効率化していきましょう!
なお、当ブログでは「ChatGPT✕ブログ」で稼ぐ正攻法についても詳しく解説しています。ブログ運営にChatGPTを活用していきたい方は、ぜひこちらの記事も参考にご覧ください。