バリ空港で、荷物の中身を漁られました。
…ということで、こんにちは。
2018年2月、バリ島からとなりのロンボク島へと渡るための飛行機でフライト中、チェックイン時に預けていた荷物を漁られて、中身を盗まれてしまいました。
今回は、完全にぼくのミスです。
不覚ですが、備忘録と注意喚起のためにその顛末と注意点などをまとめておきたいと思います。
バリ島へ旅行するみなさん、どうぞご注意くださいませ…。
目次
- バリ空港で預けたバックパックの中身を漁られ、現金を盗まれた
- バックパックの場合、常日頃から中身を漁れているのかもしれない
- 現金は「携行品損害」保険の対象外!
- 一番の対策は空港のラッピングサービスを使うこと!
漁られたのはバックパックでした
今回、中身を盗まれたのは、チェックインで預けた旅行用のバックパックでした。
バリ空港にて預けた荷物が一時保管され、目的地・ロンボク空港の手荷物回収所に届くまでの間で、バックパックの中身を漁られ、中にしまっていた現金を抜き取られたのです。
一般的なバゲッジの盗難というと、バッグそのものが戻ってこない…というパターンが多いのですが、ぼくの場合、預けたバッグそのものを盗まれたのではなく、中身を漁られたうえ、金目のものだけを盗まれた格好です。
「一箇所にお金を入れておくと盗まれた時に怖いよね」ということで、バックパック内の奥に現金をいくらか忍ばせておきました。
ロンボク空港に到着してバックパックを開けてみると、整理して入れておいた荷物が不自然に散乱している。
まさか…と思ったら案の定、中身がガッツリと漁られていました。
幸か不幸か、盗まれたのは巾着袋に入れていた現金のみ。(巾着袋は無事!)
撮影用のレンズやHDDなども同じくバックパックの中に入れていたのですが、こちらは無事でした。 よかった…。
中身を盗まれたのはバリ国際空港→ロンボク空港間
盗まれたのはこちらの便。
ライオンエアーの運行する、バリ・デンパサール空港→ロンボク空港間の国内線です。 (フライトコード:JT954)
こちらがバリ・デンパサール空港の国内線のチェックインカウンター。
荷物預けとチェックインは、普段どおりです。 何もおかしいところはありませんでした。 (当たり前か)
ライオンエアーの利用ははじめてでしたが、LCCというだけあって案の定、フライトは遅延。
預けていた時間としてはまるまる7時間ほどとなり、この間にバックヤードで荷物を漁られていた…ということになりますね。
ロンボク空港につくころにはもうあたりは真っ暗。
荷物回収所でバックパックを受け取って中身を見てみると、前述の通り、キレイに現金だけが抜き取られておりました。
バックパックの施錠やロックなどは皆無!
今回は愚かにも、バックパック自体は鍵でのロックなどを何もせず、無防備な状態でそのまま預け入れた状態でした。
それぞれの空港での預けた荷物の一時保管や移動の方式を知らないのでなんとも言えませんが、一般客が立ち入れないエリアで盗まれたことは確実です。
そうなると、ほぼ確実に盗んだ犯人はバリ空港かロンボク空港の従業員だと思われます。
(犯人がライオンエアーの従業員なのか、それとも他のスタッフなのかは不明。)
もしかすると、バックパックで預け入れた場合、盗まないにしても高確率で中身を漁られているのかもしれません。
施錠されていないバックパックを預け入れるということは、常に中身を漁られるリスクが伴う。 ということは、考えておくべきかもしれませんね。
先進国である欧米ですら、手荷物の盗難が多数発生しているということがあるのだから、東南アジアで起きないわけはありません。
スポンサードリンク
バリ空港はそもそも治安が良くない
もともとバリ空港はボッタクリタクシーなどもしつこく、治安はよくない部類に入ると思います。
バリ島は観光地化されてはいますが、スリや盗難等のリスクはいぜん高く、注意が必要です。
興味があれば、こちらも合わせてご覧ください。
【バリ】デンパサール空港から徒歩で近隣ホテルまで歩いてみた! 道筋や所要時間や安全性、疲労度などまとめ | Tipstour
盗まれた金額
ということで結局、盗まれた金額は…こんな感じになります。
額面 | 日本円換算 | |
---|---|---|
日本円 | ¥30,000 | ¥30,000 |
シンガポールドル | $100.00 | ¥8,047 |
USドル | $250.00 | ¥26,427 |
合計 | - | ¥64,474 |
うーん、かなり痛い。
というか、こんな大金を施錠もしていないバックパックに入れて人に長時間預けるなんて、今思えば思うほど、自分の不用心さが恥ずかしくなってきますね…。
現金は「携行品損害」の対象外!
こうした盗難被害に対する保険として「携行品損害」という補償があります。
携行品損害とは、旅行期間中に自分の持ち物が盗まれたり、破損したりした場合に上限金額まで補償してくれる、というものです。
例えばPCを盗まれたという場合、そのPCの代金を補償してくれる、というもの。
PCやカメラなどが万一盗まれてしまった場合、今回はこの携行品損害の補償を受けるつもりでした。
しかし! 現金は携行品損害の対象外となっています。
一般的に携行品損害の対象外とされるモノは以下の通り。
- 現金
- 小切手
- クレジットカード
- 定期券
- 運転免許証
- コンタクトレンズ
- データやソフトウェア
- 危険な運動を伴うスポーツ用品 (保険対象外となるスポーツ…サーフィンや登山、スカイダイビングなど)
今回盗まれたのは現金だけだったので、見事に対象外となってしまいました。
現金が対象外なのは確認済みでしたが、それならばなおさら、現金は肌身離さず身につけておくべきでした。
ひとつの財布にすべての現金を入れるのもリスクですが、かといって手の届かない場所に入れてしまうのもリスクということですね…。
そうなると、常に持ち歩くバッグに財布と、少しの現金を入れた袋の2つを分散して持っておくというのが、安心そうです。
と思った方には、エポスカードがオススメです。
理由はこの以下の3つ。
- 永年・年会費無料
- 海外旅行保険が自動付帯される (使わなくてもOK)
- 携行品損害も自動付帯される (1回の旅行につき20万円まで補償)
意外と、これらの条件をクリアーしたクレジットカードは他にありません。
持っていると年会費がかかったり、旅行前に国内の移動で使わないと保険が付帯されなかったり、といった条件があるものがほとんどです。
その中で、ずっと無料で持てて、かつ自動的に海外旅行保険が効くのはエポスカードだけですね。
ひとまず、作っておいて損はありません。
荷物を漁られないようにするための対策
クレジットカードで補償をしていたとしても、荷物を盗まれるときには盗まれるし、中身を漁られる時は漁られてしまいます。
携行品損害の補償があろうとなかろうと、盗まれる可能性はありますので、最低限のガードはやはり、固めておくべきなのでしょう。
…ということで、最後に預けたバックパックなどの荷物を漁られないようにする対策を考えてみましたので、まとめてご紹介します。
対策1:ラッピングサービスを利用する
一番の対策は、空港のラッピングサービスを利用することです。
それなりの規模の空港には、こうしたラッピングサービスが設置されています。
預ける荷物の周りをビニール袋でグルグル巻きにすることで、チェックイン後、荷物を預け入れた後に中身を漁られるリスクを大幅に低減できます。
こちらは有料サービスですが、包装を破らない限り中身を漁ることが不可能なレベルで、グルグル巻きにしてくれます。
中身の盗難はもちろん、妙なモノを紛れ込ませて犯罪に巻き込まれるリスクも、一緒に低減できます。
また、預けたケースの破損やキズなどの防止効果もあります。
こちらはバックパックをラッピングしてもらったもの。
ご丁寧に、持ち運び用の取っ手まで付けてくれました。
ラッピングの証明シールも貼ってくれます。
どんな効力があるのかは不明ですが、会社のロゴと番号が入っているので、空港の正規のラッピングサービスを使って封をした、という証明になりそうです。
(これはむしろ、変なモノを紛れ込ませられた際の無実の証明としての目的の方が強いかな?)
ラッピングサービスの値段
ラッピングサービスの料金は、国や空港によって違います。
今回、ぼくが確認した空港での料金はこんな感じでした。
- ロンボク空港: 6万ルピア (464円相当)
- バリ空港(国際線): 8万ルピア (619円相当)
- 成田空港(参考): 1,000〜1,500円程度
400円〜600円ぐらいでリスクが回避できるなら、御の字ですね。
こうしたラッピングサービス、旅行客よりもローカルの人の方が多く使っているような印象があります。
自分の移動と共に、荷物の運搬をスモールビジネスとしてやっているような人は、念には念を入れてなのか、スーツケースに限らず、ダンボール箱などにも念入りにラッピングをしているようでした。
スポンサードリンク
対策2:鍵をかける
バッグ自体でロックすることが可能ならば、これは必ずやっておきましょう。
スーツケースであれば、ロック機構が付いていることが多いので、簡単ですね。
しかしバックパックの場合、南京錠などでロックしたとしても、刃物などを使って破ってしまえば中身を取り出してしまえるので、どうしても気休めではあります。
しかしそれでも「中身を漁るのに余計なひと手間がかかる」というだけで抑止力にはなります。
いくらバックヤードで荷物を漁るとはいえ、ロックされていて中身を漁るのが大変な荷物に時間と手間とリスクをかけてまで取り掛かるかというと、そうではないでしょう。
…しかし、バックパックの場合はやっぱりどうしても気休め程度には、なってしまいますね。
対策1のラッピングサービスで完全包装してしまうほうが、間違いがなさそうです。
まとめ
- バリ空港で預けたバックパックの中身を漁られ、現金を盗まれた
- バックパックの場合、常日頃から中身を漁れているのかもしれない
- 現金は「携行品損害」保険の対象外!
- 一番の対策は空港のラッピングサービスを使うこと!
以上、現金盗難の顛末と対策でした。
ラッピングサービスを確実に利用しておけば、中身を漁っての盗難は、ほぼ完全に防げると思います。
今回は完全にぼくの油断が招いた不注意でした。
みなさんも、ぼくのような凡ミスで貴重な荷物を盗まれることが無いよう…ぜひ、気をつけてくださいね!
それでは!