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Excelについて詳しく解説します

Excelで、文字列を分けて表示させたい!

……という方向けに、この記事を書きました。

たとえば、名前を性と名に分けて表示させたいときってありますよね。

この記事では、Excelで文字列を分割する方法について解説しています。

 当記事はExcel2021の操作画面で解説しておりますが、過去バージョンのExcelでも操作方法は同様です。

 

【手順①】区切り位置を使って分割する方法

下記の表を例に解説します。

name_table

まずは、文字列を分けたいセルを全て選択しましょう(今回はB2からB6)。

次に、「データ」「区切り位置」の順にクリックします。

data_divide

下記画像が表示されるので、「コンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」「次へ」の順にクリックします。

divide_wizerd

すると、次の画面に切り替わるので、「スペース」にチェックを入れ「次へ」をクリックしてください。

データのプレビュー内で、性と名の間に縦線が入ればOKです。

wizerd_space

 区切りたい文字によって、クリックするチェックボックスは変わります

画面が変わったら、表示先のセルを選択します。

wizerd_complete

表示先は、開始位置のセルを選択してください(今回はC3)。

そして「完了」を押せばOKです。

アラートが表示されますが、そのままOKボタンを押します。

Name_table_complete

これで、文字列を分割できました!

【手順②】関数を使って、文字列を分割する方法

次は、関数を使って文字列を分割してみます。

別の表でやってみましょう。

excel_table_name

使う関数は、

  • Find関数
  • Left関数
  • Right関数
  • Len関数

です。

各関数の書き方について、それぞれ解説します。

Find関数

Find関数は、検索したい文字が、その文字列の何番目にあるのか表す関数です。

Find関数の書き方は、下記のとおりです。

=Find(検索したい文字列のあるセル、その文字列が含まれている文字列)

Left関数、Right関数

次に、Left関数とRight関数です。

それぞれ、文字列の左右から指定した文字数分を取り出せます。

書き方は、以下のとおりです。

=Left or Right(該当の文字列の入ったセル、抜き出したい文字列)

Len関数

Len関数は、該当セルの文字列の数を表示させる関数です。

書き方は、以下のとおりです。

=Len(文字列の入ったセル)

Len関数については、下記の記事でも解説しています。

 https://tipstour.net/excel-x-len-count-stringの記事を内部リンクしたいです

Left関数とFind関数を使って性を取り出す

まずは、Left関数を使って性を取り出してみます。

今回の表にある田中さん(B3)なら以下のように書きます。

=Left(B3,2)

ただし、性は2文字だけとは限りません(B6)。

そこで「スペースよりも前の文字列を抜き出す」と、考えてみましょう。

該当のセルから特定の文字を探すには、Find関数を使うので、以下のように書きます。

=Find(" ",B3)

そして、さっきのLeft関数と組み合わせると……。

=Left(B3,Find(" ",3))

となり、さらにスペースよりも前の文字列を抜き出すのでスペースよりも1つ前なら、

=Left(B3,Find(" ",3)-1)

となります。

excel_tabel_name_left

これで、性を正確に抜き出せました!

Right関数,Find関数,Len関数を使って名を抜き出す

次は、名を抜き出します。

まずは、Right関数ですね。田中さんの場合(B3)なら

=Right(B3,2)

となります。

しかし、名前も2文字とは限りません。

さらに名の場合は、性と同じように書くとスペースも含まれてしまいます。

そこで、「全体の文字数から、スペースのある位置分を引いた数だけ右から抜き出す」と考えてみましょう。

したがって、

=Right(B3,Len(B3)-Find(" ",B3))

となります。

excel_table_name_right

これで、名も抜き出せました!

まとめ

以上、文字列を抜き出す方法について解説しました。

ぜひ試してみてください。