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旅行について詳しく解説します

  当記事は2016年に執筆した記事ですが、2024年現在もジャワ島とバリ島の違いは健在です。

そのままお読みいただければと思います。

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インドネシア・バリ滞在中です。

インドネシアでは2週間かけて、ジャワ島(ジャカルタ/ジョグジャカルタ)とバリ島(クタ/ウブド)をまわる感じです。

この国を訪れるのは今回が初めてなのだけど、インドネシアという国、単純にひとつの文化や言葉では表せない。

あらゆる所が異なっていて、ジャワ島とバリ島とで全く違う国のような感覚すらありました。

(実際、インドネシアの前に訪れたフィリピンなんかは、マニラとセブはそんなに文化的な違いは感じなかったし。)

 

というわけで、ジャワ島とバリ島はこんだけ違うんだぜ、というのを旅行者目線でまとめてみたりします。

「どうせ東京と大阪程度の違いでしょう?」と思ったら大間違い、言語も宗教も、交通事情もぜんぜん違うんだぜ。

ジャワ島

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ジャワ島はイスラム教徒が住民の殆どを占めるのだけど、日本人が想像するイスラム教の服装をしているのは、女性のヒジャブ(頭を覆う布)ぐらいで、男性の服装はTシャツにジーパンというような、実にふっつーの服装でした。

なので、実は思ったよりもイスラム教の国だと感じない島だったりします。 イスラム教徒というよりも、まさしく南国民って感じ。

言語

そういえば、言語自体もジャワ島とバリ島で異なるみたいです。

せっかく1週間ほどジャワ島をまわって言葉を覚えてきたのに、バリ島に渡った途端に知っている言葉がほとんど通用しなくなってて、ちょっと泣いた。 (まあ、英語は通じるからいいけど!)

ジャワ島の言語はインドネシア語。 ジャワ語と呼ぶこともあるらしい。

ありがとうは「トゥリマカシ」です。 これを覚えておいて現地で使うと、けっこう喜ばれるよ。

交通事情

僕はジャカルタとジョグジャカルタしか旅していないのだけれど、公共の交通機関がわりかし便利で、種類が豊富なのがよいですね。

外国人も利用しやすいジャボデタベックと呼ばれる電車(2000ルピア→20円ぐらい。 激安運賃。)や、トランスジャカルタと呼ばれるローカルバスなど。 ジャワ島を結ぶ長距離鉄道なども、35万ルピア、3500円程度という安価さで利用できます。 (この価格帯で最上級の客室。)

更にはブルーバードタクシーのような、ひと目でわかる優良タクシーなども多く、意外と旅行者にも優しい交通事情だと僕は感じた。

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まあ、ダイヤ通りの運行は当然ないけれど、料金システムが明確で、価格交渉という要素があんまり発生しない辺りはかなり気に入ったところ。

(ちなみにフィリピンはジプニーの行き先がよくわかんなかったり、タクシーは料金をふっかけてくるのがデフォルトだったりと、面倒くさかった。)

アルコール類

ちなみにジャカルタもジョグジャカルタも、とにかくビールやアルコール類が売ってません。

どうやら2015年4月からコンビニやスーパーマーケットでのアルコール類の販売が禁止されたらしく、どのコンビニをまわっても酒はどこにも売ってないみたいだ。

限られた場所でしか飲めないようになっているようで、ほとんど目につかないというのがリアルな所です。

ある意味で、これがイスラム教の国なのか…と痛感する部分だった。

喫煙事情

僕は、その酒が飲めない影響だと思っているのだけど、喫煙者率が半端無く多いです。 息をするか、タバコを吸うかというぐらい、路上で喫煙しまくりです。

酒が飲めないという宗教上の理由の反動が、タバコに来てるのだろうなというのは間違いないっぽいですね。 タバコは街中のいたるところで購入できるので、ローカルは老若男女問わずにタバコを吸ってます。 平均寿命、低そうだな…。

バリ島

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バリ島は、とにかく色鮮やか。 イスラム教徒よりもヒンドゥー教徒の方が大多数を占めるということも影響して、かなり異なる文化と雰囲気になってます。

バリ島に着くとまずわかるのが、道という道にチャナンと呼ばれるお供え物が置いてあること。 このお供え物の存在が、ジャワ島とバリ島の違いを際立たせる要素のひとつのようにも思える。

個人的な感想だけども、イスラム教は禁欲的な側面が強いように思うけども、ヒンドゥーはもう少し自由で、なんでもありのような雰囲気を感じたりしますね。

言語

バリ島の言語はバリ語。

バリ語でありがとうは「マトゥル スクスム」だそうです。 インドネシア語とバリ語では、方言ぐらいの違いどころじゃなく、まったく違う言語と単語なんですね。 これは混乱するわ。

インドネシア語とバリ語だと、下記のページに並べてまとめてあるので、参考になります。 どうぞ。

ちょっとバリ語しませんか
 
 

ちなみに、食べ物の名前の呼び方やスペルは同じでした。 ナシゴレン(Nasi Goreng)とか、ミーアヤム(Mie Ayam)とか。

交通事情

どうやらバリ島の中ではローカルバスというものがほとんど存在しないらしく、バリ島内を旅行するには車をチャーターしたり、バイクをレンタルしたりという手配をしないといけない…と、意外と面倒くさい。

バイクのレンタルは、交通量の多さや運転の荒さなどを考えると、正直いってあまり自分では運転しない方が良いと思う。 まあ、これはバリ島やインドネシアに限らず、東南アジア全般にいえることだけども。

ジャワ島で便利だった鉄道は、バリ島には存在しません。 まあ、大きさで比べたらバリ島の方が全然小さいしね…。

アルコール類

ちなみにバリ島の方では、ビールやアルコール類がめちゃくちゃ沢山置いてあります。 インドネシアビールのビンタンをはじめとして、スミノフアイスやサンミゲル(フィリピンのビール)、カクテル等…いたるところで酒を見かけます。

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僕は特別酒飲みじゃないけれど、ジャワ島での禁酒旅行の反動で、ついグビグビいっちゃいますね。 バリ島最高!

バリ島はイスラム教徒ではなくヒンドゥー教徒の方が圧倒的に多いというのが、酒類が普通に手に入る理由のひとつだと思います。 あとは、リゾート地なので酒がなければ旅行客が離れるとか、そういう事情もありそう。

あまり観光客自体を見かけなかったジャワ島と違って、バリ島は観光の名所なのも、この酒の有無の違いが影響しているんじゃないか、というのも頷ける話。

 

喫煙事情

酒が買えるということもあってか、喫煙者率はジャワ島に比べて低いように感じます。 まあ、タバコは普通に売ってるし、普通に路上で吸ってる人もいるけれど、ジャワ島と比べると明らかに喫煙者率は低い。

ローカルが酒を飲んでいるところはあまり見かけないけれど、息を吸うようにタバコを吸うローカルの姿もそんなに見かけないので、恐らくはそういうことなのだろう…。

バリ島が気になったら、こちらもどうぞ

インドネシア バリ島とヌサ・テンガラ | ワンダフルインドネシア

色々なことが違う

まあ、そんなこんなで実際に旅行してみると島ごとに交通事情も宗教も全然違う! ということがよくわかります。 インドネシア、奥深いです。

ジャワ島バリ島
言語インドネシア語バリ語
宗教イスラム教が主ヒンドゥー教が主
交通事情公共の交通機関が豊富
(鉄道、バス)
公共の交通機関は
ほとんどない
アルコール類ほぼ売ってない沢山!
喫煙事情喫煙率・高喫煙率・普通

 

しかしながら、ジャワ島とバリ島のふたつの大きな島を旅行しただけなので、もしかするとその他の島は更に文化や雰囲気が異なるかもしれない。 例えば、カリマンタン島とか、スマトラ島とかね。

どちらにせよ、ひとくくりに大きく「インドネシアの文化ってこんな感じだよ」とは言えないということなのだろう。 そう感じます。

2億人という東南アジア最大の人口を誇りつつも、みんながみんな同じ文化圏じゃないというところは、ビジネスをする上でも多分重要なところだと思います。

それでは!