- チームで共有しているExcel管理表がある。
- 期限日付が近づいてきたセルに、自動的に色を付けて目立たせるようにしたい
- 期限や締切のためのアラート機能を管理表で行いたい
Excelでスケジュール管理表などを作るときに、覚えておくと役に立つテクニックです。
締切日が近づいてきた作業を目立たせるために、そのセルを太字の赤字などして、わかりやすく目立つようににしたいこと、ありますよね。
ほぼ毎日スケジュール管理をしているなら手動でも良いのですが、自動化でできる機能がExcelには備わっています。
スマートなみなさんは是非、自動化しましょう!
その方法についてまとめました。
目次
【方法】日付によって赤字にする方法
さて、その手段ですが「条件付き書式機能」を使います。
説明画面はExcel2010ですが、基本的な方法はExcel各バージョン共通です。
今回は、この図の日付で期限に近いものを赤字・太字で表示するよう設定します。
まずは対象となるセルを選択したまま、Excel画面上部の「ホーム」タブから「条件付き書式」をクリック。
次に「ルールの管理」へ。
条件付き書式の設定画面が表示されるので、新規ルールをクリックします。
新しい書式ルールウィンドウが表示されるので、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。
すると、ウィンドウに条件式を入力するバーが表示されるので、下記の通りの数式を入力します。
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この数式は、「対象のセルが今日の日付か、それ以前のものかどうか」を示す条件式です。
この条件にあてはまる場合のみ、指定した条件付き書式が有効になるというわけですね。
書式設定画面で、赤字の太字に設定。
こんな感じで、今日の日付の部分だけ、自動的に赤太字になるようになったと思います。
この画像は8月20日に時点でのものですので、8月20日のみが赤字・太字になって表示されています。
入力する数式
数式にて日付を指定しているので、当然数式の値を修正すれば1日前や1週間前、1か月前など色々な日付で条件付き書式を設定できます。
下記、設定例です。
日付が今日になったものを赤字にする
日付が1日前になったものを赤字にする
対象セルから数値をマイナスすることで、日付を○日前に変更できます。
1日前ということであれば「-1」です。
日付が1週間前(7日前)になったものを赤字にする
ちなみに、この条件付き書式は複数設定できるので、1日前は赤色、1週間前は黄色、などと色んなパターンで設定することもできます。
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動画
実際の設定画面を動画にしてみました。 こちらも参考までに、ご覧くださいませ!
まとめ
- 条件付き書式機能を使う
- Today関数を使って条件式を作る
- 強調したい日付は数式を変更すれば自由に修正可能
- 日付の複数条件を付けることも可能
この方法を用いれば、視覚的にわかりやすく、かつ自動化できるようになります。
自分だけではなく、チームなど多数の人間が共有して使う管理表を作るのであれば、なおさら有用なテクニックとなります。
ぜひ覚えておくことを、おススメします!
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