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動画広告を使ったら、YouTubeチャンネルの登録者数を増やすことが出来るのだろうか?

という実験をしてみました。

先に結論をお伝えしますが、結果としては「確実に増やせる」です。

 

こんな記事を書きました
【YouTube】チャンネル登録者数を増やすのに使える「動画広告」とは?【特徴と効果を解説します】 | Tipstour

YouTubeでは、動画を検索上位に優先的に表示させる動画広告が可能です。

この動画広告を利用することで、見てもらいたいターゲットに素早く視聴してもらうことができ、そしてチャンネル登録者数を増やすことができます。

 

今回、ぼくが収益化を狙っているYouTubeチャンネルの登録者数を1000人に到達させるために、YouTube動画広告を利用してチャンネル登録者数のブースト(増加)が可能かどうかを試してみることにしました。

この記事ではYouTube動画広告について、「実験の内容」や「広告の効果」「○円で登録者数が1増える」などなど、実験でわかったことなどをまとめています。

それでは早速、ご参考までにどうぞ!

 
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【実験】2万円で動画広告を実行

今回、広告を打ってみた動画はこちら。

マレーシア・クアラルンプールの繁華街「ブキビンタン」で撮影した、夜の繁華街の紹介動画です。

この繁華街はクアラルンプールの中でも特に有名で、多くの人が訪れる観光地のひとつです。 日本でいう、まさしく渋谷のようなものですね。

 

この動画広告実験の条件・ターゲットはこちらです。

動画広告の条件
  • 費用:20,000円
  • 地域:インド、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシア、シンガポール、オーストラリア、中国、ブルネイ・ダルサラーム
  • 言語:英語、
  • 年齢:18〜54才まで (55才以上を除外)
  • 性別:男女両方
  • 収入:全世帯
  • 興味:旅行全般、マレーシアへの旅行

 

  ターゲット地域は多数の国にわたっていますが、これは「マレーシアへの旅行客数・国別トップ10」をターゲットとしています。

「マレーシアへの旅行客数が多い=この国の旅行について興味のある人ならば、この動画にも興味を持つだろう」

…という推測でのターゲッティングです。

 

今回は国単位でターゲッティングしましたが、地域(県や市)まで指定可能です。

例えば東京で行うイベントの動画広告とするならば、東京都や千葉県、埼玉県、神奈川県のみをターゲットとする…などの指定もできますよ。

【結果】2万円で60人の登録者数が増えた

さて、動画広告では、広告効果を確認することがもちろん可能です。

 

動画広告の結果測定で確認できる項目は…このような感じです。

動画広告の掲載結果と測定できる効果
  • かかった費用
  • 表示回数 (何回、YouTubeの表示されたか)
  • 視聴回数 (何回、この動画が再生されたか)
  • 視聴率 (視聴回数 ÷ 表示回数)
  • 広告視聴後の高評価
  • 広告視聴後の動画視聴 (チャンネルの他の動画も見たかどうか)
  • 広告視聴後のチャンネル登録
  • 平均広告視聴単価 (1再生あたりの平均単価)

 

おそらく、この中で重要になりそうなのが「広告視聴後のチャンネル登録」ですね。

広告した動画を視聴した後に、それがちゃんとチャンネル登録につながったかどうかはこの項目で確認可能です。

費用対効果はどんなもん?

さて今回の実験ですが、2万円の予算で、登録者数が74人増えました。

登録者数の獲得単価としては、「300円=登録者1人」という感じです。

 

今回、トータルでこの動画広告に利用した費用は21,543円、そしてこの動画広告によって増えたチャンネル登録者数は74人でした。

21,543円 ÷ 登録者数74人 = 291円

という計算ですね。

 

視聴回数は合計14,266回になりました。 そのうち、74人が実際に登録してくれたということになりますので、チャンネル登録率は…

登録者数74人 ÷ 14266回 = 0.5%

という計算になります。

見てくれた人のうち、0.5%が実際にチャンネルに登録してくれるということですね。

感覚的には、これまでのYouTubeチャンネルの運営の経験上でもチャンネル登録率はこれぐらいに収まっていたので、まあこんなもんかなと。

 

さて、この動画とターゲットだと「300円=登録者1人」ですので、以下の通りの予算をかけることで、登録者数がこれだけ伸びていく、という図式になります。

予算さえあればですが、30万円かければ登録者数1000人超えできるよ、という感じですね。(笑)

予算増加登録者数(見込み)
¥1,0003人
¥2,5008人
¥5,00016人
¥10,00033人
¥15,00050人
¥20,00066人
¥30,000100人
¥50,000166人
¥100,000333人
¥300,0001000人

 

【注意】ターゲットによって効果が大きく変わる

1つ注意が必要なのは、この「300円=登録者1人」という実験結果は、あくまで今回の実験、今回の条件での数字であるという点です。

  • 広告する動画の内容
  • 広告のターゲット層 (国や言語、年齢層、興味など)

 

動画とターゲットがマッチしているかどうかで、登録者数の費用対効果は大きく変わってきます。

どういうことかと言うと、化粧品に関する動画の広告ターゲットを「男性・40代以上」に設定しても、ほとんど誰も登録してくれないですよね。

チャンネル登録率がガクッと低くなるのは火を見るよりも明らかです。

 

化粧品に関するチャンネルを伸ばしたいのであれば、「女性」をターゲットに設定することではじめて動画広告が効果を発揮します。

更に、化粧品によってターゲットとなる年齢も異なるでしょうから、「女性・20代」なのか「女性・40代」なのかによっても広告効果は代わります。

広告したい動画を、適正なターゲットに向けて広告を投げる必要があるということですね。

上でも紹介したとおり、今回の実験はマレーシアの繁華街の旅動画ですので、そうした動画に興味のあるターゲットに絞って広告を実行しました。

ターゲットを上手く設定してはじめて最適な効果が出る、と考えておきましょう。

【実績】チャンネル登録者数の増加スピードは加速した

こちら、今回実験した旅チャンネルの登録者数の、過去1年間の増加推移です。

広告を実施したのが2019年4月です。

  • 広告実施前までの1日の平均増加数:2~3人
  • 広告実施中の1日の平均増加数:11〜17人

 

今回の動画広告によって登録者数の増加スピードが加速していることがわかります。

コツコツと運営を続けるだけでなく、動画広告も取り入れたことで登録者数1000人へ到達するスピードも加速した、ということになりますね。

視聴回数が増えれば、それに応じてチャンネル登録者数も増えるはずなので、動画広告を打つことで確実にチャンネル登録者数を増やしていくことができます。

しかもGoogle的にも合法的に、です。 (Googleの公式サービスで登録者数を増やしているので、規約を違反していない。)

【参考情報】ターゲットによって視聴単価が異なる!

もう1つ、今回の実験でわかった参考情報をまとめておきますね。

今回の動画は海外のいろいろな国の視聴者に向けて広告を打ちましたが、それぞれの国によって視聴単価が異なります。

視聴単価とは
動画がクリックされて、視聴された場合の1クリックあたりの単価

 

基本的に、先進国の方が単価が高く、新興国になるにつれて単価が安くなる傾向がありました。

実際の画面を見てもらうのが一番わかりやすいでしょう。

  • インド:1円
  • インドネシア:1円
  • タイ:2円
  • フィリピン:2円
  • マレーシア:2円
  • シンガポール:2円
  • オーストラリア:4円

 

今回の目的は「チャンネル登録者数を増やす」ことです。

よくよく考えてみると、この目標をコストを安く達成したいのであれば、視聴単価が低いターゲットをメインに絞るというのも1つの手かもしれません。

視聴単価の低い国だろうと高い国だろうと、1人あたり獲得できる登録者数は「1」ですからね。

今回の例でいえば、「インド」と「インドネシア」はマレーシア旅行への関心が高い人が多く、そして広告単価も低いので、狙い目だったと言えますね。

 

  ちなみに日本をターゲットにした場合では、平均4〜6円の視聴単価になるようです。

コスパに換算すると1登録者あたり「800円〜1200円」かかる計算ですね。

 

日本国内での動画広告については、まだ実験できていませんのでデータがありません。 いずれ実行できたらこのブログにてご紹介したいと思います!

【結論】動画広告でチャンネル登録者数を増やせる!

以上、YouTube動画広告の実験結果でした!

今回の実験で覚えておきたいのは、以下の部分ですね。

  • 動画広告で露出を増やせば、チャンネル登録者数は確実に増える
  • 適正なターゲットを設定することが重要
  • ターゲットは国・地域、年齢、興味、収入まで細かく指定可能

 

当然コストはかかりますが、上手い使い方をすればYouTubeチャンネルを素早く認知してもらい、チャンネル登録者数を増やし、収益化も可能になります。

前回の記事でお話したとおり、チャンネルの成長速度をブースト出来るということですね。

 

以上、ご参考までに!

それでは!

 

 
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