【VPN】海外から日本のサービスにアクセスする方法を解説【2024年8月】

この記事では、以上の疑問にお答えします。

　

海外旅行中や出張中などに日本のウェブサイトや動画配信サービスなどを利用したいと思ってアクセスしても、このような画面が出てきて、サービスが利用できなかった…という経験、おそらく皆さん、あるのではないでしょうか。

例えば、以下はDAZNのサービスですが、アクセスするとこのように「DAZN ISN'T AVAILABLE IN THIS COUNTRY」と言われて弾かれます。

　

Abema TVなども「申し訳ありません　このサービスはお住まいの地域からはご利用になれません。」と表示され、まったくアクセスできません。

　

海外から国内サービスを利用するつもりだったのに、海外からのアクセスが制限されて八方塞がりになってしまうという苦い経験は、可能な限りしたくないですよね？

この記事では、以下の疑問にお答えします。

　

海外に渡航予定の方で、日本のサービスを問題なく利用したい方は、ぜひ参考にしてください。

　

　

海外から利用できない日本のサービスが多い３つの理由

海外から日本のサービスが利用できない背景には次のような理由が考えられます。

ここでは、海外からのアクセスが制限されてしまう理由をチェックしましょう。

1.セキュリティ上の問題

日本のサイトやサービスが海外からのアクセスを制限しているのは、ハッキングやウイルスによってサービスが乗っ取られるリスクを回避するためという側面が大きいです。

誰でも、世界中のどこからでもアクセスできるというのは良い側面もありますが、悪意を持ってハッキングをおこなうハッカーやウイルスなどの侵入を許してしまうことにもつながります。

ハッキングされることでサービスが管理する個人情報や企業機密などを盗まれる危険性があるだけでなく、インターネットの秘匿性によって犯人の特定が難しいのが現状です。

　

特に昨今は、ニコニコ動画への大規模なハッキング攻撃などもあり、日本企業の警戒度も跳ね上がっています。

これらのセキュリティ上のリスクを少しでも減らすために、海外からのアクセスを弾く、国外制限が存在するのです。

2.著作権上の問題

著作権の問題で日本でのみ利用できるコンテンツなどがあり、制作元・配信元の企業によっては、海外からのアクセスが制限されてしまうケースが考えられます。

「コンテンツ」と聞くと音楽や映像などに限った話に思われがちですが、広い意味で見るとホームページに掲載されている写真やデザインなどもコンテンツに含まれます。

たとえば、日本のアニメやドラマ、漫画のようなコンテンツは著作権上の問題で国内向けにのみ配信が許可されている場合があり、海外からのアクセスが実質的に禁止されているケースがあります。

企業は自社の著作物を保護するために、海外からのアクセスを制限している場合があるのです。

　

3.各国の海外サービス利用規制の問題

各国の法律や規制によって日本のサービスが利用できないケースもあります。

代表的な国で言うとグレートファイアウォールによって海外サイトへのアクセス制限がある中国と、戦争によって検閲が厳しくなりつつあるロシアでしょう。

中国ではグレートファイアウォールによってGoogleや海外のニュースサイトなどへのアクセスが厳しく制限されており、インターネット上の発言も監視対象です。

筆者が滞在しているロシアではFacebookやInstagram、X（旧Twitter）へのアクセス制限や海外ニュースサイトへのアクセス制限が加速しており、実際にどんどん海外サービスへのアクセスが厳しくなっています。

このように、国によってはアクセスが規制されて利用できないケースもあるのです。

　

海外から利用できない日本のサービスの具体例

海外から利用できない日本のサービスとしては、以下のようなものがあります。

　

ユーザーがどこからアクセスしているのかでアクセス制限の有無が決められるのが特徴。

これらの日本のサービスを海外に居ながらにして使用するためには、IPアドレスを日本に設定できるVPNサービスを使うのがベストです。

海外から日本のサービスを利用するのにオススメな２つのVPN

海外から日本のサービスを快適に利用するならVPNサービスを使いましょう。

　

安全性を担保しながら海外から日本のサービスを利用するならVPNが必須といえます。

筆者がおすすめするVPNサービスはNordVPNとAdGuard VPNです。両者を使えば検閲が厳しい地域からでも、ストレスなく日本のサービスが使えるようになるでしょう。

①これさえあれば基本問題なし！万能型のNordVPN

NordVPNは誰にでもおすすめできるVPNサービス。以下の魅力があります。

このように、安全でスピーディ、なおかつ使えるサーバー数が多いNordVPNは海外から日本のサービスを楽しみたいときに大活躍するVPNです。

　

検閲が厳しい国でも使える！AdGuard VPN

AdGuard VPNはとくに検閲が厳しい国で使う機会が多いVPNです。

　

　

2022年のウクライナ戦争以降、ロシア国内では検閲がとても厳しくなりました。

そのようなロシアに滞在していた筆者でも、何ら問題なく日本サーバーを選択（有料プラン）し、ストレスなくインターネット通信することができています。　(2024年6月時点)

　

また、サイトやアプリを選択しておけば、VPNの自動接続のオン・オフができるようになります。

アクセスが制限されるサービス・アプリの使用時には自動接続し、そのほかのサービス利用時には常時オフに設定することで、データ通信量を節約することが可能です。

　

まとめ

この記事では、海外から日本のサービスにアクセスできない3つの理由やアクセス制限されているサイト・サービスの具体例、おすすめのVPNサービスについてご紹介しました。

　

　

日本のサイトやサービスは主にセキュリティ面・著作権面・法律面によって、海外のIPアドレスからのアクセスが制限されています。

日本でよく利用するような漫画アプリや動画配信サービス、Webサイト、QRコード決済などが見られないケースも少なくありません。

　

海外から日本のサイト・サービスを利用するならVPN接続が必要不可欠です。

中でも万能型のNordVPNと検閲が厳しい国で大活躍するAdGuard VPNは要チェックです。

滞在する国にマッチしたVPNを事前ダウンロードして備えておきましょう。