VPNについて詳しく解説します
AdGuard VPNは、AdGuard DNSやAdGuard広告ブロッカーなどを提供しているAdguard Software Limited社が運営するグローバルなVPNサービスです。
読者のみなさんの中には、AdGuard広告ブロッカーについては知っていても、AdGuard VPNについてはあまり知らない人もいるのではないでしょうか?
また、AdGuard VPNのサービスを利用する際の危険性の有無について心配している方もいるでしょう。
AdGuard VPNは、高度なセキュリティや日本を含む世界中のサーバーを利用できる点、お手頃な料金体制が魅力のVPNです。
ロシアのような検閲が厳しい国や、欧米などの日本から遠く離れた場所から安全にアクセスしたい場合に大活躍すること間違いなしです!
この記事ではAdGuard VPNの以下のようなポイントをご紹介します。
- AdGuard VPNの概要や魅力
- 実際の使用感
- 失敗しないVPNサービスの選び方
- AdGuard VPNに関してよくある質問
AdGuard VPNの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
- ロシアや周辺国を中心に滞在する海外ライター
- 経歴:日本の大学を卒業後にロシアの大学院に進学
- 旧ソ連圏や東南アジアに短期滞在しながら日本語教師とWebライターとして働く
- ロシア人妻と結婚しており、たまにロシアの飛び地に帰省する謎の人
- Webライターとして700〜800記事以上を執筆し、旅関連のKindle本も出版中
- ロシアから日本の動画配信サービスやSNSを利用するためにAdGuard VPNを使用(2年プランに加入中)
- これらの各国のインターネット・ビジネス事情に詳しい
目次
AdGuard VPNとは?
AdGuard VPNは、AdGuard 広告ブロッカーを提供している運営会社が提供しているVPNです。
のべ3,000万人以上が利用しているグローバルなサービスで、EU法のプラバシー基準を満たしている、セキュリティが強固かつ秘匿性の高いVPNとなっています。
AdGuard社はEUに加盟しているキプロスに本社を置く、サイバーセキュリティ関係で評価の高い企業です。
料金体系
AdGuard VPNには無料版と有料版があります。
速度制限とデータ制限がなく、世界中のサーバーを利用可能。
最大10台まで同時接続できるようになります。
有料版の料金体系は以下のとおりです。
- 2年間プラン:298円/月
- 1年間プラン:578円/月
- 1ヶ月プラン:1,750円/月
有料プランには1ヶ月・1年・2年のプランがあり、1年・2年プランには30日間の金額返金保証がついてきます。
AdGuard VPNを試してみたい方はまず1ヶ月プランを利用してみて、サービス内容に満足できたら、その後に1年・2年の中長期的なプランに移行するのが無難です。
AdGuard VPNの3つの魅力
AdGuard VPNには以下の3つの魅力があります。
- 月に無料で3GBまで利用できる
- 強固なセキュリティでアクセス履歴を消せる
- 世界65カ所、53カ国以上のロケーションからサーバーを選べる
ここでは、AdGuard VPNの特徴・魅力について見ていきましょう。
1.月に無料で3GBまで利用できる
AdGuard VPNは月に無料で3GBまで利用できます。
1ヶ月3GBというと、Webサイト閲覧や文字ベースのSNSを不自由なく利用できるくらいのデータ容量です。
加えて、メール登録や他デバイスの追加でそれぞれ1GBずつ、追加のデータ容量がプレゼントされます。
そのため、登録月に5GBのデータ容量が無料で使えることになります。
ただし、高画質での動画視聴やオンラインゲームもするとなるとデータ容量が足りなくなってしまう可能性が高いので、有料プランへの加入を検討すべきでしょう。
2.強固なセキュリティでアクセス履歴を隠せる
AdGuard VPNはトラフィックを完全に隠せるプライバシー性の高いAES-256のアルゴリズムを使用したセキュリティが特徴です。
AESは2002年に米国国立標準技術研究所によって公開されて以来、世界水準の暗号アルゴリズムとして認識されています。
3.世界65カ所、54カ国以上のロケーションからサーバーを選べる
2024年5月現在、AdGuard VPNのサーバーがある国は以下のとおりです。
- 香港
- 日本
- 韓国
- カンボジア
- インドネシア
- マレーシア
- カザフスタン
- パキスタン
- インド
- フィリピン
- ベトナム
- シンガポール
- 台湾
- オーストラリア
- ニュージーランド
- アラブ首長国連邦
- イスラエル
- サウジアラビア
- トルコ
- エジプト
- 南アフリカ
- ナイジェリア
- カナダ
- アメリカ
- アルゼンチン
- ブラジル
- チリ
- コロンビア
- エクアドル
- メキシコ
- アルバニア
- オーストリア
- ベルギー
- ブルガリア
- スイス
- キプロス
- チェコ
- ドイツ
- デンマーク
- エストニア
- スペイン
- フィンランド
- ギリシャ
- クロアチア
- ハンガリー
- アイルランド
- イタリア
- ルクセンブルグ
- オランダ
- ノルウェー
- ポーランド
- ポルトガル
- ルーマニア
- セルビア
- ロシア
- スウェーデン
- スロベニア
- ウクライナ
新たなサーバーも順次追加されており、展開しているサーバーの範囲が広いサービスです。
AdGuard VPNは危険?実際の使用感について解説
「AdGuard VPNは危険なのでは?」という意見をネット上で目にすることがありますが、筆者がAdGuard VPNを使用している限り、セキュリティ上の危険性は感じません。
この章では、AdGuard VPNの危険性の有無をユーザー目線でご紹介します。
ポイント1.ロシアや欧米などでも使えるサービス
筆者は仕事の関係でロシアや東欧でAdGuard VPNを使うことが多いのですが、厳しい検閲をかいくぐってインターネットにアクセスできます。
機密性が高い暗号アルゴリズムが使用されているので、個人情報が漏えいするリスクを心配する必要もありません。
ポイント2.無料版でも有料版並みのスピード
3GBまで無料のデータ通信でも、滞在国から近い場所にあるサーバーを選ぶと有料版と同じくらいハイスピードです。動画視聴やゲームに利用しても全く問題ありません。
ただし、動画視聴やオンラインゲームを主な使用目的とするなら、中長期でAdGuard VPNの有料プランに加入した方がいいでしょう。
ポイント3.有料版では日本のサーバーも利用可能
AdGuard VPNの有料版に加入すると、日本や韓国、香港といった東アジアのサーバーも利用できます。
日本でしか利用できない動画配信サービスやWebサイトなども少なくないので、海外からそういったサービスをよく使う人にとっては便利なVPNですね。
安全なVPNサービスの選び方
安全なVPNサービスを後悔せずに選ぶためには、以下のポイントをおさえましょう。
- セキュリティが堅牢かどうか
- トラフィックを隠せるかどうか
- どれくらいの費用がかかるのか
危険性が少ないVPNを選ぶためには、ノーログポリシーで自分自身のトラフィックを隠せるような暗号アルゴリズムを採用しているVPNサービスがマストです。
個人情報の漏えいリスクを考えると、最低でも上記のポイントはおさえておく必要があります。
また、長く使い続けることを考えると、毎月どれぐらいの費用がかかるのかも重要です。
AdGuard VPNはこれらの条件を満たしたVPNで、ロシアやヨーロッパなどでも問題なく使える点が強み。世界中のあらゆるエリアでVPNを使えますよ。
安全で継続しやすいVPNサービスを選んで、不安なくネットを利用しましょう。
AdGuard VPNに関してよくある3つの質問
AdGuard VPNに関しては、以下の質問がよくあります。
- どのようなデバイスで使用できるの?
- どのようなシーンでVPNを使うべき?
- AdGuard VPNに永久ライセンスはあるの?
ここでは、よくある質問とその答えについてチェックしましょう。
Q1.どのデバイスで使用できるの?
AdGuard VPNはWindowsやMac、iPhone、Androidに対応しており、パソコンのブラウザの拡張機能にも追加できます。
Q2.どのようなシーンでVPNを使うべき?
外にいる時は、基本的にVPNサービスを使用していた方が安全です。
街中やカフェなどのフリーWiFiに接続すると、個人情報の漏えいにつながるおそれがあります。
Q3.AdGuard VPNに永久ライセンスはあるの?
永久ライセンスはありません。
2年プランを2年ごとに継続する形になります。
AdGuard VPNはセキュリティと使いやすさを両立したVPN
AdGuard VPNはセキュリティが堅牢で、幅広いエリアで使えるVPNです。
無料で月に3GBまで使えるので、まずは試してみて、気に入ったら有料プランも検討しましょう。
海外で安全にネットを使うなら、信頼性の高いVPNサービスは欠かせない存在です。
AdGuard VPNが気になったら、まずはスマホ版やPC版をダウンロードしてみましょう。