フリーソフトについて詳しく解説します
数年前に一度このソフトを紹介したことがあったのだけど、時間も経過して結構状況も変わっているので新しくご紹介しておきますね。
Splashtop Personalという個人利用向けのリモート接続用ソフトウェア。
WindowsやMacなどのOSの違いを気にすることなくソフトをインストールするだけでリモートで接続できたり、モバイルデバイスでもリモート接続可能などのメリットがあります。 でもって無料。 なかなかいいですよ。
目次
Splashtop Personal
Splashtop is the #1 Remote Desktop Solution for Mobile Devices, over 15 Million Users
アプリケーション自体は日本語化されてますが、日本語の公式サイトが無いようです。 Splashtopで検索すると、Splashtop Businessの日本語サイトしかありませんね。
Personalに触れらているところもないあたり、Personal版を日本国内に売り出したいという方針がないのかな。
同一ネットワーク内ならWin/PCをリモート操作可能
Splashtopの利点は、Streamerというエージェントソフトをインストールするだけでリモート接続が可能ということ。 ポート開放やファイヤウォールの設定など、難しい設定はほぼ不要です。
リモート接続を実行できるようにするソフトウェアや仕組みは数あれど、従来はある程度の知識がないと設定できないものが多かったのですよね。
また、WindowsPCやMacの違いにかかわらず、Streamerをインストールしておけば対応デバイスでリモート接続が可能です。
OSによってリモート接続の方式が違っていて設定が面倒だったものが、SplashtopのインストールだけでOKというのがラクでいいです。
実際に、MacからWindows7に接続してみたところがこんな感じ。 操作感はWindowsの標準のリモートデスクトップに似てます。 直感的に操作できますね。
幅広いプラットフォーム間で接続可能
で、このSplashtopの面白いところはリモート接続をiPhoneやiPad、Androidデバイスなどでも出来るところなんですよ。
Splashtop Personalという接続ソフトをインストールして、Splashtopアカウントにログインすると、Streamerを起動している端末が一覧表示され、接続できるという仕組み。
上記は接続クライアントのダウンロードページで、対応デバイスが記載されています。 2015年9月現在の対応デバイスはこちら。
- Windows XP, 7, 8, 10
- Windows 8 (Modern UI app)
- Windows Phone
- Mac OS X 10.7+
- iPad
- iPhone
- Android
- Kindle Fire
- Ubuntu (beta)
あれっ、Vistaはどこ? Windows10も早速対応しているのですね。 仕事が早い。
Splashtopの特徴のひとつにモバイルデバイスでの対応が豊富なところがあります。 WindowsやMacを、自宅のソファのうえで寝っ転がりながら操作したり、外出先でちょっとPCを操作したり、なんてことも可能ですね。
最近はモバイルデバイスでできることも多くなってきたけど、まだまだWindowsやMac上でしかできない作業もあります。
とはいえSplashtop系のアプリは操作性は結構明快かつ操作しやすいものの、やはりデバイス上の限界もあるのでできることは限られますが。
StreamerとPersonal
ということで、ソフトの関係をまとめると下記の通り。
- Splashtop Streamer:リモート接続される側にインストールするエージェント
- Splashtop Personal:リモート接続する側にインストールするクライアント
Internet経由で出先でも接続可能(有料)
Splashtop Personalは無料で利用可能です。
が、Internet経由で外出先からのリモート接続をしようとする場合、Anywhere Access Packの別途購入が必要です。
Anywhere Access Packは年額16.99ドル。 月額にすると1.4ドル、現在のレートだとだいたい160円ぐらいになりますね。
自宅内だけでの利用であれば無料版で十分です。 が、外出先でも使いたいとなればPackを購入してしまいましょう。
月額160円ぐらいなら、ペットボトルの飲み物を一本我慢すればすぐですよ。 余裕、余裕。
僕の使い方
僕の場合、WindowsのデスクトップPCと、MacBook Proの2台使いなのだけど、やはりWin/Macのそれぞれ片方だけで出来ることや、出来ないことがあるのですよね。
そうしたときに、モバイルPCであるMac側で両方のコンピュータを同時に使えるとかなり便利です。
先日ちょうど記事にしたのだけど、「Mission Control」の機能で複数デスクトップを簡単に切り替えながら作業できるので、このデスクトップひとつをWindowsの画面に設定できると非常に色々と捗ります。
【Windows10】「仮想デスクトップ」機能が超絶便利 これでMacのMission Controlと同じ使い方ができるようになった! | Tipstour
例えばWindowsの機能の記事をMacで書いているときに、実際の画面を操作して確認したい場面があったら、わざわざWindowsPC側の画面を見ないといけないわけなのだけど、Splashtopを使えばMac側からWindows画面が確認出来ます。
…ちょっと限定的な使い方ですかね。
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まとめ
- インストールのみでWin/Macへリモート接続が可能
- 同一ネットワーク内なら無料で利用可能
- 接続ソフトはモバイル系デバイスでも使える
- 有料でInternet経由でのリモート接続も可能
このアプリ、僕はかれこれ3〜4年は使い続けてます。 やっぱりインストールするだけ、という手軽さがよいです。
もっと国内でのプッシュされてもいいのになあ、と思ったりして。