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VPNについて詳しく解説します

日本から近くて遠い存在のロシア。

「日本から最も近いヨーロッパ」として話題になったウラジオストクやクレムリンで有名なモスクワ、世界三大美術館の一角であるエルミタージュ美術館がある芸術の都サンクトペテルブルグなど、見どころが多い国です。

今でも、短期旅行や出張などで渡航する方も多い国なのではないでしょうか?

 

しかし、LINEやInstagram、X(旧Twitter)などの外国のサービスが制限されている地域であるため、VPNサービスを活用して制限を回避したいと考えている方も多いでしょう。

この記事では、ロシア在住者が実際に使っているVPNサービスをご紹介します!

具体的な使い方や注意点について触れているので、ロシアに渡航・滞在予定の方は必見です。

VPNサービスを駆使して、ストレスなくインターネットを利用しましょう。

 

 

この記事はこんな人が書いています
【カズキ@ライター】
  • ロシアや周辺国を中心に滞在する海外ライター
  • 経歴:日本の大学を卒業後にロシアの大学院に進学
  • 旧ソ連圏や東南アジアに短期滞在しながら日本語教師とWebライターとして働く
  • ロシア人妻と結婚しており、たまにロシアの飛び地に帰省する謎の人
  • Webライターとして700〜800記事以上を執筆し、旅関連のKindle本も出版中
  • ロシアから日本の動画配信サービスやSNSを利用するためにAdGuard VPNを使用(2年プランに加入中)
  • これらの各国のインターネット・ビジネス事情に詳しい

 

ロシアでは海外で有名なVPNサービスが使えない!

ロシアでは、日本で有名なVPNサービスはほぼ利用できません。

たとえば、ExpressVPNNordVPN、Surfshark、MillenVPNなどはロシア政府によってブロックされています。

 

NordVPNの場合、そもそもロシア国内から、NordVPNの公式サイトへのアクセス自体ができません。

もちろん、ロシア国内にVPNサーバも設置されていないというのが現状です。

 

MillenVPNの公式情報でも、ロシアはサービス対象外となっています。

 

また、Surfsharkは2022年11月にロシアでのサービス停止を発表。

さらにExpressVPNやSpeedify VPN、 IPVanish VPNなどのVPNも2022年9月3日にロシア消費者庁によってブロックされており、現時点でのサービスの復帰は絶望的な状況です。

そのため、ロシアで使えるVPNサービスを見つける必要があります。

ロシアでVPNサービスを使っても大丈夫?

ここまで聞くと「ロシアでVPNサービスを使っても大丈夫なのだろうか」と不安に感じてしまう方もいるのではないでしょうか?安心してください。

現地で暮らすロシア人たちはVPNサービスを使って日常的にInstagramやFacebookなどにアクセスしています。

 

ロシア消費者庁や政府はVPNサービスを制限しようと躍起になっていますが、VPNサービスは次々に生み出されており、すべてのVPNサービスをブロックすることは不可能です。

そのため、VPNサービスを使っていたからといって、問題になることはありません。 

ただし、SNSなどで露宇戦争に関してロシア政府に否定的な投稿をしていたりすると、入国・滞在時に問題になったケースも聞くので、不用意な投稿は避けた方がいいでしょう。

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ロシア滞在におすすめのVPNサービス2選

2024年4月時点で使えるおすすめのVPNサービスは以下の2つです。

  • AdGuard VPN
  • Turbo VPN

 

VPNを選ぶなら、閲覧履歴やIPアドレスが保存されないノーログポリシーや難読化サーバーを採用している、セキュリティが堅牢なサービスがおすすめです。

ロシアで利用できる中で、とくに安全性が高いサービスについてご紹介します。

1.AdGuard VPN

AdGuardVPNはEUの厳しいプライバシー保護法をクリアした完全ノーログを採用しているサービスです。

セキュリティを形成する非常に高度なアルゴリズムが、ユーザーからのログや個人情報の漏えいを防ぎます。

自分のIPアドレスを完全に隠して、VPNで接続している地域のコンテンツを楽しむことが可能です。

 

AdGuardVPNは世界中の53カ国以上の国、65以上のロケーションにVPNサーバーを設置しており、数千万人以上のユーザー数を抱えています。

無料で使えるデータ容量は毎月3GBと少ないですが、数日間程度の滞在であればセキュリティの安全性を確保した上で、ストレスなく日本や外国のサービスを使えるでしょう。

日本語でのお問い合わせページもあるので、トラブルがあった時にも安心ですね。

 

筆者がロシアで実際に使っていて、最もサクサク使えるVPNサービスです。

ロシア滞在が長くなり、多くのデータ容量を使う予定なら、月額1,750円、もしくは年額6,930円のプランで契約するのも選択肢のうちの1つです。

 

2.Turbo VPN

Turbo VPNは無料版を含むすべてのプランでノーログポリシーを採用しています。

また、AES-256と呼ばれる軍事レベルの暗号化方式も採用されており、セキュリティは万全。

 

全世界50カ国以上の国、21,000以上のロケーションにサーバーが設置されています。

無料版でもデータ容量を気にせずに使えますが、その場合は使えるサーバーは5カ所のみ。

また、接続が悪くなる時間帯があり、頻繁に広告動画が流れてくるのが注意点です。

  

より安定的な接続状態を望むなら、有料版の利用を検討してみるのもアリでしょう。

VPNサービスを選ぶ際の3つのポイント

VPNサービスを選ぶ際のポイントは次の3つです。

  • セキュリティの安全性の高さ
  • 接続しやすさ
  • 接続時間・データ容量に制限はあるか

それぞれのポイントについてチェックしてみましょう。

1.セキュリティの安全性の高さ

VPNを選ぶうえでは、やはりセキュリティと安全性が最重要です。

ノーログポリシーや暗号化方式などを採用しているVPNサービスがおすすめです。

セキュリティを心配する必要がないので、リモート業務などにも安心してご利用できます。

2.接続しやすさ

ロシアでは数多くのVPNをブロック、もしくは制限しており、使っていてストレスを感じるようなサービスもあります。

接続しやすさで使用するVPNを判断してみましょう。

3.接続時間・データ容量に制限はあるか

無料で接続できるVPNは、接続時間や使えるデータ容量に制限を設けているサービスがほとんどです。

制限を見越して複数のVPNをダウンロードしておくか、滞在日数によっては有料プランの利用も検討してみましょう。

 

ただし、VPNが急に使えなくなるリスクがあるのが現在のロシアです。

有料プランを契約したのはいいものの、VPNを使えなくなってしまっては意味がないので、基本は無料プランを利用しつつ、必要に応じて月単位のサブスクを契約するのがおすすめです。

ロシアでVPNサービス使う際によくある質問

ロシアでVPNサービスを使う際によくある疑問・質問は次の3つです。

  • Q1.日本のサーバーも使えるの?
  • Q2.街中でVPNサービスを使えるの?
  • Q3.サブスクをキャンセルするためには?

ここでは、これらの質問に対する答えを確認してみましょう。

Q1.日本のサーバーも使えるの?

日本のサーバーを使えるVPNもありますが、たいていは有料プランでないと使えません。

Q2.街中でVPNサービスを使えるの?

街中でもVPNサービスを使えますが、モスクワ中心部などではGPS機能が使えないゾーンが多かったり、通信状況が悪くなったりと、場所によって接続状況が変わります。

Q3.サブスクをキャンセルするためには?

使用しているサービスの公式サイトでサブスクのキャンセル方法をチェックしましょう。

まとめ:使いやすいVPNサービスを選んで、ロシア滞在を充実させよう!

この記事では、ロシア国内のVPNの現状やおすすめのVPN、よくある質問とそれに対する答えについてご紹介しました。

ロシアでVPNサービスを使うこと自体に問題はありませんが、SNSなどで政治情勢や戦争のことを投稿するのはリスクを伴う行為ですので、注意が必要です。

 

ロシアで使うVPNを選ぶなら、ノーログポリシーがしっかり採用されている、セキュリティが堅牢でストレスなく使えるVPNサービスがおすすめです。

本記事で紹介したサービスは、どちらもセキュリティへの信頼性が高く、ロシア国内・国外でも幅広く利用されています。

 

使いやすいVPNサービスをダウンロードして、ロシア滞在を充実させましょう!