Zoomについて詳しく解説します
Zoomは無料版でどこまで使えるの?
無料版から有料版にすることで、どんな機能が利用可能になるのか知りたい!
…という方にために、無料版と有料版の違いについて、カンタンにわかるように早見表をまとめました。
Zoomには、1つの無料プランと、3つの有料プランがあります。
- 基本プラン (無料)
- プロプラン (1人あたり2000円/月)
- ビジネスプラン (1人あたり2700円/月)
- 企業プラン (1人あたり2700円/月)
この記事では、無料版と、それ以上の有料版プランでそれぞれできることに違いについて、わかりやすくまとめました。
無料版でどこまで可能なのか、
そして、有料版を入れる必要があるのはどんな人なのか、順々にまとめています。
それでは、早速見ていきましょう!
目次
【概要】無料版と有料版の違い・早見表
さて、Zoom無料版と有料版の違いについて、ざっくりとまとめました。
以下の図をご覧ください。
できること | |
---|---|
無料版 | ・1対1のWeb会議(無制限) ・3人以上のWeb会議(40分まで) ・Web会議の同時接続数は100人まで ・ビデオチャット ・ボイスチャット ・画面共有 ・バーチャル背景 ・アプリ版の利用 ・ブラウザ版の利用 ・Chrome拡張機能の利用 ・Outlookプラグインの利用 ・iPad/iPhoneでの画面共有 ・SSL暗号化 ・AES 256ビット暗号化 |
有料版 | 無料版の機能すべてと、以下を含む ・3人以上のWeb会議(無制限) ・Web会議の同時接続数は1000人まで ・ユーザ管理機能 ・使用状況のレポート機能 ・スケジューラ機能 ・Web会議の映像データのクラウド保存 ・Web会議のチャットデータのクラウド保存 ・1万人以上参加可能なWebセミナーの開催(追加オプション) ・専用電話サポート(ビジネスプラン以上/英語のみ) ・中国のサーバを経由しないルーティング設定 |
【違い①】大きな違いは3人以上のWeb会議の時間制限
無料版と有料版の大きな違いは、3人以上のWeb会議の通話時間です。
プロプラン以上の有料版の場合、3人以上のWeb会議でも時間制限なしで利用可能です。
大きな違いは、やはりこの時間制限にあるといえます。
もし、1対1でのパーソナルな会議しかしないよ、という話であれば、無料版でも充分ことが足ります。
わざわざ有料プランに登録するメリットは、ほとんどないです。
逆に、3人以上のグループでWeb会議をするという場合、40分の制約はなかなかわずらわしいものがあります。
参加人数が少ないうちは、40分の制限が終わったらまた新しくWeb会議を開催して参加しなおす…
という回避策も可能でしょうが、参加人数が多くなるにつれて手間は非常に増えていきます。
3人以上のWeb会議を頻繁に行うという場合、プロプラン以上の有料版に登録するのがベストです。
費用を抑えたいということであれば、参加者全員が有料版アカウントに登録する必要はなく、誰か1人だけ、有料版アカウントに登録すればOKです。
【違い②】基本的なWeb会議機能は無料版でも使える
Yalcin Sonat / Shutterstock.com
基本的なWeb会議の機能は、無料版でも利用可能です。
ビデオチャット、ボイスチャットは当然できますし、バーチャル背景機能も利用できます。
操作しているウィンドウ・アプリなどの画面を共有する画面共有機能も、無料版の範囲内で利用可能です。
有料版でしか使えない機能は、基本的に複数人で仕事をする際に使うものだけです。
- ユーザ管理機能
- 使用状況のレポート機能
- スケジューラ機能
このように、社内・グループ内で管理しながらZoomを利用する場合は、有料版の機能が必要です。
しかし、前にも言ったように個人で利用する場合などは、こうしたユーザ管理機能はほとんど使う必要がないでしょうから、無料版でも充分だと言えますね。
【違い③】料金プランごとのセキュリティの問題
Zoomはセキュリティ上の懸念点も多くありますが、料金プランによってセキュリティ機能は変わるでしょうか?
まず、無料版にも基本的なセキュリティ機能、要件は含まれています。
- SSL暗号化
- AES 256ビット暗号化
無料版だからといって、全く暗号化されていないWeb会議をインターネット上に垂れ流している…ということはないので、その点は一安心です。
ただし!
Zoomには、そうした技術的な機能とは別の所で、セキュリティ上の問題が多く指摘されています。
詳しくは、こちらの記事にまとめていますので、合わせてご覧ください。
上記記事をざっくりと一言でまとめると、中国のサーバを経由してWeb会議データが通信されていたという問題があります。
そのため、中国国内のサーバに暗号化のキーが保存されており、中国政府が要求した場合、Web会議の映像データなどが中国政府に漏れてしまう可能性がある、というものです。
これについて、Zoomでは2020年4月13日に、有料版アカウントであれば「中国のサーバを経由しないルーティング設定」が可能なようにアップデートする、と発表しています。
ルーティング設定とは、どの地域のサーバを経由してWeb会議を行うか、利用者が自由に選択できるというものです。
中国国内のサーバを経由したくないということであれば、有料版アカウントでは日本国内のサーバだけを経由するという設定が可能になります。
4月18日のアップデート以降、この機能が提供されるとのことです。
この機能を使えば、より安全性が高まるということになりますね。
これは逆に言うと、「無料版ユーザは中国国内のサーバを経由してWeb会議が行わえる可能性がある」ということでもあります。
セキュリティ上の懸念がどうしてもある…ということであれば、無料版Zoomは避けた方が良いです。
【まとめ】無料版・有料版の大きな違い
ということで、無料版・有料版の大きな違いを大きくまとめると、こんな感じです。
- 無料版では3人以上でのWeb会議に時間制限がある
- 無料版ではユーザ管理機能が使えない
- 無料版では接続するサーバを選べない
(中国経由で通信される可能性がある)
無料版と有料版の違いを踏まえたうえで、Zoomを賢く利用したいものですね。
ひとまず無料版アカウントの登録方法、アプリのインストール方法については、こちらの記事に詳しくまとめています。
引き続き、こちらの記事もご覧くださいませ!
- 【Zoom】無料版アカウントにイチから登録する方法をわかりやすく解説!【2020年最新版】 | Tipstour
- 【Zoom】無料アカウントでアプリ版Zoomをダウンロード・インストールする方法【2020年最新版】 | Tipstour
以上、ご参考までに!
それでは!