Zoomについて詳しく解説します
Zoom会議にWi-Fiは必要?必要ならどんなWi-Fiを選べばいいの?
・・・という方に向けて記事をまとめました。
テレワークやリモート授業の導入により、Zoomは多くの社会人や学生にとって、必須ツールとなりました。
Zoomを使う頻度が突然増え、インターネット環境に困っている人も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、ZoomにおけるWi-Fiの必要性、かかる通信量や速度、おすすめのモバイルWi-Fiを解説しています。
あなたに適したZoomのネット環境が分かるので、ぜひ最後までお読みください!
目次
ZoomはWi-Fiなしでも使える?
結論、ZoomはWi-Fiなしでも利用できますが、仕事や授業で使うならWi-Fiなしだと厳しいです。
理由としては、下記2点があげられます。
- 大量の通信量がかかる
- 十分な速度が出ない
Zoomは1回で、かなりの通信量がかかります。
Wi-Fiなしで使っていると、すぐにモバイルデータ通信が上限に達して「通信が不安定で会議にならない」「超過分の料金が請求される」なんてこともよくあることです。
最近だと、速度制限がかかったあとも1Mbps以下で使い放題のプランもありますが、1Mbpsの通信速度では心もとないと言わざるを得ません。
では、Zoomには実際どのくらいの通信量がかかり、どのくらいの速度が出ればいいでしょうか?詳しく見ていきましょう。
Zoomミーティングにかかる通信量
Zoomにかかる通信量を調べるにあたり、実際にiPhoneのモバイルデータ通信で利用して計測しました。
計測結果は以下のとおりです。
- 音声通話 : 約60MB/1時間
- ビデオ通話 : 約700MB/1時間
通信量は、通信環境やWeb会議の参加人数などで変わるので、あくまでも目安としてお考えください。
1回2時間のビデオ通話を、毎週一定数おこなうと仮定すると、1ヶ月あたりの通信量は下記のようになります。
あなたの使用頻度に合った箇所をご覧ください。
使用頻度 | 週の通信量 (1回2時間) |
1ヶ月あたりの通信量 |
週1回 | 1.4GB | 5.6GB |
週2回 | 2.8GB | 11.2GB |
週3回 | 4.2GB | 16.8GB |
週4回 | 5.6GB | 22.4GB |
週5回 | 7.0GB | 28.0GB |
週6回 | 8.4GB | 33.6GB |
週7回 | 9.8GB | 39.2GB |
週1回のビデオ通話でも、1ヶ月で約6GB、毎日使うなら約39GBもかかります。
Zoomだけで月の通信容量がオーバーしていては、Netflixで映画を見ることはもちろん、YouTubeを見ることすら満足にできません。
そのため、Zoomの使用頻度が高い人や、普段の生活での通信量が多い人は、できるだけ大容量のWi-Fiを準備する必要があります。
Zoomミーティングに必要な通信速度
Zoomミーティングでは、10Mbpsほどの速度が出れば快適に利用できます。
Zoom公式によると、ミーティングに必要な速度は、最高で3.0Mbpsと記載されています。(参照)
しかも、自身がホストやパネリストで、最高画質のグループビデオ通話をおこなう場合です。
そこまで高いスペックは必要ないことが分かりますね。
参加者であれば、モバイルデータ通信でも問題なく利用できます。
ただし、Zoomは通信速度が遅いと自動で低画質になり、参加者が多いと必要な通信速度も上がるので、モバイルデータ通信で快適に使うのは難しいでしょう。
Zoomが快適になるWi-Fiの選び方
Zoomを快適に利用するには、条件に合ったWi-Fiが必要です。
最低でも、以下3つのポイントは押さえておきましょう。
- 余裕のある通信容量
- 10Mbps以上の速度が出る
- 使う場所が通信エリア内
順番に解説してきます。
余裕のある通信容量
第1条件として、通信容量に余裕のあるWi-Fiを選びましょう。
Zoomのビデオ通話は、1時間で約700MBがかかります。使用頻度によっては、月の通信量が30GB以上になることも。
また、Zoomの通信量にプラスで、生活で使う通信量も考慮するべきです。
そうなると選択肢は、以下の2つに絞られます。
- 通信容量無制限のWi-Fi
- Zoomの通信量+生活の通信量を消費しても余裕のある大容量Wi-Fi
特に注意してほしいのが、仕事や授業でZoomを使う場合です。この場合、速度制限にかかると、通信が不安定で会議・授業になりません。
足りるか心配な人は、無制限Wi-Fiを選べば安心です。
10Mbps以上の速度が出る
つぎのポイントは、10Mbps以上の速度が出ることです。Zoomは、10Mbpsの速度が出れば十分快適に使えます。
ただ、どのWi-Fiを選んでも10Mbpsは安定して出るので、ほとんどの場合で速度の心配はいりません。
念のため、まったく実績のないサービスや、口コミがひどいサービスは避けるようにしましょう。
使う場所が通信エリア内
見落としがちな重要ポイントが、Wi-Fiの通信エリアです。
Wi-Fiの通信エリアには、主に4つの回線エリアがあり、プランによって通信できる範囲が決まっています。
主要4回線
- Softbank
- docomo
- au
- WiMAX
そのため、Zoomを使う場所はエリア内に入っているのかを、契約前にしっかりと確認しておきましょう。
また、家や会社だけでなく、外出先などで使う可能性があるなら、キャリア3回線に対応したWi-Fiを選んでおけば間違いありませんよ!
おすすめのモバイルWi-Fi3選
1番快適かつ安定して使えるのは、やはり光回線です。
無制限に使えて速度もはやいので、自宅が工事OKなら極力、光回線がおすすめです。
ですが中には「家以外でもWi-Fiを使う」「かかる費用をできるだけ抑えたい」と、考えている人も多いのではないでしょうか?
そんな人には、持ち運べるモバイルWi-Fiがおすすめです。Zoomを快適に使える、おすすめのモバイルWi-Fiを3つほど紹介します。
- 無制限かつ高コスパ【GMOとくとくBB WiMAX】
- マルチキャリア対応で大容量【クイックWi-Fi】
- 短期でのWi-Fiレンタルに最適【WiFiレンタルどっとこむ】
順番に見ていきましょう。
1. 無制限かつ高コスパ【GMOとくとくBB WiMAX2+】
通信容量 | 月額料金(税込) |
無制限 | 1〜2ヶ月目: 3,969円 |
3ヶ月目以降: 4,688円 |
GMOとくとくBB WiMAX2+は、無制限で利用できるうえ、2021年7月現在では、27,500円の高額キャッシュバックが受けられます。
そのため、基本月額料金よりも、実際の負担額は大幅に低く、コスパは申し分ありません。
どれにするか迷ったら、GMOとくとくBB WiMAX2+を選んでおけば間違いないです。
こんな人におすすめ
- 通信量を気にせず使いたい人
- どれを選べばいいか分からない人
- 使う場所がWiMAXエリア内の人
2. マルチキャリア対応で大容量【クイックWi-Fi】
通信容量 | 月額料金(税込) |
50GB | 2,948円 |
100GB | 3,718円 |
クイックWi-Fiは、幅広いエリアで使えて、自分に合ったプランを選べるのが特徴的なWi-Fiサービスです。
Softbank、docomo、auの3回線に対応しているので、通信が安定しやすく、外出先でWi-Fiが必要な人には特におすすめです。
また、毎月の通信量が少なく50GBで十分という人なら、ほかのWi-Fiよりも安く利用できます。
こんな人におすすめ
- いろいろな場所で通信する人
- 通信容量は50GBで十分な人
- WiMAXがエリア外の人
3. 短期でのWi-Fiレンタルに最適【WiFiレンタルどっとこむ】
通信容量 | 月額料金(税込) |
無制限 | 短期1日: 495円〜 |
30泊31日 : 7,425円〜 |
WiFiレンタルどっとこむは、名前のとおりレンタル専門のWi-Fiサービスです。
1日単位で借りられる短期レンタルが非常にお得で、私も何度か利用しています。
「1週間だけWi-Fiが必要」「光回線を引くまでのつなぎが欲しい」などなど、まさにかゆいところに手が届くサービスです。
こんな人におすすめ
- 短期間だけWi-Fiが必要な人
- Wi-Fiがすぐ必要だけど、じっくり選ぶ時間がない人
まとめ
- ZoomはWi-Fiなしだと厳しい
- 1時間のビデオ通話で700MBかかる
- 速度は10Mbpsあれば快適に使える
- Wi-Fiは容量・速度・通信エリアで選ぼう
以上、ZoomにおけるWi-Fiの必要性、かかる通信量や速度、おすすめのモバイルWi-Fiについて解説しました。
Zoomを仕事や授業で使うなら、Wi-Fiは必須です。
快適に使えるので集中力が長続きし、生産性・成績などもUPすること間違いなしですよ!
ぜひ記事を参考に、あなたに合ったWi-Fiを選んでみてください。