WindowsとIEの各バージョンで動作確認をしたければこれが役立ちそう　Microsoftが検証用の仮想マシンを無料配布しています

先日、Microsoftが公式にWindows7のインストールメディアをダウンロード配布していることを話題にしました。

Windows7のインストールメディア(ISO)がマイクロソフトから公式ダウンロードできるようになってます | Tipstour

プロダクトキーが必要とはいえ、インストールメディアごとダウンロード可能にしているとは、MSもなかなか大胆なことをするようになりましたね。　いい感じです。

別件で調べものをしていたら、また面白いものを見つけました。

どうやらMSはWindowsとInternet Explorerでの動作検証用に、色んなバージョン・色んなプラットフォームの仮想マシンを公式に配布しているようです。

これは色々使えそう！

modern.IE

仮想化ツール

用意されているWindows環境

用意されている、WindowsおよびInternet Explorer環境の組み合わせは下記の通り。　律儀にXPも用意されているんですね。　既にWin10も存在してます。

• IE11 on Win10
• IE11 on Win7
• IE11 on Win8.1
• IE10 on Win8
• IE10 on Win7
• IE9 on Win7
• IE8 on XP
• IE7 on Vista
• IE6 on XP

対応している仮想プラットフォーム

対応しているプラットフォームは下記のとおり。

• Hyper-V (2008 R2 SP1 上)
• Hyper-V (2012 | Windows 8 Pro)
• VirtualBox
• VMware Player
• Virtual PC

ダウンロードしてみる

まずは「１ Select Virtual Machine」でWindowsとIEのバージョンを選択。

次に「２ Select Platform」で仮想マシンを動かすプラットフォームを選択します。

最後に「３ Download your Virtual Machine」から、zipファイルをダウンロードしましょう。

それぞれのファイルはクリックした時点でダウンロードが開始されます。　容量は当然ながら数GBあるので要注意。

使用許諾

ちなみに注意書きには「ダウンロードしてソフトウェアを利用した時点で、ライセンス使用許諾に同意したことになります。」と記載されてます。

By downloading and using this software, you agree to these license terms.

許諾へのリンクも貼られているので、一応目を通しておきましょう。　Windowsのログオンパスワードも使用許諾のPDFに記載されてました。

使ってみた

一応動かしてみます。　起動後はこんな感じ。

Windows7だと、OSのEditionはEnterprise版のSP1　32bitでした。

基本的には英語版のようです。　Enterprise版だと、言語パックを別個にインストールすることで日本語に切替可能です。

(何故かWindows Updateはうまくいかなかったので、個別に言語パックのインストーラをダウンロードしてきて入れたら、上手くいった。)

IEもちゃんと8が入ってますね。

アクティベーション

Windowsライセンスは、デフォルトだと10日で有効期限が切れるように設定されてました。　ただ、アクティベーションは可能なようです。

デスクトップにも書いてある通り、管理者権限のコマンドプロンプトから slmgr /ato と実行。

インターネット接続されていれば、たぶん認証されて有効期限が90日間に延長されると思います。　検証目的だし、90日もあれば十分そうですね。

Windowsの何かと使えそうな関連記事

Windows10のインストールメディア(ISO)をダウンロード/作成する方法(2015年8月版) | Tipstour

Windowsサーバ系エンジニアが覚えとくと何かと使えそうなショートカット操作Tips７選 | Tipstour

Windowsが32bitと64bitのどちらなのかを最速確認する方法 | Tipstour

WindowsのプロダクトキーをPCから取り出すフリーツール「ProduKey」 | Tipstour

Windowsが起動しなくなったらまず確認するべき８つの項目 | Tipstour