ChatGPTについて詳しく解説します
- ChatGPTを使っていたら、「you have been blocked」と表示されたんですが…
- これが表示される原因と対処方法を教えてください!
この記事では、以上の疑問にお答えします。
ぼくは2022年11月から公開されたChatGPTを毎日使い倒していますが、使っていると時折、このようなエラーメッセージが出て利用できなくなる場合があります。
If you believe this was a mistake, please contatct us through our help center
日本語に訳すと「すいませんが、あなたはブロックされています」、つまりアクセス禁止状態になっているということです。
普通に使っていて、不正行為などに見に覚えがないのにこんな表示が出てしまう場合もあります。
この記事ではこのようなエラーメッセージが出る理由と、解決方法をまとめました。
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目次
この記事のポイント!
- 原因は、使っているIPアドレスがブロックされているから
- VPNを使っている場合は再接続してIPアドレスを変えれば解決
- 自宅がブロックされた場合は、VPNサービスに契約してIPアドレスを変更しよう
著:I/O編集部
TipstourのChrome拡張記事を寄稿しました! 工学社さんより、ChatGPT×Chrome拡張機能を使ってより便利にChatGPTを活用する方法をまとめた書籍に、当ブログの記事が本書の1章に掲載されています。 |
【原因】ブロックされています、と表示される原因
さて、その原因として考えられるのは、利用しているIPアドレスがブロックされているためです。
IPアドレスとは
接続するネットワーク(自宅のWiFi、職場のWiFi、ネットカフェ、VPNサービス、スマホでの通信)によって、割り振られるIPアドレスが毎回変わる。
そのため、禁止されているIPアドレスのネットワークに接続すると、その利用者も巻き添えでアクセスが禁止となってしまう。
ChatGPTには世界各地からのアクセスがあるため、過去に不正行為や攻撃などを行ってきたIPアドレスをブロックしているのだと思われます。
そのブロックされたネットワークのIPアドレスを使っている場合、皆さん自身に不正行為などの覚えがなくても、ブロックされています、と表示されてしまい、ChatGPTが利用できなくなる…というわけですね。
【対策①】VPNを切り替える
この問題は、VPNサービスを使っている場合によく起こります。
ぼくの環境では、セキュリティのためにVPNサービスを利用して、自宅のWiFiとは別のIPアドレスを利用してインターネットに接続しているのですが、その時に接続しているIPアドレスによっては、ブロックされてしまう場合が多々あります。
VPNサービスの場合、接続しているVPNサーバによって、割り振られているIPアドレスが異なります。
一般的なサービスの場合、数十台あるVPNサーバの中から1台がランダムに選ばれて接続されるので、接続のたびに毎回IPアドレスが変更になります。
その場合の簡単な対策は、VPNを切り替えて(再接続して)別のIPアドレスに変更し直すことです。
数十台あるVPNサーバのうち、数台のIPアドレスがブロックされてしまっている、ということがありますので、その場合はVPNに再接続して、別のサーバに切り替えるのがもっとも簡単な解決方法です。
例えばこちらの図では、NordVPNというサービスの、日本国内の#667というサーバに接続しています。
これを一旦切断して、もう一度接続し直せば、別のVPNサーバにつながり、IPアドレスも変更になる、というわけです。
実際、ぼくはこの表示が出た際は、いつも再接続を実行して、IPアドレスを切り替えています。
大抵の場合はすぐ解決するので、VPNを利用されている方は、まず切り替えと再接続を試してみてください!
【対策②】VPN接続そのものをオフにする
もしくは、VPN接続自体を切ってしまうというのも1つの手です。
VPN接続によって禁止されているIPアドレスを使ってしまうことになるのであれば、VPN接続自体を一旦切ってしまえばいいのです。
その場合、今、皆さんがいる場所のWiFiや携帯ネットワークなどのIPアドレスが割り振られることになりますので、そこで再度、ChatGPTにアクセスしてみましょう。
【対策③】違うネットワークを使う
もし、VPNを使っていないのにブロックされている場合は、現在使っているWiFiや環境のIPアドレスがブロックされている可能性があります。
その場合は仕方がないので、別の場所に移動して、違うネットワークに接続するようにしましょう。
具体的には、以下のようなことを試してみてください。
- 移動して別のネットカフェやWiFiにつなげる
- WiFiをオフにして携帯電話のネットワークにつなげる
- 一度機内モードにして、ネットワークに再接続する
- WiFiルータを持っているのでれば、接続してみる
【対策④】VPNを使って違うネットワークに接続する
もし、普段利用しているネットワークがブロックされてしまった場合はどうしたらいいでしょう?
皆さん自身が不正行為をしていなくても、IPアドレス自体がブロックされてしまう可能性はあります。
というのも、IPアドレスは各個人特有のものではなく、共有で利用する場合があるからです。
以前、何かしら悪さをしたIPアドレスがあったとして、それが共有されて他の人に渡ってくる場合もあり、そうなると、何もしていないのにブロックされてしまう…なんてこともあり得るのですね。
そうした場合は、VPNサービスを使うのが良いでしょう。
先程ご紹介した通り、VPNサービスは数十台・数百台のVPNサーバを持っていますので、それは同様に数百ものIPアドレスを持っているということになります。
このうちどれかを使えば、ブロックされていないIPアドレスも必ず見つかるはずです。
ぼくのオススメはNordVPNです。
NordVPNは元々、北欧発のサービスです。
海外のネット利用で個人のプライバシーやデータを守ったり、監視の強い国で安全に通信していくことを目的に、様々な仕組みを多く導入しています。
そのため信頼性も高く、日本国内でも安全に使えます。
NordVPNの特徴、およびサービス内容は以下の通りです。
- 59カ国のVPNサーバに接続可能
- 全世界、5700台以上のサーバを配備
- 日本国内には130台以上のサーバを配備
- Windows、Mac、Linux、iPhone、Androidなど、多種多様なOSに対応
- Chrome、Edge、Firefoxなどのブラウザ用拡張機能も提供
- 1アカウントで6端末まで利用可能
NordVPNは全世界に5700台・日本国内に130台ものVPNサーバを配備しています。
VPNサーバそれぞれが異なるIPアドレスを利用しているので、接続するサーバを変更すれば、皆さんがネットに接続する際のIPアドレスも変更になります。
そのため、どこか1つのサーバのIPアドレスがブロックされて使えなくなっていたとしても、再接続して別のサーバに切り替えれば、通常は問題なくChatGPTにアクセスできるようになりますよ。
NordVPNのオプションや、技術的な特性についてもまとめました。
このように、技術的にも最高水準の安全基準でインターネットが利用できるようになっています。
- AES 256bitの暗号化を使用
- 「IKEv2/IPsec」「OpenVPN」「NordLynx」の3種類のVPNプロトコルに対応
- ノーログポリシー (通信・接続履歴などを記録しない)
- キルスイッチ機能 (VPNサーバと接続が切れた場合にNWを自動停止する)
- 固定IPが取得可能
- 追跡困難な「難読化サーバ」が利用可能
- 「Onion Over VPN」が利用可能
- コマンドラインからのVPN接続の制御
このNordVPN、日本国内でも最近、急激に評判となっており、海外赴任・海外出張での利用も含めてユーザ数が増加傾向にあります。
こちらは、それぞれのVPNサービスの、日本国内での過去5年間の検索数の推移を比較してみたものです。
グラフの青色の線が、NordVPNが検索された回数を示しています。
2021年頃までは他の主要VPNサービスと大きな差はなかったものが、ここ1〜2年で急激に検索される頻度が増え、利用者が増えているということがわかります。
NordVPNは現在、日本人に最も選択されているVPNサービスです。
ぼく自身はこのNordVPNを長年使っていますが、ブロックされているVPNサーバはほんの一部です。
体感的に、20回に1度、ブロックされているIPアドレスに当たることがありますが、その場合は上でご説明した再接続をすることで、VPN接続しながらも問題なくChatGPTが利用できています。
まとめ
以上、ChatGPTで「Sorry, you have been blocked」と出てしまう現象の理由と対策でした。
この記事のポイント!
- 原因は、使っているIPアドレスがブロックされているから
- VPNを使っている場合は再接続してIPアドレスを変えれば解決
- 自宅がブロックされた場合は、VPNサービスに契約してIPアドレスを変更しよう
自由にIPアドレスを切り替えられるVPNサービスは、意外と色々な場面で活用できます。
例えば、日本国内から視聴できない動画サービスを、海外のVPNサーバに接続することで視聴できるようにしたり、などですね。
業務上でChatGPTを利用される方は、インターネット利用のセキュリティ向上としても、VPNサービスはとても重要です。
このタイミングで、ぜひ検討してみることをオススメします!
以上、ご参考までに!
それでは!