Pythonについて詳しく解説します
最近、プログラミングの勉強ということでPython3を再勉強してまして、自前のMacBookにPython3をインストールしました。
この記事は、まっさらな状態のMacにPythonの最新版をインストールする方法について、ぼくが実際にやったことをまとめています。
おそらくは、この記事の方法をそっくりそのまま真似してもらえば最低限、MacでPython3が動かせるようになるはずです。
- Mac OS:High Sierra
- Python:3.8.1
実際のところ、MacにはPythonがインストールされているのですが、そのバージョンは2.7.10と、少し古いものが入ってます。
2020年現在、イチから勉強するということであればわざわざPython2から始める必要はなく、Python3を学ぶべきだ、と言われているようなので、可能であれば最新バージョンをインストールしてから勉強をはじめるべきだと思います。
ということで、ぼくはこちらの記事を元にインストールを実行してみたのですが、少しつまづいたところがあったので備忘録としてインストール手順のメモを残しておきます。
ご参考までにどうぞ!
ぶっちゃけいきなり、HomebrewだのPyenvがどうとか言われてもわかんないよね。
こちらはひとまずPython3をMacで動かしたいという人向けの記事になります。
目次
【まとめ】やることリスト
ということで、MacにPython3をインストールして、一応動くところまで持っていくには、以下の作業が必要です。
- 公式サイトから最新バージョンをダウンロード・インストール
- .bash_profileにPython3のパスを設定する
- .bashrcにPython3のエイリアスを設定する
- .bash_profileに.bashrcの設定を毎回ロードするように設定する
1つずつ、順番に見ていきますね。
【手順1】公式サイトから最新バージョンをダウンロード・インストール
まずは最新バージョンのPythonをインストールしないことには話は始まりません。
こちらのリンクから、最新バージョンをダウンロードしてインストールしましょう。
「Download Python *.*.*」のボタンを押して、ダウンロードしてきたパッケージを実行してインストールするだけです。
インストール画面はよくある画面なので、それほど迷うことはないはずです。
【手順2】.bash_profileにPython3のパスを設定する
さて、この時点でコンソールを開いて以下のコマンドを入力すると、インストールしたバージョンが確認できるはずです。
python3 --version
このインストールしたPython3を使える状態にするためには本来、.bash_profileという設定ファイルをいじる必要があります。
が、Python3をインストールすると、ありがたいことに必要な設定を自動で入れてくれます。 すごい親切。
このファイル内に、インストールしたPython3のプログラムの置き場所(パス)を設定しておくと、そのバージョンのPythonがMac上で実行できる、という仕組みですね。
ぼくの環境で.bash_profileを確認すると、以下の記述が追記されていました。
# Setting PATH for Python 3.8 # The original version is saved in .bash_profile.pysave PATH="/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/3.8/bin:${PATH}" export PATH
上記の状態で、コンソールでPythonを実行するとインストールしたPython3が動くはず…なのですが、実際に実行してみるとPython3ではなく、始めからインストールされていたPython2の方が実行されてしまいます。
もう少し、手を加える必要があるみたいです。
【手順3】.bashrcにPython3のエイリアスを設定する
次に設定を追加したのは.bashrcという設定ファイルです。
ただしこちらはMacへのログインや起動などでは読み込まれず、手動で読み込みする必要のある設定ファイルです。
ログイン時に自動的に読み込まれる.bash_profile内でこの.bashrcを読み込むように設定しておけば、同じように自動的に読み込まれるようになるので、この方法がよく取られている、みたいです。
ということで、.bashrcに追記したのは以下の記述。
alias python=python3 alias pip=pip3
alias(エイリアス)とは、この名前で実行するとどのコマンドを実行するか、というのを指定する記述です。
上記では「pythonと実行したらpython3を実行する」「pipと実行したらpip3を実行する」という設定になるわけですね。
Pipというのは、Pythonのパッケージ(追加機能、モジュール)を管理するためのツールです。 これもよく使うので、一緒にAliasを入れておくとたぶん良いと思います。
【手順4】.bash_profileに.bashrcの設定を毎回ロードするように設定する
さて、.bashrcに入れたAlias設定は、今のままだとMacをシャットダウンしたり終了したりすると無効になってしまうので、無意味です。
なので、毎回ログイン時にこのAlias設定を読み込むようにしてやりました。
具体的には.bash_profileに以下の記述を追加します。
#.bashrc読み込み用 source ~/.bashrc
この記述を入れておくことで、上でも説明したとおり.bashrcがログイン時に読み込まれて、Alias設定も毎回有効になる、という動きです。
図にすると、こんな感じですね。
これで、pythonと実行するとインストールした最新版のPython3が実行されるようになりました! やったね!
以上、ご参考までに!
それでは!