ボーカルリムーバーオンライン無料

VPNについて詳しく解説します

ロシアについて調べている時に「ロシアでVPNサービスが使えなくなる!!」というニュースを目にしたことがある方もいるのではないでしょうか?

戦争が勃発してからというもの、SNS(InstagramやFacebook)が使用できなくなったり、国際的な送金システムやサブスクサービスにアクセスできなくなったりしています。

ただし、ロシアで本当にVPNサービスを使えなくなったかというと、実は普通に使えているのが現状です。

この記事では、実際にロシアに在住している筆者が、このニュースの真偽と、実際のロシア国内でのVPNサービスの利用状況についてご紹介します。

 

2024年3月からロシアでVPNが使えなくなった?

GIGAZINEが伝えるところによれば、2024年3月からロシアでVPNサービスをブロックする計画であることが報じられました。

2022年2月にウクライナへの侵攻を開始したロシアでは、X(旧Twitter)やFacebookなどのSNSやさまざまな外国のウェブサイトへのアクセスを遮断していますが、一部の国民はVirtual Private Network(VPN)を使用してアクセスし続けています。

ところが、ロシアの政権与党である統一ロシアの上院議員が、ロシア当局が2024年3月1日からVPNをブロックする計画だと発言しました。

 

ロシア在住の立場から言うと、このようなニュースはよくあります。

皆がVPNサービスの制限を喰らいながらも、その都度新たなVPNサービスに乗り換えて耐えてきました。

 

2022年3月に戦争が勃発して以降、ロシア国内ではSNS(Instagram、Facebook、LINE)など、特定の外国のサービス・サイトへのアクセスが制限されています。

ただし、これまで外国のサービスに慣れ親しんできたロシア人たちは、VPNサービスを使って、これまで通り外国のサービス・サイトを利用しているのが現状です。

つまりは、今も昔も、そして今後もいたちごっこの状態が続くだろう、ということです。

ロシア在住者が語るVPNサービスの現状

現地のロシア人たちは普通にVPNサービスを使って生活しています。

とくに若いロシア人たちはInstagramやTikTokなどの外国産SNSをよく利用していますね。

ロシア在住者の視点から、ロシア国内のVPN事情についてお伝えします。

他の地域で有名なVPNサービスは大抵使えない

ロシア国内ではVPNサービスが使えるとはいえ、一般的に日本で知名度のあるVPNサービスは通信が著しく制限されているか、接続が完全にブロックされていることが多いです。

 

例えばNordVPNの場合、そもそもロシア国内から、NordVPNの公式サイトへのアクセス自体ができません。

 

MillenVPNの公式情報でも、ロシアはサービス対象外となっています。

 

ExpressVPNでも、このようにサブスクリプションを購入できないようになっています。

 

その他、Speedify VPNIPVanish VPNなどのVPNサービスは2022年9月3日にロシア消費者庁によってブロックリスト入りしており、もう長い間ブロックされています。

このように、有名なVPNサービスはことごとくブロックされているのが現状です。

今までは使えていたサービスが使えなくなることも

実際の所、ロシア消費者庁によるVPNサービスのブラックリスト入りや突然のVPNサービスのブロックは日常茶飯事です。

昨日までは普通に使えていたVPNサービスが、朝起きてみたら使えなくなっていたというケースも珍しくありません。

 

また、国土が広大なロシアでは、滞在場所によってVPNのつながり具合が変わることもあります。

国境沿いの街や人口100万人以上の大都市圏などではとくにその傾向が顕著です。

参考までに、ロシアで人口100万人を超えている街TOP10は以下のとおりです。

  • モスクワ(約1,200万人)
  • サンクトペテルブルグ(約540万人)
  • ノヴォシビリスク(約160万人)
  • エカテリンブルク(約150万人)
  • カザン(約126万人)
  • ニジニ・ノヴゴラド(約125万人)
  • チェリャビンスク(約120万人)
  • サマーラ(約115万人)
  • オムスク(約115万人)
  • ロストフ・ナ・ドヌ(約114万人)

 

人口規模が多い都市では、検閲がとくに厳しくなる傾向にあります。

たとえば、地方都市では使えるサービスが、大都市に行くと使えなくなってしまうケースもあるのです。

余談ですが、モスクワのクレムリン周辺では、無人ドローン対策でGPSが使えないゾーンが多いです。

クレムリン周辺を旅行する際は位置情報の不具合に気をつけましょう。

新しいVPNサービスに乗り換えることで対応

外国産の有名なVPNサービスが狙い撃ちされては利用禁止となるロシア国内では、月単位で新しいVPNサービスが現れては消える、さながらVPNの戦国時代の様相を呈しています。

いつ何時VPNサービスがブロックされてもいいように、いくつかのVPNをサブとしてもっておくことが大前提となるでしょう。

NordVPNは現在、73%割引セール中です
この期間中に契約すると、最大73%割引、さらに3か月分無料で利用可能! NordVPN割引セール実施中

ロシアでも使えるVPNサービスを見つける3つのコツ

ロシアで使えるVPNサービスを見つける際のポイントは以下の3点です。

  • セキュリティがしっかりしているサービス
  • ロシア語のレビューがどれくらいあるかチェック
  • 言語をロシア語に設定してレビュー内容を機械翻訳

VPNサービスを見つけるためのコツをチェックしましょう。

1.新興VPNかセキュリティがしっかりしているサービス

ロシア国内では、外国産の有名なVPNサービスの多くがブロックされており、ブロックの範囲は日々拡大しています。

あらかじめロシアで使えるVPNをダウンロードして渡航するなら、レビューがあまりついていない新興VPNサービスを選ぶのがおすすめです。

レビュー数が多いVPNの多くは、すでにブロックされている現状があります。

 

ただし、新興VPNとはいってもセキュリティが堅牢であることは大前提。

ノーログポリシーや難読化サーバーを採用しているサービスかどうかをチェックしておきましょう。

 

ロシアでも使えるおすすめのVPNサービスについては、以下の記事でご紹介していますので、あわせてご覧ください。

2.ロシア語のレビューがどれくらいあるかチェック

スマホの言語設定を「ロシア語」に変更して、気になるVPNサービスのGoogleレビューを確認してみましょう。

VPNを取り巻く環境は日々変わっているので、1カ月以内にロシア語で書かれているレビューがついているものが望ましいです。

3.言語をロシア語に設定してレビュー内容を機械翻訳

直近でロシア語のレビューがついていることを確認したら、機械翻訳で内容を訳してみます。

「サービスがロシアでも使える」との趣旨のレビューがあればダウンロードしてみて、実際に使えるかどうかを確かめてみましょう!

【結論】2024年3月以降もロシアでVPNは使える!

この記事では、ロシア国内のVPN事情とロシアでも使えるVPNの探し方についてご紹介しました。

2024年4月の時点では、ロシアでもVPNサービスが使えます。

ただし、NordVPNやExpressVPNなど、日本で知名度の高いVPNサービスはブロックされているのが現状です。

 

ロシアで使えるVPNサービスを探すためには、セキュリティが堅牢な新興VPNの中から、ロシア語のレビューがついているものを見つけて、その内容を翻訳してみましょう。

そうすれば、ダウンロードする時点で使えるVPNを見つけられる可能性が高いです。

 

ただし、VPNを取り巻く状況は刻一刻と変化しています。

いくつかのVPNサービスをダウンロードしておいて、どれかがブロックされても大丈夫な状態にしておくのがオススメです。

 

改めて、現在ロシア国内で問題なく使えて、しかも安全性も高い2つのVPNサービスを以下の記事でまとめていますので、ぜひ、ご覧ください!