最近、お仕事で使っているファイルサーバが更新されてファイルパスが変更になったことがありました。 こういうときに困るのが、Windowsのショートカットファイルのパスを全て変更しないといけなくなること。
ショートカットファイルのパス変更って結構面倒くさいんですね! たくさんあるショートカットファイルのパスを変更しようとして、5分で諦めました。 なんとかならないかなと思ったら、素晴らしいフリーソフトがあったのでご紹介。
「Shortcut Target Changer」です。 僕の好きなインストール不要フリーソフト。
ショートカットファイル変更時の悩みどころ
ショートカットファイルごとの変更はとってもめんどくさい。 右クリックのプロパティからパスを変更できるものの、ファイルひとつひとつ指定していかないといけないのです。
更に困りものなのが、既にファイルパスの先が存在しない場合。 ショートカットを右クリックすると、ファイルパス先を探しに行こうとしてしまうため、タイムアウトが発生して右クリックのメニューが表示されるまでにタイムラグが発生すること。 これが面倒で、たくさんあるショートカットファイルを修正しないといけないのに右クリックするたびに30秒ほど待たないとメニューが表示されないという、イライラの悪循環に陥ります。
「あ、これ手動での修正無理だな…」と諦めたところで、このツールの出番です。
Shortcut Target Changer
Shortcut Target Changerのダウンロード : Vector ソフトを探す!
使ってみた
ありがたいことにインストール不要です。 exeファイルを実行すると、こんな感じのウィンドウが表示されます。
このツールの仕組みとしては単純に、ショートカットファイル内のパスから特定の文字列を検索して、特定の文字列に置換してくれるものです。
「設定」タブを開くと、こんな感じで検索する文字列と置換する文字列の入力画面が開きます。 今回の場合、ZドライブのファイルパスをIPアドレスに変換する処理ということで、こんな感じで文字列を入力してみます。
あとはプログラム上にショートカットファイルをドラッグ&ドロップすると、こんな感じでファイルパス部分が指定した通りに置換されます。 指定した文字列が1件もひっかからないと、ショートカットファイルは特に変更されません。
複数ショートカットファイルを同時にドラッグ&ドロップできるので、わざわざひとつずつ手動で修正する必要がなくなります。 これは、助かる…。
注意点
当然、ファイルパスの指定を間違えるとリンクは動作しないので、置換する文字列の指定には注意しましょう。
ファイル数が多いと、中途半端にパスが書き換えられちゃう方が面倒くさくなる場合もあるので、場合によっては既存のショートカットファイルのバックアップを取っておくといいかもです。
まとめ
- ショートカットファイルのパス変更を複数行うのは大変
- ファイルパスを置換で変更するフリーツール
- 複数ショートカットファイルの一括変更が可能
- ファイルパスの指定間違いに注意
ちなみに作者さんのサイトはこちら。
技術評論社(2012-01-25)