Excelについて詳しく解説します
はい、どうもこんにちわ!
管理表を作っている時に、日付を指定して残り日数を表示すること、よくありますよね。
実は、Excelではただの残り日数だけではなく、土・日・祝日を除いたいわゆる営業日で残り日数を表示することも可能なこと、ご存じでしたでしょうか?
今回は、指定した日付まで、土・日・祝日を除いた営業日で何日あるかを表示するための「WORKDAY関数」と「NETWORKDAYS関数」についてご紹介しますね。
目次
WORKDAY関数とは?
WORKDAY関数の基本式はこんな感じです。
土日祝日を除いた日を営業日とし、開始日と日数、祝日を指定することで、対象日を表示することができる関数です。
WORKDAY関数の具体例
例えば、「商品の発送日は注文日から○営業日後です。」
というネットショップのルールがあったとしましょう。
この発送予定日を、WORKDAY関数式で計算することができます。
この図の場合、注文日(B列)から発送までの営業日日数(C列)を経た日付が、発送日(D列)となります。
また、土日は自動的に営業日から省かれますが、祝日は営業日から省かれないため、祝日を別途指定(C7)する必要があります。
(祝日を考慮しない場合は、省略してしまっても大丈夫!)
注意:シリアル値は要変更!
また、注意点として戻り値(D列)はシリアル値となります。
戻り値が表示されるセルの属性を、「日付」に変更する必要があります。
シリアル値って何?
シリアル値とは、1900年1月1日を「1」として、以降の経過日数を数値化したものです。
例えば1900年1月3日の場合、「3」と表示されます。
セルの属性が標準のままだと、WORKDAY関数の結果は、シリアル値がそのまま表示されてしまいます。
さきほどの例だと2017年7月20日の場合「42936」と、ただの数値が表示されてしまうことになるわけですね。
これだと意味が通らないので、必ず「日付」へと変更するようにしましょう!
営業日の残り日数を表示するNETWORKDAYS関数
WORKDAY関数の場合、表示されるのは「終了の日時」です。
「営業日の残り日数」を表示したい場合は、このNETWORKDAYS関数を使う方が簡単です。
開始日と終了日、そして祝日を設定することにより、営業日の残り日数を算出することができます。
NETWORKDAYS関数の具体例
土日祝が休みの企業があったとしましょう。
従業員が自分の月間稼働日数をカウントしたい、あるいは人事が従業員の稼働日数を把握したい場合を例にします。
月初の日付を開始日とし、終了日を月末の日付に設定します。
そして祝日を別のセルに設定し、関数式内で範囲を指定すると、土日と祝日を除いた残り日数が戻り値として、返ってきます。
工数管理などにも活用できる!
この関数、工数管理などにも利用可能です。
契約期間を限定している社員の、実稼働数を算出し案件必要工数に足りているかどうかの判断を行いたい場合は、こんな風に計算できます。
こちらの図では従業員の稼働開始日を開始日として設定し、稼働終了日を終了日として設定しています。
祝日も別途設定して指定することで、各従業員の稼働日数合計が算出できる、という仕組みですね。
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まとめ
- WORKDAY関数: 日数を指定して土日祝を除いた日付を出す
- NETWORKDAYS関数: 終了日を指定して土日祝を除いた残り日数を出す
この2つの関数、似ているようで微妙に用途が異なります。
用途によってうまく使い分けをすることで、日数管理がとてもやりやすくなると思いますよ!
以上、ご活用くださいませ。
それでは!