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Zoomについて詳しく解説します

【Zoom】利用は未成年でも利用可能?年齢制限など利用規約を確認

Zoomは未成年でも利用可能か?

学校や教育などで未成年にも使わせたいのだけど、利用してもOKだろうか…

…という疑問について、この記事では2020年4月時点での情報をまとめました。

 

コロナウイルスによって、学校機関も休校が続いておりWeb会議などのシステムを使ってリモートで教育や授業を行う重要性が出てきています。

その中で、Web会議システムとしてもっとも名前が広まっているZoomの利用を検討しているという方も多いと思います。

 

  • しかし、Zoomってそもそも未成年も利用可能なのか?
  • 未成年でもアカウントをつくることは可能なのか?
  • 学校教育にZoomを使って問題ないのか?

…といったことについて、正直判断が付かないという方も多いでしょう。

 

この記事では、Zoomのサービス利用規約などから、未成年がZoomを利用してよいのかどうか、について最新情報をまとめました。

教育現場へのZoom導入の参考にしてみてください。

それでは、早速見ていきましょう。

 

  こちらは記事執筆時点、2024年11月時点で再確認した最新状況になります。

【結論】未成年がZoomを使ってよいか

さて、結論としては以下の通りです。

  • 未成年がZoomのアカウントをつくることは出来ない
    (規約上、未成年のアカウント作成は禁止されている)
  • 未成年がZoomアカウントを作成し、利用している場合、アカウントが削除される可能性がある
  • 保護者・および教育者が管理するアカウントを使って、Web会議に参加することは可能
  • 教育者はZoomを利用するにあたって、保護者の同意が必要
    (Zoom利用上の個人情報の管理について、同意を得る必要がある)

 

未成年が、勝手にZoomアカウントを作ってWeb会議を利用する事はできません。

ただし、保護者や教育者が管理するアカウントを使って、授業などのためにWeb会議に参加することは可能です。

学校などで集団で利用する場合は、学校側・教育機関側がアカウントを一括で作成し、生徒に使わせるといった対応が必要になります。

 

【参考】Zoom社の提供する教育プラン
2020年4月現在、Zoomでは教育機関に対して、無料アカウントでも有料アカウントと同じように時間制限なく使えるようになっています。

こちらのページも参照してみてください。

教育プラン - Zoom

【情報①】Zoomのサービス利用規約を見てみる

さて、実際のサービス利用規約はどうなっているのか、一緒に確認してみましょう。

まず、「Zoomのサービス利用規約」では、利用者の年齢に対してこのように書かれています。

4.適格性

お客様は、お客様ご自身が法定成人年齢に達しており、かつ本契約に定める規定、条件、義務、主張、表明および保証を履行できる権限と法的資格、および本契約を順守できる能力と法的資格を十分に備えていることを認めるものとします。

未成年者による本サービスへの不正アクセスを弊社が完全には制御することはできませんが、お客様が未成年者であるか、適格性に欠けると弊社が判断した場合には、警告なくアクセスが打ち切られる可能性があります。

 

これによると、アカウントを作った時点で「自分は成人しています」ということを認めるという利用規約になっています。

2020年4月時点での現在の日本の成人年齢は「20歳」です。

(2019年の改正で、20歳→18歳へと引き下げが決定されましたが、実際の施行は2022年4月1日から、とされています)

 

  ちなみに、Zoomアカウントを登録する際のアクティベートのメールには「16歳以上であることに同意します」という文言が書かれています。

利用規約には16歳という文言は書かれていないため、おそらく海外の成人年齢や基準などの年齢が、そのままメールに使われているのだろうと思われます。

いずれにせよ、16歳以下は現在も未成年ですので、Zoomアカウントの作成はできません。


【情報②】Zoomの「学校・教育機関の管理者向けガイド」を見てみる

もう1つ、英語の資料となりますが「学校・教育機関の管理者向けガイド」(School Administrator’s Guide to Rolling Out Zoom)という資料がZoom公式から公開されています。

こちらも、未成年の利用に関しての取り決めが記載されているガイドラインなので、重要部分を引用してご紹介します。

 

Be sure to obtain parental consent

Please remember that the obligation to obtain parental consents, where required, as it pertains to students and their data rests with our educational customers.

Zoom relies on you to obtain consent from parents for their children to use the Zoom services.

Your organization should be able to demonstrate compliance with the parental consent requirements contained in the Children’s Online Privacy Protection Act (“COPPA”) and other applicable laws.

Supervised Account Creation

Students under the age of 18 should not go to www.zoom.us to create an account because

(i) they should only be joining
Zoom meeting sessions as participants (not separate account holders) through the School Subscriber’s account and

(ii) minors
are not permitted to create an account per Zoom’s Terms of Service.

The School Subscriber’s account administrator (e.g., teachers) should securely and confidentially provide meeting information and meeting passwords to the student users to ensure the school can maintain supervision and control over its student users’ meeting experiences.

If students have already signed up for individual accounts, Zoom can assist schools in fixing this.

 

長い英文なので読むのが大変ですが、要点をまとめると以下の通りです。

  • 未成年はZoomアカウントをつくることは出来ません
  • 学校教育でZoomを使う場合、保護者の同意が必要です
  • 保護者・および教育者が管理するアカウントを使って、Web会議に参加することは可能
  • 教育者は、会議の情報やパスワードを管理する必要があります

 

こちらのガイドラインでも、未成年のZoomアカウントの作成はNGと記載されています。

ただし、保護者や教育関係者が管理するアカウントを利用して、未成年がZoomを使ってWeb会議や授業に参加するのはOK、という記載がされています。

(i) they should only be joining
Zoom meeting sessions as participants (not separate account holders) through the School Subscriber’s account

 

となると、教育機関で複数人の生徒に向けてZoomを利用させる場合、

  • 保護者にアカウントを作ってもらい、生徒に使わせる
  • 教育機関でアカウントを作り、生徒に使わせる

この2つの選択肢を取ることになりますね。

【まとめ】未成年のZoomの利用方法

最後に、冒頭の概要を再度掲載しておきます。

  • 未成年がZoomのアカウントをつくることは出来ない
    (規約上、未成年のアカウント作成は禁止されている)
  • 未成年がZoomアカウントを作成し、利用している場合、アカウントが削除される可能性がある
  • 保護者・および教育者が管理するアカウントを使って、Web会議に参加することは可能
  • 教育者はZoomを利用するにあたって、保護者の同意が必要
    (Zoom利用上の個人情報の管理について、同意を得る必要がある)

 

Zoomは未成年が個人で自由にアカウントを作れない規約になっているため、保護者・教育者の管理が必要です。

なかなか面倒ではありますが、何かしらの方法でアカウントを管理して、利用してもらう仕組みを考える必要がありそうです。

 

以上、ご参考までに!

それでは!

 

 

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