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VPNについて詳しく解説します

VPN接続で航空券は安く買える?各航空会社で実際に確認した結果

  • VPNサービスを使って航空券を安く買うことができるの?
  • 航空券を安く買うための具体的な方法・コツを教えて欲しい!

この記事では、以上の疑問についてご紹介します。

 

海外航空券を購入する際によく浮かぶ疑問はサーバーの場所によって航空券代は変化するのか?ということです。

サービスによっては、接続する「国や地域」を変更することで、利用料金や価格が安くなるものもあり、VPNサービスを使って料金を割引価格で利用する、というのは比較的一般に利用されている手法です。

 

筆者は海外旅行・出張によく行くため、海外行き航空券をできる限り安く買う方法について日夜リサーチしています。

その中で、VPNありで航空券が安く買えるのかどうかという疑問に対しての自分なりの結論が出せました。

この記事では、実際に検証してみた、航空券の価格が安くなるかについての情報をまとめています。

 

コロナや急激な円安によって海外での滞在費が高くなる昨今。

この記事を読んで少しでも海外往復の航空券代を安くする方法を知って、航空券を予約する際の参考にしてください。

 

この記事はこんな人が書いています
【カズキ@ライター】
  • ロシアや周辺国を中心に滞在する海外ライター
  • 経歴:日本の大学を卒業後にロシアの大学院に進学
  • 旧ソ連圏や東南アジアに短期滞在しながら日本語教師とWebライターとして働く
  • ロシア人妻と結婚しており、たまにロシアの飛び地に帰省する謎の人
  • Webライターとして700〜800記事以上を執筆し、旅関連のKindle本も出版中
  • ロシアから日本の動画配信サービスやSNSを利用するためにAdGuard VPNを使用(2年プランに加入中)
  • これらの各国のインターネット・ビジネス事情に詳しい

 

  当記事は、2024年9月時点で確認した最新状況を掲載しています。

 

この記事のポイント!

  • VPNで海外から接続しても、航空券は安くならない
  • それでも、海外旅行時にはVPNサービスは安全性も利便性からも必要
  • 安く航空券を手に入れたいなら「時期」「LCCのキャンペーン」を狙うのが定石!

【実験】VPN接続で航空券は安く買えるのか?

結論から言うと、VPNなしとありで航空券の値段はまったく変わりません。

複数のサービスで実際に筆者が実験してみましたが、基本的には「値段は変わらない」もしくは「アクセス自体できない」のどちらか、となっています。

そのため、違法か合法かなど関係なく、基本的には航空券の料金は変わりません。

 

実際に、航空券比較サイトと航空会社の公式サイトなどを使って検証してみた結果をご紹介しますね。

実際の予約画面をVPNあり・なしで比較して、検証結果を確認しましょう。

 

今回の検証の方法
  • VPNサーバーの国:インド、トルコ、メキシコ
  • 出発地:東京
  • 到着地:シンガポール
  • 旅程の日付:2024年9月1日

1.スカイスキャナー

VPNなしの場合。最安値は中国東方航空の20,980円です。

 

VPNでムンバイサーバーに接続。

 

最安値は中国東方航空の20,980円でVPNなしと同額。

イスタンブールとメキシコシティのサーバーに接続しても結果は同じでした。

2.Trip.com

VPNなしの場合。最安値は中国東方航空の20,350円です。

  

VPNありでムンバイ・イスタンブール・メキシコシティに接続しても結果は同じでした。

3.Expedia

VPNなしの場合。最安値はZIPAIRの23,610円です。

 

VPNに接続すると、Expediaのサイト上でエラーになって航空券が検索できません。

セキュリティ対策で海外サーバーからのアクセスは禁止しているのでしょう。

4.JAL

VPNなしの場合。最安値はエコノミークラスの70,560円です。

 

Expedia同様、VPNを噛ませるとエラーと表示されてしまいます。

こちらもセキュリティ対策で外国サーバーからのアクセスを禁止していると思われます。

5.ANA

VPNなしの場合。最安値は270,150円です。

 

VPNありの場合。VPNなしの場合と全く変わりません。

VPNあり・なしで航空券の値段が変わることはないようです。

航空券代を安くおさえるためには、航空券を購入するサイトやタイミング、旅程が最も重要だといえます。

 

実験結果をまとめると、以下のとおりです。

VPN接続してアクセスした場合の航空券の価格変動
  • スカイスキャナー:海外VPNサーバーに接続しても価格変動なし
  • Trip.com:海外VPNサーバーに接続しても価格変動なし
  • Expedia:VPN接続時にはサイトでエラーが発生し、航空券が検索できない
  • JAL:VPN接続時にはエラーが表示され、外国サーバーからのアクセスが禁止されている可能性あり
  • ANA:VPNを使用しても航空券の価格に変動はない

【それでも】海外旅行にはVPNサービスが必要

このように、航空券を安くするための目的でVPNサービスを活用することは出来ませんが、それでも海外旅行ではVPNサービスは用意しておくことを強くオススメします。

その理由は以下の通り。

 

  • セキュリティ強化:公共のWiFiなど危険な場所から安全にネットに接続するため
  • 地理的制限の回避:旅行先で利用できない地域制限コンテンツ(動画配信サービスなど)を利用するため
  • ウェブブロッキングの回避:特定の国々でブロックされているウェブサイトやサービスを利用するため
  • 安全なリモートアクセス:旅行中でも安全に職場などのネットワークにリモートアクセスするため

 

海外からですと、普段日本でインターネットを使っているのとはかなり異なる環境となります。

日本のサービスがそもそも接続できなかったり、公共、ホテルのWiFiですら安全でなかったりと、様々な問題があります。

何も対策せずに海外でインターネットをすることの危険性は年々高まっていますので、VPNサービスの契約は、やはり必須です。

 

 

海外でVPNサービスを使う場合、一般的な国か、検閲など通信制限の厳しい国かで、利用すべきVPNサービスが変わってきます。

当サイト「Tipstour」では、それぞれ以下のVPNを推奨しています。

※どちらのサービスも、30日間以内の返金保証を約束しており、無料で利用可能です。

NordVPNは現在、73%割引セール中です
この期間中に契約すると、最大73%割引、さらに3か月分無料で利用可能! NordVPN割引セール実施中

【旅行者視点】VPNなしで航空券を安く買う方法

さて、今回の実験のように、VPNがあってもなくても航空券の値段は変わりません。

しかし、利用するサイトや予約する時期、タイミングなどによって、航空券の値段は大きく変わっていきます。

ここでは、安く航空券を買うための4つのポイントを旅行者目線でご紹介します。

  • 1.複数の航空券比較サイトを見てみる
  • 2.年末年始やお盆などの繁忙期は避ける
  • 3.航空券比較サイトで価格アラートを設定
  • 4.LCC公式サイトも積極的にリサーチする

それぞれのポイントを確認しながら、航空券を安く購入できるか検証してみましょう。

1.複数の航空券比較サイトを見てみる

航空券比較サイトによって、航空券の値段は変わります。

その理由は、サイトによって航空券の値段のデータを取り入れる時間帯やデータ収集元が異なるためです。

最安で航空券を購入したいならスカイスキャナーTrip.comがおすすめです。

 

とくにTrip.comは中国最大手のオンライン旅行会社で、格安の中華系航空会社が出てきます。

中国で外国人が泊まれるホテルを検索でき、列車のEチケット予約にも対応しています。

そのため、ツアー以外で中国旅行を検討している方は要チェックです。

どのサイトで航空券を予約すべきか迷ったらTrip.comを選べば間違いないでしょう。

2.年末年始やお盆などの繁忙期は避ける

航空券の値段は需要と供給によって決まります。

海外へ行く人が多いお盆や年末年始の時期には航空券の値段が跳ね上がるのが一般的です。

また、金曜日・土曜日・GWなどの連休などにも需要が高まるため、安い航空券を狙うなら避けるべきでしょう。

何の祝日でもない火曜日〜木曜日のタイミングは航空券代が安い傾向にありますね。

3.航空券比較サイトで価格アラートを設定

価格アラートの成功確率が色別でわかりやすく表示される

航空券比較サイトや航空会社のサイト上には「価格アラート」機能がついているのが一般的です。

指定した値段に航空券の値段が下がったときにメールなどで通知してくれるため、アラートを設定すると安くなったタイミングに航空券を買える可能性が高まります。

 

現実的に考えて、パソコンやスマホの画面に張り付いて価格をチェックするのは不可能です。

ですので、現実的に下がりそうな値段を見極めて、アラート設定しておくのがおすすめですよ。

直行便のみに限定して価格アラートを設定することも可能です。

トラブルを避けるためにも、できる限り海外で乗り換えしたくない方はチェックを入れて検索しましょう。

また、Trip.comには価格動向グラフも表示されています。

ここで表示される過去の価格動向と将来の価格動向をチェックして、今買うべきか、待つべきかを判断してみましょう。

4.LCC公式サイトも積極的にリサーチする

LCC公式サイトでは、公式サイト限定価格で航空券が買えることも多いです。

JetstarやPeach、Skymark、Zipairなどの公式サイトをチェックしてみましょう。

公式:Jetstar 公式サイト

 

Jetstarで「東京(成田空港)→北海道(新千歳空港)」を検索してみると、現時点での最安値が4,700円です。

Jetstarの有料会員になれば毎回割引価格で航空券を購入できておすすめです。

 

引用:peach 公式サイト

peachで東京(成田空港)→奄美大島便を検索してみると、最安値が7,340円

限定路線に強みがあるpeachは、特定の国内路線で安い航空券を買うのにおすすめです。

 

引用:ZIPAIR 公式サイト

同じくLCCのZIPAIRで東京(成田空港)→バンコク便を検索してみると、最安値が20,737円です。

ZIPAIRは格安で海外(とくに東南アジア)に飛べるのが魅力です。

多少お値段は張りますが、フルフラットの座席をオプションとして追加すると、足を伸ばせて快適な空旅を過ごせます。

LCCの魅力は何といってもその安さですが、お預け荷物の量が制限されていたり、食事がついていなかったり(有料オプション)するため、使う人を選びます。

何よりも航空券の安さを重視しているという方におすすめの選択肢ですね。

5.ホテルと航空券セットでお得に滞在できることも

Trip.comやスカイスキャナー、Expedia、NEWTなど、航空券+ホテル(ツアー付き)のプランを予約することで、よりお得に旅行できるケースもあります。

試しにTrip.comで検索してみましょう。

東京→バンコク便の片道航空券とホテル一泊でこのお値段!かなり安いですね。

キャンペーンで値引きを行っているホテルもあります。

そのほかにもNEWTでは、チェックインとチェックアウトのみが決められたホテル付きのフリープランが選択でき、免税店などで使えるクーポンなどが使えるプランなども用意されていますね。

VPN接続なしでも工夫しだいで航空券はお得に買える!

この記事では、VPNを接続すると航空券代は変わるのかを航空券比較サイトや航空会社の公式サイトなどで比較検証し、航空券代が変わらないことを確認しました。

また、VPNのありなしとは関係なく、航空券を安く購入する工夫についてもチェックしました。

リサーチする航空券比較サイトや購入するタイミング、航空券に日程によって航空券の値段は大きく変わります。

 

基本的にはスカイスキャナーTrip.comなどの航空券比較サイトとLCCの公式サイトのキャンペーンを複数チェックするのがおすすめです。

また、イマイチ安い航空券がないなと思ったら、その場で無理して買わずに希望する航空券の価格にアラートを設定して、価格が下がってくるのを待つのもいいですね。

安く航空券が買える方法を自分で模索して、後悔のない買い物をしましょう!