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Macについて詳しく解説します

  この記事は2018年頃に発生していたバグについて記載しており、現在は不具合解決済みです。

また、新バージョンであるAffinity Photo2もリリースされていますので、そちらの利用を推奨いたします。

Affnity Photoという素晴らしい写真編集アプリがあります。

ぼくはこのアプリをMacでの写真編集に愛用していました。 価格帯と機能性のバランスと、コスパがとても良いのです。

しかし。


2018年現在、このアプリを購入することはオススメできません。

その理由は、日本語入力と変換時の致命的なバグが発生しているからです。

機能的にもともと素晴らしいアプリなのですが、このバグが放置されている以上、日本人ユーザにはオススメできないアプリになってしまいました。

その理由と、バグの対応状況などについてまとめます。

 

  【2018年6月追記】

Affinity Photoの最新バージョンである1.7にて、この記事で指摘していた日本語入力のバグが解消されています。

これにより、Photoshopの代替として心からオススメできる画像編集アプリになりました。

 

ただ、以前のバージョンのAffinity Photoを利用している方はご注意ください、バージョンアップ時に保存していたマクロが消えてしまう不具合があるようです。(苦笑)

バージョンアップ前にマクロ設定をエクスポートしておき、バックアップしておくことをオススメします。

この記事のポイント!

  • Affinity Photoは6,000円買い切りで使える写真編集アプリ
  • 2018年3月のアップデートから、日本語入力が極端に不便になる不具合が発生
  • 2018年10月時点でも、不具合修正の情報なし
  • 現時点では、購入はオススメできません

Affinity Photoは「Photoshopと同等機能で買い切り制」という点にメリットあり

Affinity Photoは、もともとAdobe社のPhotoshopの代替アプリとして登場してきました。

Photoshopは現在、一度きりの買い切り制での販売はしておらず、月額980円(年額11,760円)でのサブスクリプションに契約しないと利用できないようになっています。

こうしたサブスクリプション系のサービスでは、全く使わなくても毎月一定額かかってしまうことになるため、買い切り制を望む声が多くありました。

 

Affnity Photoはそんな状況で登場し、6,000円の一度きりの買い切りで永続的に利用できるアプリです。

Photoshopの代替アプリとなるべくして開発されたということもあり、写真編集をする上で遜色ない同等程度の機能が備わっています。

Affinity Photoデスクトップ版 - プロフェッショナル向けの画像編集ソフトウェア

 

もちろん、詳細な機能をPhotoshopと比べると見劣りしてしまうのは仕方ないにせよ、充分な高機能を持った写真編集アプリです。

写真の編集もマクロを登録しておけば一発で出来るし、バッチ処理で数百枚の写真に一気にエフェクトをかけていくことも充分可能です。

RAW出力も可能ですし、EPSなどのベクターファイルも扱えます。

少なくとも、写真の編集についてはAffinity PhotoさえあればOK。 Photoshopで高い利用料を払うまでもないな、という感じでした。

 

そう、2018年3月の改悪アップデートがあるまでは。

Affinity Photoの致命的バグ! 日本語入力が超不便

2018年3月、Affinity Photoのバージョン1.6.7が公開されました。

このアップデート以降、日本語入力が正常にできないというバグが発生するようになったのです。

通常、日本語を入力して変換して、そのままキーボードを入力し続ければ文章の続きが入力していけますよね。

バージョン1.6.7では、日本語を変換すると変換した文字列が選択される動きになってしまい、続けてキーボード入力すると選択した文字列に上書きしてしまうため、文字列が消えてしまうという変な動作をするようにになってしまったのです。

  • 日本語を入力する
  • 日本語を変換する
  • 変換すると、変換した文字列がそのまま選択されてしまう
  • 続けて入力すると、選択部分に上書きするように入力される

 

ひらがな以外の文字列、カタカナや漢字を変換する場合に、この現象が発生します。

写真にテキストを入力する場面はよくあると思いますが、そうした場合にこの不具合があると非常に邪魔で、うんざりしてきます。

このアップデートによる改悪で、日本語入力機能は使い物にならないレベルになってしまったのです。

(余談ですが、Tipstourの各記事のサムネイルの日本語は、このAffinity Photoで入力・編集しています。 だからこそ、不便で不便で。 涙)

動画

この不具合は、実際に動画を見てもらうのが一番だと思います。

正直、何を入力しているのかよくわからないと思いますが…実際この動画の通り、日本語入力と変換が非常に困難なことになってしまっているのが現状です。

  参考までに、Affinity Photoのバージョン1.6.7の変更ログについてもリンクを貼っておきます。

特に日本語入力について言及されているアップデート内容はないですが、おそらくは「Improved input smoothing for all tools.」(全てのツールで入力のスムーズ化を改善しました)という部分が、今回の不具合に影響しているようにも思えます。

ただ、この日本語入力の不具合についての公式の見解は示されてないので、詳細は不明です。

Affinity Photo for macOS - 1.6.7 - News and Information - Affinity | Forum

Affinity Designerについても同様のバグあり

また、ぼく自身は利用していないのですが「Affinity Designer」という、Illustrator用途に使うアプリも同社からリリースされています。

こちらでも、2018年3月のアップデート(1.6.1)から同様の日本語入力バグが発生しているようです。

App Storeのレビューにて、日本ユーザーからの報告が数件上がっていました。

 

同時期に発生したバグなので、原因はまったく同じものなのでしょう。

少なくとも、Affinity Designについても2018年10月現時点では、この致命的バグのせいで購入は見送ったほうが良いだろうと言えます。

Affinityのサポートに問い合わせをしてみた結果

アップデートで発生してしまった不具合であれば、比較的簡単に再修正できるはず。

そう思っていたのですが、3月以降、特に追加アップデートの音沙汰なし。

しびれを切らして、公式サポートのTwitterアカウントにこの不具合対応とアップデートの情報について確認してみました。

 

「新しい情報はまだないですね。」

「また開発者のところで止まってます。(対応中?)」

 

…とまあ、割と冷たい感じであしらわれてしまいました。

少なくとも、不具合として認識はしている(らしい)ということは、かろうじてわかりましたが…。 重要度の高い問題として認識されているという感触もありません。

公式Forumにてこの件を追加で問い合わせしてみたものの、こちらも音沙汰なしという状況です。

まとめ

  • Affinity Photoは6,000円買い切りで使える写真編集アプリ
  • 2018年3月のアップデートから、日本語入力が極端に不便になる不具合が発生
  • 2018年10月時点でも、不具合修正の情報なし
  • 現時点では、購入はオススメできません

 

2018年3月のアップデート以降、新たなアップデートは未だに来ていないので、記事を書いている2018年10月末時点でも最新バージョンは1.6.7となっています。

となると、もともとアップデートの頻度も元々高くないアプリであると言えるので、解決には時間がかかりそうです。

少なくとも、2018年10月時点では、解決の目処もヒントも、利用者には示されていません。 これが現状です。

 

もともと、ぼくはこのアプリに特に不満なく使っていて、どちらかといえば日本での数少ないAffinity Photo愛好家じゃないかなと思ってます。

が、正直な所アップデート以降の対応には不満が残ることは事実。

この不具合さえ解決してくれれば、再びバランスとコスパの良い高性能な写真編集アプリに戻るわけですから、頑張ってほしいところです。

もし今後のアップデートでこの問題が解決したならば、この記事に追記したいと思います!

 

ということで以上、ご参考までに。

それでは!