ネットワークについて詳しく解説します
たまにこそこそと公開しているNW機器の設定メモです。 技術的な話は突き詰めると奥が深すぎて底が無いので、あまり詳しく触れていくつもりは今のところないんですが、小さなことは備忘録として記事に残しておきたいと思ってます。 今回はCisco製品。
Cisco系の製品でコンソールなどから特権モードを開いたりする場合は、パスワードのみを要求されますが、SSHでリモート接続しようとした場合、パスワードとともにユーザ名を求められることがあります。
あれ? ユーザ名ってなんだったっけ…と思って、調べてみました。
configの確認
ユーザ名の確認ですが、configファイルから拾ってきます。 通常、configファイルはどこかにバックアップされている(ハズ)なので、そのconfigからユーザ名を調べるのが手っ取り早いです。
configの表示はおそらく説明不要とは思いますが、running-config および startup-configから取得します。
configからユーザ名を検索
configファイルを見付けたら、下記の記述を検索します。
username [ユーザ名] password [パスワード]
こんな感じでconfigに記載されていると思うので、ここの[ユーザ名]を記録しましょう。 下記の場合だと、「admin」が設定されているユーザ名ですね。
username admin privilege 15 password 7 *****
あとは、そのユーザ名と管理しているパスワードでSSHで接続しましょう。 configファイルがどこにも退避されていなかったり、パスワード自体が不明だったりするとどうしようもないのですが、最悪の場合はCisco系の機器であればパスワードを回避してログインする方法があるので、そちらを実施することになるかと思います。
Cisco IOSでパスワードを初期化 もしくはルータを初期化する方法 | Tipstour
現行で動いている機器であれば、普通はconfigファイルがどこかに保管されていているものと思うのですが、なかなか古い機器だと誰もわからないってパターン、結構多くて困りますね。 特にNW機器は、管理がないがしろにされやすいので、ユーザ名もパスワードも、管理方法も誰もわからないなんて状況が結構あったりします。
トラブってから、みんな慌てるんですよね…。