旅行について詳しく解説します
縦走は出来ないけど山小屋泊はしておきたかった。
今回屋久島に行ったのは三度目だったのけど、結局宮之浦岳縦走にはスケジュール的な都合もあったりしてチャレンジできなかったのです。 前回は大雨での山行だったので、再チャレンジしておきたかったのだけどね。
それでも山小屋泊はしておきたいなーということで、今回は白谷雲水峡をゆったりと回る目的で、道中の無人小屋「白谷小屋」に宿泊してみました。
登山客でごった返している山小屋もそれなりに大変(特に夜のいびき)なものだけど、全く無人で宿泊客が僕ひとりというのもそれはそれで結構怖いもんだということがよくわかりました。
白谷小屋
こちらが白谷小屋。 白谷雲水峡のだいたい中間に位置するため、昼ごはんなどの休憩場所としては最適な山小屋です。
休憩所の直ぐそばに水場もあります。 水源豊かな屋久島だし、すぐそばを川が流れている関係で水場が枯れることはありえなさそうだ。
小屋の中の写真も撮影したつもりだったのだけど、何故かiPhoneには残っていなかった。 仕方ないので、出発前に撮影した動画をごらんください。 小屋の中はこんな感じです。
そういえばトイレも山小屋の中にあるので、ちょっと匂いが気になるかもしれない…。けれど、眠るための部屋はドアを閉められるので、閉めてしまえば匂いはそれほど気にならないレベルです。
屋久島の小屋
屋久島のそれぞれの小屋については、下記のページが網羅しているのでここを見ると概要がわかるかと。 高塚小屋が新しく立てなおしてすごく綺麗になっているので、ちょっと情報が古いですが。
島の登山>山小屋・岩屋
位置的に宿泊客は少ないようだ
白谷雲水峡自体は登山口から最奥部の太鼓岩へと往復でも1日もあれば十分ということもあって、実はあまり宿泊する人が少ない小屋のようなのだ。
宮之浦岳の縦走の場合、必ず山小屋に1泊しないといけないということもあって、その道中にある高塚小屋や新高塚小屋はシーズンによっては満員で中に泊まれない場合も多いぐらい混むのだよね。
そう考えると、極端に宿泊利用客が少ない小屋ということになる。 まあ利用客が少ないということはその分快適に過ごせるわけなので、メリットでもあるのだけど。
実際、利用状況を把握するために記入をお願いしている宿泊リストを見てみると、僕の前に宿泊したのは1週間以上前の単独客のみという感じでした。
ただひとりの山小屋泊は思いの外怖い
そんなわけで宿泊してみたよ。
小屋の中には電灯がない(設置されてはいるが、電気がそもそも通ってないみたい)ので、18時以降は全くの暗闇に。 まあ、山小屋だと夜は真っ暗なのは当たり前だけど。 近くを川が流れているからか、聞こえるのは水音だけです。
…しかし、山小屋にただひとりで宿泊というのは何気に人生初の経験だったのだけど、思ってた以上に心細さを感じるというか「俺なんでこんなことやってたんだっけ?」という気持ちが強くなってきてしまうな。
まあ要するにちょっと怖いのです。 そして寒い。
縦走後であれば身体を酷使してきた後だから速やかに睡眠に入れたのだろうけど、この日は白谷雲水峡をゆったりと散策しすぎたこともあって、グッスリ眠ることもできなかったのだった。 バカだよねー。
しかし、外に出てみると見事な星空が。 写真に撮ろうとしてもうまく伝わらないので省くけど、山の中だとこれだけ星が綺麗だとは。
そういえば白谷小屋、昔は有人小屋で管理人もいたらしい。 管理人室と思われる部屋もあってその名残があったのだけど、やはりこの位置関係で宿泊までする人は少なかったんじゃないかなあ…。
…というか、後から検索してみたら「白谷小屋 幽霊」とかサジェストされるじゃないか、Google. 知りたくなかった、そんな情報…。
どういう時に使うべきか?
先ほども述べたように白谷雲水峡は1日もあれば回れるハイキングルートなので、この小屋を使う機会はそんなに無いようです。
取り立てて使おうとすると、淀川登山口から宮之浦岳を縦走してきて、新旧高塚小屋から白谷雲水峡へ登る場合にここに泊まる…という感じかなあ。
2泊3日になりますが、多少ゆったり歩けるだろうことと、白谷雲水峡も一緒に回れるルートなので1度の縦走で沢山見て回りたい場合にはちょうど良いかも。
以前の記事でも話したけど、人が少ない早朝の太鼓岩にぜひ登りたい…! というような目的があるのであれば、ここに泊まるというのもアリかもしれないですね。
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