旅行について詳しく解説します
空港や家電店などで販売されているプリペイドSIMカード。
国内でのプリペイド利用を想定したSIMカードは思いのほか少なく、国内で販売しているプリペイドSIMのほとんどは国外からの旅行者向けや、短期の国内滞在用のものばかりのようです。
所有していたWiFiルータを使って、国内用のプリペイドSIMでデータ通信が可能かどうか、試してみました。
来日旅行者向けのSIMカードですが、日本人でも問題なく利用可能です。
一時的にWiFiルータなどでデータ通信をしたいけれど、わざわざキャリアに契約したくない…。
という場合などに、この方法は活用できるかと思います!
ご参考までにどうぞ!
目次
JAPAN TRAVEL SIM
今回購入したプリペイドSIMはビックカメラなどで販売されている「JAPAN TRAVEL SIM」というもの。
IIJmioのSIMカードで、ドコモの網を使っています。
IIJmioは格安SIMの中でも安定感の高いキャリアと評判なので、全然つながらない! …ということは、無いはず。
データ容量は下記の2種類がありました。
データ容量 | 利用期限 | 価格(税込み) | 1ヶ月あたりの価格 | 1GBあたりの価格 |
---|---|---|---|---|
1GB | 30日間 | ¥2,657 | ¥2,657 | ¥2,657 |
2GB | 3ヶ月間 | ¥4,082 | ¥1,361 | ¥2,041 |
コストパフォーマンスを考えると、やはり2GB版を選ぶのが良さそうです。
プリペイドSIMカードの場合は日本国内に限らず、容量が多いタイプの方が利用期限が長く、容量あたりの価格も安くなるのが一般的です。
開封してみる
ということで、今回は2GB版を購入してみました。
開封してみると「ザ・日本!」な感じの屏風が入ってます。(笑)
実はこの屏風が説明書。 接続方法が記載されています。 (日本語で。)
こちらが実際のSIMカード。
利用開始の手続きに必要な電話番号と、パスコードが記載されてます。
電話番号が割り振られているみたいですが、あくまで登録のための情報ということで、通話はできません。
こちらが裏面。
サイズはマイクロSIMサイズです。 (ナノSIMではないので、iPhoneなどのスマホでは使えない可能性があります!)
ぼくが今回使ったのは、マイクロSIM用のWiFiルータ「MR04LN」です。
このWiFiルータでデータ専用SIMを動かして、外出先でのモバイル作業用に使おう、という感じ。
このWiFiルータの詳細については、こちらをどうぞ
モバイル作業用ルータ「Aterm MR04LN」を開封の儀 | Tipstour
設定その1:モバイル端末にAPNを設定する
さて、このSIMカードを使えるようにするには、2つのステップが必要です。
- モバイル端末にAPNを設定する
- 利用開始の手続き(登録)をする
APN設定情報
SIMカードを使う場合、かならずAPNの設定が必要です。
iPhoneの場合だと、APN設定を含んだプロファイルのインストールで設定が可能ですが、Android系のモバイル機器やWiFiルータの場合は、手動でAPNの設定が必要です。
ということで、APN設定は以下の通り。
名前 | iijmio |
APN | iijmio.jp |
ユーザ名 | mio@iij |
パスワード | iij |
認証タイプ | PAP もしくは CHAP |
自分のモバイル端末の設定方法を参考に、上記の設定を入力してください。
設定がうまく言っていれば、モバイル端末側でネットワークを掴んだ表示がされるようになるはず。
(ぼくの環境では、「LTE」という表示がされ、ネットワークに接続できていることが確認できます。)
設定その2:利用開始の手続きをしよう
JAPAN TRAVEL SIMの場合、ここからもう1ステップ、利用開始の手続きが必要になります。
下記のページから、SIMと利用者情報の両方を登録して、はじめて利用可能になります。
利用の規約の画面です。
規約に同意するチェックを入れて、「Next」へ。
次の画面で、さきほどのSIMカードに書いてあった電話番号とパスコードを入力します。
まだ設定項目が!
名前とパスポート番号、在住の国と生年月日などを入力します。
国によってはプリペイドSIMの購入にパスポートが必要とされない国もあるのですが、日本国内の場合は登録必須なようです。 少々、面倒くさいですね…。
登録内容がOKなら「Submit」をクリック。
これでようやく、利用可能になりました。
残容量や利用期限などが確認可能
登録後、登録ページにもう一度アクセスすると、このように現在の利用状況が確認できます。
利用可能期限からまるまる3ヶ月(90日)なのかと思いきや、よく見ると3ヶ月後の月末が利用期限になっていました。
となると、月初に利用登録をするのがお得そうですね。
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使用感
さて、実際に使った感じですが、ドコモのネットワーク網を使っているので、通信上は特に不便ありませんでした。
(東京都の市街地で利用してます。)
日本国内のネットワーク網はすでに張り巡らされているので、圏外になってしまう…というようなことはほとんどないと思います。
IIJmioも、格安SIM系のキャリアでは安定感があると評判なので、混み合う時間帯(昼間の12時〜13時)以外であれば、不便を感じることはないはずです。
容量が2GBまで、というのがネックではありますが、用途を限定すればまあ、なんとか…という感じでしょうか。
クーポンを買うことで、データ容量の追加も可能です。 (少々、割高ですが。)
まとめ
- プリペイドSIMは町中の家電量販店や空港などで購入可能
- データ容量は2GB、期限は1〜3ヶ月ほどのものが多い
- APN設定とパスポート番号を含んだ個人情報の登録が必要!
- ドコモのネットワーク網を使っているので、通信は安定している
以上、プリペイドSIMの利用方法でした。
訪日観光客向けのSIMカードを選んで使う…という機会はほとんどないかと思いますが、設定の基本は今回ご紹介した一連の流れとほぼ同じのはずです。
- モバイル端末にAPNを設定する
- 利用開始の手続き(登録)をする
外出中のモバイル作業は、一旦これでやってみようかな、という感じです!
以上、ご参考までに!
それでは!
海外のSIMカードについても、色々まとめています
海外旅行時や滞在時に、現地のプリペイドSIMカードを購入して使うことも多いと思います。
ぼくが以前滞在していた、ニュージーランドでのオススメSIMカードのキャリアについてまとめた記事がこちらです。
ニュージーランドSIMカード・プリペイド徹底比較!(2017年版) | Tipstour
東南アジアのSIMカードも!
また、タイやフィリピンでもプリペイドSIMを空港で購入した際の情報もまとめています。
こちらも参考までにどうぞ〜。
【タイ】ドンムアン空港でSIMカードを購入! 1週間・4.5GBで299バーツでした【日本円でそのまま買えた】 | Tipstour
フィリピンで2週間データ通信無制限のSIMカードを買ってみた (2016年2月版) | Tipstour