Zoomが世界的に流行しているけど、もしかしてZoomの企業の株をかったら儲かるのかな!?
…という方に向けて、Zoom株で覚えておきたい事実と方法をまとめました。
ということでこんにちは、20代怠け者(@20sInvest)です!
当ブログでは、Web会議システムの「Zoom」について、その操作方法などを広くご紹介しています。
Zoomを利用している方の中には「急成長するZoomに投資して儲けることはできないだろうか?」と考えている人も少なくないかと思います(笑)
実はぼく自身は投資信託や米国株の投資を行ってまして、株式投資の情報を発信するYouTubeチャンネルなども運営しています。
本来、このブログは株式投資に関してはノータッチなのですが、せっかくなので株式投資初心者の方に向けて、Zoom株で覚えておきたいことと、このZoom株での儲け方や注意点について、まとめてみました。
興味があれば、ご覧ください。
それではいきましょう。
目次
【事実①】Zoom株はアメリカの銘柄です
Zoomは米国の企業で、米国の株式市場で上場しています。
企業の正式名称は「Zoom Video Communications, Inc」です。
本拠地はカリフォルニア州サンノゼ、いわゆるシリコンバレーの企業で、2019年4月に上場したばかりとなります。
しかし、昨今の世界事情で今年から急激に需要と知名度を伸ばした関係で、短期間で株価が急上昇しています。
2020年6月、現時点での株価は210ドルです。
ほんの半年前の2019年12月には株価は62ドルほどだったので、この半年間で株価は一気に3.3倍にも急騰したことになります。
つまり、この時期にZoom株を買ってさえいれば、大儲け出来たということになりますね。
【注意!】日本株の株式会社ズームとは別物です
実は日本の証券取引所にも「株式会社ズーム」(6694)という企業が上場してまして、この株を通じて投資をすることが可能です。
が! 実はこの株式会社ズーム、全くの別企業です。
株式会社ズームは東京・千代田区に拠点を構える音響機器メーカーで、ギターやベースなどのエフェクターを製造している企業です。
Web会議システムのZoomとは、単純に名前が同じだったというだけの話なのですね(笑)
しかし、その「名前が同じだった」影響なのか、ここ1ヶ月ほどで株価が一気に2倍近くになるという事態が起きています。
この珍事態を受けて、株式会社ズームでは「当社とZoom Video Communicationsとは一切関係ありません」というIRをリリースするまでに発展しています。
こうした勘違いというか、投機的な動きはおそらくすぐに終了し、もともとの株価に戻っていきます。
米国のZoom株と間違ってこちらの株を購入してしまわないよう、ご注意くださいね…!
【事実②】株価は半年で3.3倍+売上は前年比1.6倍!
さて、Zoom株ですが、短期間でものすごい成長を遂げています。
株価は2020年にはいって半年間で3.3倍にも成長しました。
また2020年6月に発表された決算では、売上高が3.3億ドル、前年比+169%と、かなりの好決算が発表されています。
やはり、この昨今の世界事情による効果は凄まじいものがあるようです。
ズーム決算
Zoom (NASDAQ:ZM) Q1'21
EPS $0.20 予想+$0.11
売上 $328.2M (+169% Y/Y) 予想+$125M
FCF $251.7M (前年 $15.3M)従業員10名以上の顧客数 265,400 (+354%)
▷ Q2'21ガイダンス
売上 $495~500M (予:$223.3M)
EPS $0.44~0.46 (予:$0.11)時間外株価+1.4%https://t.co/W5J7jNNnUM pic.twitter.com/3J6HZurnPx
— 米国株 決算マン (@KessanMan) June 2, 2020
…という疑問について、個人的な意見をお話させていただきますね。
今現時点で、すでに株価が3.3倍に高騰した後ですから、今後の鍵は「今後もさらなる成長を遂げるか、それとも一時的なブームなのか」にかかってくると思います。
昨今の世界事情の関係で急激にテレワーク・Web会議の需要が伸びて、この好成績を残したわけですが、これを維持できず、次の決算で再び売上高を急激に落とすとなると、それはまたマイナスのインパクトが強いです。
おそらくは、元の売上水準に戻ると言うだけで、株価も現在よりかなり下げるのでは? と考えています。
逆に、Zoomが世界のWeb会議システムの「スタンダード」になるほど普及し、テレワークやWeb会議が以前よりも頻繁に行われるような世界情勢になってくれば、更に成長できる余地があるのではないかとも言えます。
それこそ、今の株価のさらに数倍、いや、10倍ということもありえるんじゃないでしょうか。
まさしく、世界情勢次第・今後のテレワークの普及次第、という感じですね。
今後もWeb会議需要が伸びる! と考えるのであれば、投資を検討してみても良いと思います。
【事実③】Zoom株は配当金支払いはありません
Zoom株は配当金を出していません。
Zoom株の上場は2019年4月ですので、上場してから間もない銘柄です。
米国株は一般的に年4回…3月・6月・9月・12月ごろに配当金を支払う時期となりますが、Zoom株は過去これまで、いずれの期間でも配当金を出していません。
配当金を支払わない理由としては、現在は事業を大きくするのが優先であり、「配当金を支払うよりも事業拡大の投資を優先するべきだ」という経営上の判断があります。
これはテクノロジー系企業に多いのですが、配当金として株主に還元するよりも、サービスをより大きく拡大してシェアを伸ばし、「株価を上げることで株主に貢献するのだ」という考えをすることがあります。
例えばグーグルやアマゾン、フェイスブックなどのテクノロジー企業大手もその方式で、配当金を支払っていません。
前述のアマゾンなども、上場から23年も経っていますが、配当金を支払わないまま、株価を増やすことでの貢献を続けています。
テクノロジー系の企業が配当金を支払うようになるのは、その事業が成熟・安定してからというパターンが多いので、配当金は今後当分、期待できません。
【事実④】Zoom株は株主優待もありません
Zoom株は株主優待もありません。
もともと、株主優待というのは日本特有の制度で、米国株をはじめ、外国株でこうした優待制度を設けている地域はありません。
したがって、Zoom株も株主優待はありません。
通常はこうした優待をプレゼントするのではなく、その分を配当金として支払うことで株主に貢献するというものですが、Zoom株の場合は現状、配当金も支払っていませんので、現在Zoom株で利益を上げるためには「株価を上昇させる」必要があります。
【方法】Zoom株を買う方法
さて、もしこれからZoom株を購入したいという方は、以下のようなステップを踏む必要があります。
- ネット証券会社の口座を開設する(無料)
- 外国株口座を開設する(無料)
- 日本円の資金をUSドルに交換
- USドルでZoom株を買う
米国株を購入する場合は、「ネット証券」の口座が必要になります。
銀行や大手証券会社でも米国株が購入できる場合がありますが、手数料が確実に高いのと、取引できる銘柄数が少ない場合があるので、米国株を購入したいのであればネット証券が間違いありません。
これから新規に証券会社の口座をつくりたい、ということであれば、以下の2社がオススメです。
もし、楽天系サービスを使うなどして楽天スーパーポイントを使っているのであれば、楽天証券一択です。
稼いだポイントで再投資したり、更に楽天証券の利用でポイントが貯まるからですね。
楽天系サービスは使っていないよ、ということであれば、ネット証券・業界最大手のSBI証券が、利用者も多く最適です。
こちらでは、Tポイントを使って再投資をすることができます。
まとめ
ということで、Zoom株について改めて要点をまとめておきましょう。
- Zoom株はアメリカの銘柄(米国株)である
- 日本の株式会社ズームとは全くの別企業!
- 外出自粛での需要急増を受け、株価は半年で3.3倍!
- Zoom株は配当金・株主優待は無し
今回は番外編的なZoom特集でしたが、少しでも参考になれば幸いです。
もし身近に「Zoom株に投資して見ようかな!」みたいな人がいれば、ぜひこの記事を紹介していただければと思います。
以上、ご参考までに!
それでは!