ここ数年のオンライン・クラウドストレージのサービスは大手企業が本格的に参入してきたこともあって、競争が激化してますよね。 競争が激化することでサービスがそれぞれより良いものになってくれることを期待してます。
クラウドストレージで重要になるのはファイルの取り回しの良さと、あと他サービスとの自動連携ができるかどうか。 個人的にはそこが注目点なわけですが、IFTTTでもクラウドストレージの連携チャンネルが多数登場しているようです。 IFTTTの連携に対応すると、それだけでかなりできることの幅が広がるんですよね。
さて、それぞれのクラウドストレージをIFTTTのレシピも交えてまとめてみました。 ご参考あれ。
目次
Google Drive
名前の通り、Google社のクラウドストレージ。 無料アカウントの容量は15GBです。 月額料金を支払うことで30TBまで容量増設が可能です。
IFTTTの連携として、Drive内のSpreadsheet(いわゆるExcelのような表計算ファイル)に自動追記する機能があります。 これがかなり便利で、自動的に色んなサービスのデータをログとして記録していけるようになります。
Google ドライブ - 写真やドキュメントなど、ファイルのクラウド ストレージとバックアップ
Google DriveのIFTTT連携レシピ
Dropboxに保存したファイルをGoogle Driveへ保存
OneDrive
Microsoft社のクラウドストレージ。 当然ながら、Microsoft製のソフトウェアでドキュメントを扱う上でファイルの取り回しがしやすくなっているストレージです。
無料アカウントは15GBまで。 2014年の10月にOffice 365のユーザは従来の1TBから容量無制限で利用可能になる、というアナウンスがされたばかり。 Office製品を使う人にとってはかなり便利さが高まってきたサービスですね。
OneDriveのIFTTT連携レシピ
Dropbox
クラウドストレージとしては2008年から展開している古参サービス。 連携している外部サービスも豊富で、他のクラウドストレージと比べると圧倒的にやれることが多い。 もちろんIFTTTも真っ先に連携可能になってました。
無料アカウントは2GBまでと、後発のサービスと比べると少なめだけれど、デスクトップアプリの取り回しの良さはやはりDropboxが今のところ一番便利だなあという印象を受けますね。
DropboxのIFTTT連携レシピ
特定のタグを付けたメールをDropboxへ保存
Dropboxの「Kindle」フォルダに保存したファイルをメール経由でKindleへ転送
box
国内では他の3つと比べると少し知名度が落ちるものの、このクラウドストレージサービスも対応しています。 実はDropboxよりも早い2005年からサービスを開始していたようです。 どちらかというと企業向けのサービスが充実しているのかな。
無料アカウント容量は10GBです。
無料のクラウドストレージ、セキュアなコンテンツ、オンラインファイル共有 | Box Japan
boxのIFTTT連携レシピ
Evernote
これはあくまで番外編ですが、Evernoteもある意味ではクラウドストレージといえるのでリストに加えています。 情報やメモの管理サービスとして市民権を得ているEvernoteですが、ノートにファイルを添付するということでストレージとしても利用が可能です。
無料アカウントは40MB/月までと、クラウドストレージとして考えると容量は圧倒的に少ないですね。 ただ、IFTTT連携としてはかなり多彩なレシピが揃ってます。
EvernoteのIFTTT連携レシピ
Pocketでお気に入り登録したページをEvernoteへ保存
iPhone連絡先をEvernoteへ同期
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まとめ
クラウドストレージも利用できる容量がどんどん増えてきて、かつ値段も安くなってきているので選択肢がどんどん広まってきました。 ちょっと昔はみんなDropboxを使ってたものだけど、やはりGoogleやMicrosoftが本格参入してきたことで勢力図もだいぶ変わってきましたね。
ちなみに、Apple社のiCloud DriveやAmazon社のAmazon Cloud Driveというクラウドストレージサービスもありますが、このふたつはIFTTT連携チャンネルが現時点で無いようなので除外しています。 今後は対応していくかもしれないので、注意してチェックしておくことにしましょうか。
しかし…こうしてIFTTTのレシピを眺めているだけでも、色んな使い方が想像できて夢が広がりますねー。 それぞれのクラウドストレージサービス間でのファイル同期も可能になってきているので、それぞれのデータバックアップ先として別のストレージを使うという手段も可能になってきています。
※当機能は現在ベータ版です。 予告なく公開終了する場合があります。
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