海外旅行の計画を立てるうえで面倒なことはなんでしょう?
多くの人は「海外旅行保険をどうするか」という面倒を挙げると思います。
少なくとも、ぼくも海外旅行を安全にするために必須な海外旅行保険について、あれこれ考えるのは面倒くさいな、と感じています。
楽天カードやJCBカード、ANAやJALカードなど、たくさんの海外旅行保険の自動付帯クレジットカードを吟味した結果、3つの面倒から解放されるカードはエポスカードであることが判明しました。
エポスカードは、とりあえず作っておくだけで以下の3つの面倒から解放されます。
- 適切な海外旅行保険を考える面倒
- 海外旅行保険にかかるコストの面倒
- 付帯条件を国内で満たす面倒
この記事を読むことで、海外旅行前にエポスカードを作っておくメリットがすべてわかります。
早速、見ていきましょう!
目次
【ざっくりまとめ】エポスカードのここがスゴイ・3つのメリット
長々とした説明はいらないので、エポスカードの特徴を教えてくれ!
という方のために、超ざっくりまとめました。 エポスカードのメリットは以下の通りです。
- メリット①:海外旅行保険が持っているだけで自動付帯される
- メリット②:携行品損害も自動付帯される
- メリット③:年会費無料
実は、この3つのメリットを兼ね揃えたクレジットカードは他にはありません。
ぼくはこのエポスカードを「作っておくだけで得するカード」と呼んでいます。
正直な所、このカードを支払いに使わなくてもOK。 単純に作っておくだけで、みなさんの海外旅行が安全・快適なものになります。
その理由とメリットを、もう少し詳しく見ていきましょう。
【エポスカードのメリット①】海外旅行保険が持っているだけで自動付帯される
エポスカードは、丸井グループ系列のクレジットカードです。
丸井グループ系列のデパートや百貨店、そして提携を結んでいるレストランなど、全国7,000店舗以上で支払いに利用すると特典がもらえるのが特徴です。
- ポイント10倍
- ワンドリンクやデザートを無料サービス
- 利用代金から5%〜10%OFF
- レンタカー代金15%OFF
などなど…。
基本的には日本国内での支払い利用で得するカードですが、海外旅行保険のためのクレジットカードとしても、大きなメリットがあります。
マスターカードやJCBといったブランドでは作れません。
さて、エポスカードでは海外旅行保険が自動的に付帯されます。
基本的にエポスカードを保有している会員本人に限りますが、1旅行につき最長90日間まで、海外旅行保険が付帯されます。
エポスカードの海外旅行保険の補償内容は以下の通りです。
補償内容 | エポスカード |
---|---|
死亡 | 500万円 |
後遺障害 | 500万円 |
傷害治療費用 | 200万円 |
疾病治療費用 | 270万円 |
賠償責任 | 2,000万円 |
救援者費用 | 100万円 |
携行品損害 | 20万円 |
付帯の条件 | 自動付帯 |
補償内容を金額で見ると、死亡・後遺障害の補償は大した金額ではありません。
他の一般会員レベルのクレジットカードでも、補償金額が1,000万円〜2,000万円ほどあることが多いので、エポスカードの500万円は、正直いってかなり低い水準です。
その代わり、障害と疾病の治療費用、つまり旅先でケガや病気になった場合の保障額は200〜270万円と、自動付帯される保険の中ではかなり高い水準です。
他の一般会員レベルのクレジットカードでは100万円程度、ゴールドカードだと300万円程度が通常なので、ここはかなり手厚い補償がなされてますね。
海外旅行の保険で一番適用される可能性が高いのがこの「傷害・疾病治療費用」です。
というのも、確率的には死亡事故よりも、ケガや病気によって現地で入院する…という機会の方が多いからですね。
この傷害・疾病治療費用の金額が高い水準というのは、安心できるポイントです。
- 死亡・後遺障害: ちょっと物足りない
- 傷害・疾病治療費用: 必要十分!
【重要】利用しなくても自動的に保険対象となる点(国内で事前に使う必要なし)
保険自動付帯のクレカの場合「事前に利用することが付帯の条件」かどうかが見逃せない重要なポイントです。
エポスカードは「条件なし」で付帯されるので、この点でも優れたカードです。
もう少し詳しくご説明しますね。
まず、クレジットカードの保険の適用には、以下の2パターンがあります。
- 旅行前の移動中にカードを使うことで付帯されるパターン (利用付帯)
- 持っているだけで、カードを使わなくても付帯されるパターン (自動付帯)
パターン①の場合、「日本を出国するまでの間にクレジットカードで支払いをすること」が付帯の条件です。
どういうことかというと、海外旅行をする際に「自宅を出発してから海外への飛行機に乗るまでの移動」の支払いに、対象となるクレジットカードを使って支払いをする必要がある、ということですね。
これを満たしていないと、そもそも海外旅行保険が適用されなくなってしまいます。
この条件を満たすために、わざわざ空港までの移動中、クレジットカードで支払えるバスかタクシーを探して、利用する必要がある、ということになります。
例えば、年会費無料で海外旅行保険が付いている楽天カードは、このパターン①に該当します。
参考までに、エポスカードと楽天カードの補償内容と、付帯条件を以下にまとめておきます。
保険の内容は楽天カードの方が良いですが、条件が利用付帯になるのがネックです。
補償内容 | エポスカード | 楽天カード |
---|---|---|
死亡 | 500万円 | 2,000万円 |
後遺障害 | 500万円 | 2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 | 200万円 |
疾病治療費用 | 270万円 | 200万円 |
賠償責任 | 2,000万円 | 2,000万円 |
救援者費用 | 100万円 | 200万円 |
携行品損害 | 20万円 | 20万円 |
付帯の条件 | 自動付帯 | 国内での 事前利用が必要 |
これ、めっちゃくちゃ面倒くさいです。
わざわざ保険の条件を満たすために、空港までの移動中に普段使っているクレジットカードとは違うものを利用する。 バカバカしい話だと思いませんか。
「わざわざ条件を満たすためにタクシーを使ってクレカ支払いする」なんてのは本末転倒です。
こうしたパターンのクレジットカードを「利用付帯」のカードと呼びますが、正直この手のカードは保険用としては無意味だとすら言えます。
面倒ごとをなくしたいのであれば、当然ながらパターン②の「持っているだけで、カードを使わなくても付帯されるパターン (自動付帯)」を選ぶべきです。
すでにお話したとおり、エポスカードはパターン②の「自動付帯」です。
エポスカードを作って、持っているだけで海外旅行保険の対象となりますので、面倒ごとは一切ありません。
【エポスカードのメリット②】携行品損害も自動付帯される
エポスカードのもう1つの面白い特徴は、携行品損害に対する保険も自動付帯の対象だという点です。
下記が原因で持ち物に損害が発生した場合に、その限度額までを補償してくれるというものですね。
- 盗難
- 破損
- 火災
この中で一番確率的に大きいのは盗難でしょう。
ホテルの部屋が荒らされる、空港で預けていた荷物が荒らされる、などが考えられます。
携行品損害の補償対象となる品物は、例えば以下のものが挙げられます。
旅行中に持ち歩く高価なものといえば、スマホ・パソコン・カメラなどが多いですね。
- スマートフォン
- タブレット
- パソコン
- 携帯ゲーム機
- カバン
- 腕時計
- カメラ
- メガネ・サングラス
- 衣服
【補償】エポスカードの携行品損害は20万円まで
エポスカードの場合、1回の旅行につき、20万円までの損害が補償されます。
携行品損害の保証を受ける場合、手数料が3,000円かかります。 (実際には、保障額から差し引かれた金額が支払われる形)
限度額20万円というのはぼちぼちの金額ですが、旅行中に使用するノートパソコンやスマホ、カメラなどであれば、それなりにカバーできる額です。
さすがに全部盗まれたりした場合などは20万円でカバーしきれない場合もあるかもしれないので、そこまでカバーしたい! という場合は、他のクレジットカードの携行品損害も掛け合わせる必要がありますね。
【事実】携行品損害の補償が自動付帯されるカードは珍しい
実は、「携行品損害の補償が自動付帯される」クレジットカードはそれほど多くありません。
エポスカードは数少ない、持っているだけで旅行中の持ち物が補償されるカードです。
ひとまずカードを作っておくだけで、持ち物に何か会った際に20万円まで補償してくれるというわけですね。
これはぶっちゃけた話、利用しない手はないです。
【注意】携行品損害の対象となる品物
ちなみに、携行品損害といえども何もかもが補償されるというわけではない!
…という点にも注意が必要です。
具体的に対象外となる品物は以下の通りです。 一通り、チェックしておきましょう。
- 通貨、現金
- 小切手、株券などの有価証券
- 通帳
- キャッシュカード
- クレジットカード
- 設計書や図案
- 自動車とその付属品
- 船舶 (ヨット、モーターボードなど)
- 義歯
- 義肢
- コンタクトレンズ
- 動物
- 植物
- 業務に使われる設備・什器
- データやソフトウェア、プログラムなどの無体物
気をつけておくべきは、現金類とカード類です。
これらは、盗まれても携行品損害の対象にはなりません。
実はぼくは以前、インドネシア・バリ空港で荷物から現金を盗まれた経験があります。
このときは、携行品損害の対象外ということで、残念ですが諦めました。 悲しい…。
【エポスカードのメリット③】年会費無料
エポスカードの最後のメリットは、年会費無料であるという点です。
エポスカードは「永年年会費無料」をうたっています。
ゴールドカードにアップすると年会費がかかりますが、一般会員カードであれば年会費はずっと無料です。
ということは、とりあえず作っておくだけ作っておいて、付帯保険の権利を得ておく。
そして、必要に応じて(海外でケガしたり、海外で持ち物が盗まれたり)この保険を活用する、ということがノーコストで可能です。
年会費のことを考えるのも、やはり面倒ですよね。
保険のためとはいえ、そのために年会費を払うべきか、それとも不要か。
それを考えること自体が、そもそも面倒くさい話です。
その点を考えると、繰り返しになりますが作っておくだけで自動付帯の条件が満たされるエポスカードがやはり便利です。
まとめ
ということで改めて、エポスカードのメリットは以下の通りです。
- メリット①:海外旅行保険が持っているだけで自動付帯される
- メリット②:携行品損害も自動付帯される
- メリット③:年会費無料
ぼく自身はというと、ひとまず最低限の補償を確保するためにエポスカードを保有しています。
上でもお話した通り「死亡・後遺障害」の補償が少し物足りないので、その点はANAのSFCカードを併用して、補償内容を充実させています。
(クレジットカードは複数持ちすることで、保険を合算させることが可能です。)
「俺は自動付帯のクレカなんて持ってないよ!」
という人はなおさらのこと、迷うことなくこのエポスカードを作っておきましょう。
保有しておくだけで、3つの面倒から解放されますよ。
以上、ご参考までに!
それでは!