Tipstourでは何度かIKEA(特にExpedit関係)で記事にしているのでみんなご存知だと思いますが、ぼくはIKEAが好きです。
家具のコンセプトとしても、ExpeditやKallaxのような機能的かつシンプルな家具の類が好きでこのメーカの家具を愛用しているわけですが、実はIKEAが好きな理由ってそれだけではないのですよ。
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好きな理由1:世界規模で優れた社会制度を整備していること
僕がIKEAを好きな大きな理由は、会社の理念に非常に賛同できる、理想的な社内制度を持っているということ。 ざっと並べると、このような感じです。
- パートタイマーでも育休・産休が取れる
- 勤務形態(フルタイム/パートタイム)を特別な理由なしに選択できる
- パートタイマーとフルタイム勤務に仕事内容の違いはなく、また福利厚生にも違いはない
- 数週間の長期休暇が取れる(むしろ、取るのが義務)
- 若手を海外の拠点で1年間経験を積める「バックパッカー制度」
- 会社都合の転勤はない(基本的に、店舗ごとでの採用となるため)
- 自分が不在のときも仕事が必ず回るよう、権限移譲などが習慣的に可能
上記を眺めるだけで素晴らしい社内制度を持っていることがよくわかるのだけど、ただこれが海外の、自国の中だけでの話であれば僕はそこまで褒め称えようとは思わないですね。 遠い国の話で、日本人としてはただただその話を聞いても「ははぁ、羨ましいなあ」と思うだけですからね。 平均的な日本人のとっては、あまりにも遠い世界の夢の様な話です。
IKEAの場合は、この理想的な制度を日本国内でも実現しています。 そこがIKEAの素晴らしすぎるポイントです。 その国その国の制度や風潮に、いい意味で迎合していないという好例です。
コスト意識のために残業をしない(させない)。 パートタイマーでも正社員と同じ福利厚生を受けられる。 会社都合での転勤は無い。 というような、日本国内では信じられないような制度をワールドワイドの規模で実現させる(もちろん日本でも!)という理念に、僕は素晴らしさを感じてしまったわけですね。
僕が企業としてIKEAを愛してやまない理由はここにあるのです。
IKEAの制度についてはこの書籍を読みました
上記のIKEAの制度や会社の理念については、こちらの書籍からの情報です。 下記の記事にまとめてますが、IKEAの制度についてちゃんとIKEAジャパンに取材をしたうえでまとめられている書籍なので、なかなか読み応えがあります。
【読みました】その商品よりも素晴らしかった、理念とその社内制度について。 『イケアはなぜ「理念」で業績を伸ばせるのか』 | Tipstour
こういう会社も実際に国内に存在しているのだというのがわかる、良い資料です。 おすすめ。
好きな理由2:北欧の企業であること
まあこちらはおまけみたいな理由ですが。 僕は北欧が好きです。
特にスウェーデンが好きで、この国の自然や雰囲気も好きなのですが、社会的な制度もかなりシステマチックで実利主義というところ、そして国民性として勤勉であるというところが、スウェーデンを好きな理由です。 ヨーロッパで行くなら、まず真っ先にスウェーデンを選びます。
さて、これも過去に読んだ書籍の話になるんですが、スウェーデンの風土、社会保障などの制度について詳しすぎるぐらいに解説されている「日本はスウェーデンになるべきか」という書籍が参考になります。 詳しくはこちらへどうぞ。
【読みました】日本とどこか似ている北欧の国の話。「日本はスウェーデンになるべきか」 | Tipstour
北欧系の企業というと、H&M、レゴ、ノキア、ボルボ、そしてIKEAなどの企業があります。 これらのどれも、ユニークな着眼点で独自のサービス&商品を展開している企業といえます。
北欧系では一般的にライフワークバランスを重視している企業が多く、僕の目にはかなり魅力的な企業に映ります。 とはいえ、だからと言って簡単な仕事であるとは言わない。 勤務時間が短いということは、それだけ短時間で成果を要求されるというわけですから。
日本の企業とは正反対の、本当の意味での実利主義だと思います。
まとめ
- 素晴らしい社内制度を日本国内でも実現しているところ
- 北欧という雰囲気が好き
- 本当の意味での実利主義
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