「ぶっちゃけ、そんなに必要性を感じないんですが、どうなんだろう?」
「でも、破損した時の修理代が心配なので、その不安が解消されるなら入ってもいいかな…?」
今回は、そんな疑問に答えます。
ということでこんにちは、20代怠け者(@20sInvest)です。
スマホ保険ってそもそも必要なの? メリットとデメリットは何?
そして、スマホ保険は必要か、不要かどうか。
その辺を、少し深掘りして考えていこうと思います。
そもそもスマホ保険とは?
スマホ保険とは、文字通り「スマートフォン、およびモバイル端末の破損や盗難などをカバーする保険」です。
保険という名前が付いているのでわかりやすいかと思いますが、一般的な保険の対象が「人間」だったのに対して、スマホ保険は「スマートフォン、モバイル端末」が対象の保険、というわけですね。
スマホ保険で補償される内容は以下の通り。
- 破損
- 水没修理
- 盗難
- メーカー修理不能
よくある破損としては「画面の破損」と「水没故障」というところでしょうか。
「画面の破損」はメジャーどころですよね。 スマホ画面がヒビ割れたまま、利用を継続している人も多くいますが、その人達の多くは「修理代金が高くて払えない」からそのままにしているのです。
また、「水没故障」もわりかしメジャーどころです。 うっかり水に落とした場合や、場合によっては雨に濡れて水没故障してしまう…なんて場合もありえます。
実際、ぼくも過去にiPhoneが水没故障して、完全に復旧できない状態になったことがあります。 結局は自腹で新しい端末を購入しましたが、当時補償があればカバー出来ていたんだろうなあ…。
メリット
スマホ保険というといくつかサービスがありますが、その中でも保険的メリットが大きいモバイル保険でスマホ保険を組んだ時のメリットについて、まとめていきます。
- 1契約あたり3台まで補償される
- 修理場所が自由に選べる
- 負担金無しで補償が受けられる
- 盗難もカバー
1契約あたり3台まで補償される
モバイル保険のメリットは、月700円で同時に3台まで補償されるという点です。
モバイル保険の場合、同時に3台まで補償され、年間10万円まで何度でも補償されます。
契約が「端末単位」ではなく「契約者単位」となっているのがその理由で、契約者が使っているメイン端末とサブ端末2台まで、月額700円で補償するよ、というサービス内容ですね。
あと地味に面白いのが、ゲーム機やカメラなども保証対象に含めることが出来るという点です。
保証対象はスマホに限らず、タブレット、ゲーム機、カメラなども含まれています。
WiFiにつながる機器は、基本的に補償対象となっているのが特徴ですね。
問い合わせをしてみたところ、以下の種類の端末は対象内とのことです。 結構、幅広いですね。
- スマホ(SIMフリー・白ロムも可)
- ガラケー
- ガラホ
- モバイルルーター
- ノートPC (無線機能あり)
- MacBook
- デスクトップPC (無線機能あり)
- 据え置き型無線ルーター
- Wii
- Switch
- プレステ4
- Apple Watch
- デジタルカメラ
修理店が自由に選べる
修理は、どの修理店で行ってもOKです。
街中の修理店でもいいですし、Apple Storeなど公式のストアで修理を行ってもOKです。
そもそも、iPhoneの場合、購入したショップに問い合わせても「結局はApple Storeで修理してください」なんて言われる場合も多いので、修理店が自由に選べるのはメリットです。
補償を受ける条件が「決まったショップで修理すること」だったら、ほとんど意味がありませんからね。
負担金無しで補償が受けられる
モバイル保険の場合、故障・盗難が発生した際、追加の負担金なしで補償が受けられます。
契約条件によるのだけど、保険というのは「無償で補償が受けられるタイプ」と「負担金を追加で支払って補償が受けられるタイプ」の2種類があります。
モバイル保険は、全社の負担金なしのタイプですね。 月額700円の契約さえしっかり加入していれば、追加費用無しで補償されます。
ちなみに、iPhone公式の補償サービスであるAppleCareは、有効期限が2年しかない短期間・高価格の補償であるにもかかわらず、修理時に負担金が必要です。
意外と割に合わない補償サービスだと言えますね。 これに入るぐらいなら、はじめから別のスマホ保険に加入しておいた方がマシですらある。
盗難もカバー
画面の破損や水没故障だけでなく、盗難もカバー出来るのもメリットの1つです。
頻度は多くはないけども、スマホの盗難というものはよくよくあります。
「スマホは高く売れる」というのが一般的にも知れ渡ってますから、何かあった時に盗まれる確率は確実に多くなっています。
ただし、紛失は補償対象外です。
スマホの補償の中には、紛失も対象に含まれているサービスも他にはあるので、ここはちょっと残念なところですね。
デメリット
さて、デメリットとしてはどんなものがあるんでしょう?
スマホ保険全体でのデメリットと、モバイル保険でのデメリットをまとめました。
- 当然、費用がかかる
- かけた保険料が返ってくるとは限らない
- 修理不能な状態まで破損したら25%しか返ってこない【モバイル保険】
- 保険対象が購入1年以内の端末であること【モバイル保険】
当然、費用がかかる
保険の最大のデメリットは当然ながらそこにかかる費用です。
保険はその性質上、加入している間は毎月一定額の費用がかかります。
スマホの本体の購入代金を毎月の割賦で支払っている場合、更にこれにプラスして毎月の保険料がかかるわけなので、月々の支払い金額は大きくなります。
これはつまり毎月の固定費が増えてしまうというのが、デメリットであるということですね。
こうした固定費としてお金がかかるサービスをどんどん積み重ねていくと…それだけで、毎月の支払い金額が5000円とか1万円とかを越えていくなんてことにもなりかねません。
(例えば月々の通信費や光熱費、AmazonプライムなどのWebサービスの月額使用料など…)
この保険がそもそも自分にとって得なのか? それをしっかりと考慮したうえで加入を決める必要があります。
かけた保険料が返ってくるとは限らない
月額700円で安心を買うのがこのサービスですが、保険という性質上、それまでにかけた保険料が全額戻ってくるとは限らないというのも、スマホ保険のデメリットです。
例えば1年間、スマホ保険のサービスに加入すると以下の通りの値段がかかりますが、この期間中で一度も故障しなかった・盗難されなかった場合は、当然ながら1円も戻ってきません。
- 1年間:8,400円
- 2年間:16,800円
- 3年間:25,200円
- 4年間:33,600円
この保険期間中でトラブルが発生しない場合、これらのお金は返ってきませんので「損」だと言ってしまえば「損」なわけですね。
そもそも、保険料というのは戻ってこないことがほとんどです。
一般的に保険は「滅多に起きないが、起きると大きな障害となる問題」に大して補償しておくという目的に使われるものです。
例えば一家の大黒柱であるお父さんが働けなくなるなどの大変なリスクに対して、その期間中などの生活費などを補償してほしい…そのために、保険に入る。 これが大きな理由ですね。
そこを考えると、スマホなどのモバイル端末の故障については「割と起きるけど、起きても修理費を大きく取られるだけで死活問題というほどではない」ものといえます。 (まあ、人それぞれだけども。)
修理不能な状態まで破損したら25%しか返ってこない【モバイル保険】
モバイル保険の場合、完全に修理不能な状態になってしまった場合、最大25,000円までしか補償されません。
また、端末の購入代金が25,000円以下だった場合は、その購入代金分のみ補償されます。
これはつまり、ある程度の破損・事故までは補償されるけど、完全な破損の場合はほとんど無意味であるということを指しています。
ここは結構残念なポイントで、例えば移動中にスマホが自動車に轢かれてしまうなどして完全に破損した場合、補償金額が25%まで下がってしまうということになるので、その分、保険による安心感が低くなります。
これを普通の保険に例えるなら、死亡保険だけ他と比べて補償金額が極端に低くなる…というようなものなので、なんだか理不尽な感じさえ受けますね。
保険対象が購入1年以内の端末であること【モバイル保険】
この保険の対象として加入させる場合、端末の購入期間が1年以内である必要があります。
それ以降の端末は、このサービスの対象範囲外となってしまう部分は要注意ですね。
ただし、AppleCareなどの延長補償のサービスに加入していて、その期間内であれば加入可能です。
AppleCareなどは補償期間があったりしますので、その期間が終わる前にスマホ保険に加入する…という手も、ありです。
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スマホ保険は必要か?不要か?
実際の所、スマホ保険は必要か?
その点について、考えていきましょう。
これまでのメリット・デメリットを加味して考えると、以下にあてはまる人はスマホ保険に「加入してもいい」んじゃないかと思います。
個人的には、すべての人に必須なものではない、という印象です。
- モバイル端末を複数台持っている人
- 最新の高級端末を使っている人
- 過去に破損の経験がある人
- 保険に入っておけばひとまず安心する人
モバイル端末を複数台持っている人
すでにお話したとおりモバイル保険は最大3台まで補償が受けられるので、複数台を同時に利用している人にとっては有利です。
3台まで補償可能ということは、逆にサブ端末2台を登録しないのはもったいない話ですから。
例えばぼくの場合なら…iPhoneとMacBook、ミラーレスカメラなど、色んなモバイル機器を利用しているので、その辺のサブ端末も一緒に補償するのは、メリットがありそうです。
最新の高級端末を使っている人
モバイル保険の試算によると、現行の最新機種である「iPhone XS Max」は修理代金だけで7万円もするようです。 高すぎますね!
本体代金の半分以上ですから、相当の修理代金ですね。 これだけ高いと、おいそれと簡単に修理できるものじゃないというのも、納得です。
つまり、最新の高級端末を持っている人ほど、保険に入るメリットが大きくなります。
逆に言えば、廉価版の端末などを利用している場合はメリットが小さくなるので、保険加入も必須ではないかと。
過去に破損の経験がある人
過去にスマホを壊した経験のある人は、やはりそうでない人と比べてその後も壊しやすいという傾向にあります。
一度、画面を破損したり水没故障させたりするなどして苦い思いをした人は、その後の修理代金の高さも痛いほど知っていると思うので、こうしたサービスで安全を買うというのも1つの手です。
保険に入っておけばひとまず安心する人
最終的には精神的な話になってしまうのだけど、保険に入って、故障時の金額がすべてカバーされて安心感が得られるという人にこそ、やはりこうしたサービスは向いています。
これは物事の考え方次第なのだけど、「モノを壊してしまった時に必要以上に自分を責めがちなタイプの人」は、スマホ保険に入っておくのが良いかと思います。
「バカにならない修理代を払わないといけないハメになるなんて、なんてついてないんだ…」とか落ち込んでしまうタイプなら、事前に補償に入っておいて安心を得ておいたほうが、日々ラクに過ごせますよね。
結局の所、自分が「心配性」だという実感があるならば、検討の余地はあるかと思います。 スマホのトラブルの大多数はカバーできますからね。
実際、7万円近くの修理代金がかかると考えると、スマホを触っているのも怖くなってきますよね。(笑)
破損だけでなく盗難の可能性もあるわけなので、そうしたリスクに自分は敏感だな、と思うのであれば、加入を検討してみてもいいでしょう。
「必要だ」と思ったらモバイル保険がオススメ
いずれにせよ、保険は「安心」を買うものです。
「自分は大丈夫さ」と思うなら、加入しなくてもいいでしょう。
「壊れて7万円、修理代金払うなんて出来ないし、不安だ」と思うのであれば、そこではじめて加入を考えればよいのかな、と。
今回とりあげたモバイル保険は、端末1台だけでなく3台まで補償されるという面白いサービスです。
主目的はあくまで自分がメイン使用しているスマホなどを補償してもらうためですが、ついでにサブ機の補償も(全額ではないですが)出来るというのは、加入の後押しになるんじゃないでしょうか。
3台補償といっても、他の補償サービスとそれほど値段も変わらないので、スマホ保険のサービスで考えると、かなりコスパの良い部類かと思います。
ということで「自分が加入して得しそうだ」「安心が得られそうだ」と思った方、ぜひ検討してみてください。
以上、ご参考までに!
それでは!