デジカメで撮影した写真や画像などをExcelに沢山貼り付けて資料などを作ったりすると、あとからファイルサイズがとんでもないことになっていることに気付いて茫然とすることがたまにあります。
実際つい最近作られた手順書を見ていたら、なんと40MBものサイズになっていました。 これじゃあメールで送るのも難儀ですね…サイズが大きいと保存するのにも時間がかかるし、良い事あまりないです。
そのサイズ増大の原因となっている画像ファイルを圧縮して、ファイルサイズを縮小する方法がありましたのでご紹介を。
画像の圧縮 (Excel2007以上の場合)
基本的な設定方法は同じですが、今回はExcel2007(2010)での画像の圧縮方法について。
まずは圧縮する画像を選択します。 すると、メニュー上部のリボン部分に『図ツール』という項目が出てくるのでここを選択。
図形描画のメニューが表示されるので、左端の『図の圧縮』を選択します。
「画像の圧縮」ウィンドウが出てくるので、「オプション」を選択。
「圧縮の設定」ウィンドウ内の「出力先」にて、画像の圧縮率の設定が出来ます。
圧縮率は3種類選択することが出来るのですがここは最小の『電子メール用(96 ppi)』にしましょう。
後はOK→OKとしていけば、その画像の圧縮は完了です。 Excelファイルを保存して、サイズが縮小されているかをチェックしてみましょう。
ひとつ注意点ですが、画像が複数ある場合、全てを一気に圧縮することが出来ず、自分でひとつずつ選択して圧縮の設定をしてあげないといけないということでしょうか。
同じシート内ならまだいいんですけど、別シートだと別々に設定をしないといけないみたいなので結構めんどくさい感じです。
そしてこれだけ縮小された!
巨大な写真が沢山貼り付けられていたExcelファイル、これを圧縮してサイズを確認してみたところ41.9MB→6.2MBになりました!
ほぼ7分の1のファイルサイズに。 これならなんとか、メールで送れるレベルのサイズかな。
元々小さいサイズの写真だとあまり圧縮効率はよろしくないかもしれませんが巨大な写真を小さく縮小して表示しているものがあれば、それは恐らく結構な縮小となるはずです。
実際、デジカメから撮影した画像を3枚ほどこの設定で圧縮しただけで、4MBほどは縮小されることがありました。 4MBの縮小って、ってなかなかですよね。
Excel Tips関連記事
お仕事でExcelを使うすべての人のための、23のExcel Tips 総まとめ(2014年8月) | Tipstour