視覚的にわかりやすく、利用しやすいExcelシートを作っていくようにしましょう。
ということで、必ずやっておくべき操作のひとつに「ウィンドウ枠の固定」があります。 今回はこれの話です。
ウィンドウ枠の固定とは
「ウィンドウ枠の固定」機能とは、通常はシートをスクロールすると見えなくなってしまう部分を常に画面上に表示させるようにする機能。
主に、「項目名」や「数値」「備考」といったような列情報を示す部分を常に表示させることで、どの列のデータがどの情報なのかを一目でわかるように表示できるというものです。
元データ
更に下には300行ほどデータを羅列しています。 当然、スクロールしないと読めません。
実際にスクロールしてみると、2行目の列情報が見えなくなってしまうので、B〜F列のどの列がどの情報なのか、わかりづらくなってしまいますね。
当然、上にスクロールすればどの情報なのかは確認できるけども、そんな面倒くさいことはする必要はありません。 そう、ウィンドウ枠の固定ならね。
ウィンドウ枠の固定をしてみる
ということでウィンドウ枠の固定で、列情報を常に表示するようにしてみましょう。
ウィンドウ枠の固定の設定は、上部メニューから表示→「ウィンドウ枠の固定」で設定します。
このボタンを押すと現在選択しているセルを基準に、常に表示する枠が固定されます。
今回の場合は1〜2行目を常に表示したいので、3行目を選択した状態でウィンドウ枠の固定を選択して、固定設定をしてみます。
固定後の画面表示
設定すると、2行目と3行目の間にちょっと色の違う罫線が引かれます。 これでOK。
あとはスクロールしていくだけ。 スクロールして下の方に移動しても、1〜2行目がそのまま表示されます。
これなら、どの列がどの情報なのか一目瞭然というわけですな。 データ数が多ければ多いほど、このテクニックは必須です。 視覚的にわかりやすいシートを作るうえでも、やはり必須でしょう。 これは覚えておくべき!
動画
Excel視覚テクニックの関連記事
Excel視覚テク ステータスが「済」の行を自動的にグレーアウトして進捗をわかりやすくするワザ | Tipstour
【Excel Expert】色フィルター機能を使ってカラーリングで表管理するワザ | Tipstour
Excelでセル同士の参照先を視覚的に確認できる「トレース機能」がかなり役立つのでみんな使おう | Tipstour
Excelで土・日曜日の日付セルを自動的に色塗りする設定方法 | Tipstour
Excelで日付(〆切)が迫っているセルに、自動的に色を付けて目立たせる方法 | Tipstour