さて今日もモリモリとExcelの知識を高めていきましょう。 今回はかゆいところに手を届かせるタイプのExcel Tipsです。
セルに数値や文字列を入力する場合に、先頭に数字の0を入力したい場合というのがごくたまに存在します。
たとえば、2進数で「00101」という表記で入力したい場合や、090...で始まるような電話番号など、先頭に0を入力する場合など。
こうした数字の文字列、そのままセルに入力すると先頭の0は自動的に削られしまうのです。
さっきの2進数の例だと「101」という数字になってしまいます。
これだと問題ある場合が結構あるのですよね。 そうした場合の対処方法をまとめました。 特別な設定不要です!
通常、先頭を数字の0にした場合
本来であれば入力した通りに表示されてくれればいいのだけど、実際に表示される内容は「11」になってますね。 これは自動的に「頭に0があっても仕方ないから省略したろ」というExcelの機能によって、0がカットされているということになります。
カットされて表示されるだけならまだ良いのだけど、実際にデータを見直してみると「11」という内容で保存されています。
先頭の0は、消えてしまうというわけですね。
0を消さずに表示させる方法
さて肝心の、先頭の0を消さずに表示させる方法。
文字列の先頭にシングルクォーテーション「 ' 」を入力します。 これだけです。
ダブルクォーテーションの「 " 」などと混同しがちですが、シングルクォーテーションであることに注意です。
キーボードからだとShift+7で入力できますよ。
実際にやってみた場合
実際に入力されているデータを見ると「'011」のままですが、表示上は0が消える代わりにシングルクォーテーションが見えなくなる、というわけです。
以上、ご参考までに! それでは!