Tipstourでは何度か、iPhone周りのトラブルについてご紹介してきました…。 例えばiOSアップデート時の起動失敗だったり、水没による故障だったり…。
どんなときでもトラブル時の助けになるのがiPhoneのバックアップで、これを取っているか取っていないかで、かなり復旧の可能性が変わってきます。 基本的に、トラブルがあろうとなかろうと、バックアップは取っておくに限りますね。
iPhoneのバックアップはPC内にもファイルの形式で保存されるので、それを更にバックアップするということも出来るようになってます。 iPhoneとPC、両方が同時に壊れてパァになる可能性ってかなり低いですが、とりあえずバックアップのバックアップを取得してみました。
念のため:iPhoneのバックアップの取り方(2014/06現在)
そもそもiPhone自体のバックアップってどうやって取るの? というところも、一応サラッと確認しておきます。
基本的に、「iTunesに繋げて同期、iTunesからバックアップを実行」で取得出来ます。 わざわざ外部ツールを用意しなくても、iTunesだけでバックアップを取ってくれるようになってるんですねー。
PCにiPhoneをつなげると、iPhoneのデバイス画面にバックアップを取得するメニューが表示されるので、ここで「このコンピュータ」を選択して「今すぐバックアップ」へ。 多少時間がかかりますが、これでバックアップを取得してくれます。
iPhoneバックアップファイルの保存先
iPhoneバックアップファイルのファイルパスは、標準であれば以下の通りです。
C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup
上記はWindows7、Windows Vistaでのファイルパスですね。 WindowsXP以前だと、「Documents and Settings」の中の同じフォルダに入ってるかも。
Backupフォルダ内にはこんな感じで更にフォルダが。 このフォルダそれぞれが、バックアップのひとかたまりです。
フォルダ名をみた感じ、端末ごとにランダムなUIDが割り当てられていて、取得した日付で別々のフォルダに分けられて保存される…という感じっぽいですね。 自分の環境でUIDがいくつもあるのは、iPhoneが故障したり起動しなくなったりで復元を何度か繰り返しているからかも。
更にフォルダの中身を見てみると、こっちもUIDで色々なファイルがありますが…それぞれ、アプリのデータだったり設定情報なのかな? UIDだけだとさすがにそこまではわからないですね。
これを他のディスクへコピー。
とりあえずは、最新のフォルダごと、別のディスクへコピーをしてあげるだけで、バックアップファイルのバックアップは完了です。 ここは単にフォルダ・ファイルのやりとりなので、別に難しいことはないですね。
バックアップ先は外付けHDDだけじゃなくて、場合によってはクラウドストレージとかでもいいかもです。 容量が許すなら、最新版をDropboxに保存しておいたり、なんてのもよさそうです。 でも、ちょっと容量もったいないかな。
別PCでバックアップを復元も可能
別PCにこのバックアップフォルダを持っていけば、他PCでもiPhoneの復元が出来たので、クラウドストレージに保存しておけば「外出中にiPhoneが起動しなくなったときに、他のPCで復元する!」なんてことも出来そうです。 そこまでする必要があるか、という問題がありますけど。
なんにせよ、PCのファイル全体をバックアップしているのであれば別段意識しなくても、iPhoneバックアップのファイルも一緒にバックアップされているはずなので、ちゃんとバックアップされているのであればもうそれでOKかもしれませんね。
ただ、バックアップファイルの保存先は、何かあったときにファイルの移動やコピー等は発生しがちなので、調べておくと良いと思いますよ。 以上です。
インターナショナル・ラグジュアリー・メディア(2014-09-30)