この記事は、以下のような地域密着型アカウントをつくりたい方、そして、地域密着型アカウントのフォロワー数を増やして盛り上げていきたい!という方に向けて、その方法をわかりやすく解説します!
- 特定の地でお店を構えていて、インスタで集客したい
- 特定の地域を盛り上げたい
こんにちは、フォロワー数1.3万人の地域密着型インスタグラムアカウントを運用しているたすきちです!
- フォロワー数 1.3万人の地域密着型アカウントを日々運営中
- 3年間、毎日投稿継続中
- 投稿数1000ほど
- リール投稿で「1万いいね」達成
- すべてiPhoneのカメラで撮影 (一眼レフなどのカメラは詳しくない)
- 特殊なスキルなし、普通の会社員
今回、Tipstourに「地域密着型インスタグラムアカウントのフォロワー増加方法」の特集記事を掲載することとなりました!
もし皆さんが地域密着型アカウントを立ち上げて地域を盛り上げていきたい!とお思いであれば、この記事を読んでいただければ、とても有益な情報が得られると思います。
もちろん、それ以外にも単純に「フォロワー数を増やしたい」「いいねをたくさんもらいたい」と考えている方にも大いに助けになるはずです。
目次
はじめに:インスタのテーマとは
インスタの【テーマ】とは、自分のアカウントの投稿内容の方向性を明確にするものです。
代表的な例を紹介すると、以下のようなものです。
- 「クックパッドの公式アカウント」→「テーマ:料理のレシピ紹介」
- 「じゃらん公式アカウント」→「テーマ:日本全国の観光地の紹介」
テーマ決定が重要な理由
インスでテーマを決めることが大切な理由は、他のユーザーに「この人はどんな内容の投稿するのか」を明確に理解してもらうためです。
フォローが集まっているアカウントは例外なく投稿内容に統一性があり、「どんな写真を投稿するのか」が、一瞬でわかります。
それはプロフィールを読んでもらって理解してもらう、というレベルではありません。
単に「綺麗だから」と、花の写真や人の写真、食べ物の写真など、何でもかんでも投稿している人は、フォロワーが集まらない傾向にあります。
その理由は、投稿内容がバラバラで、何について情報を発信しているかが曖昧だからです。
インスタユーザーが誰かのアカウントを閲覧する際、無意識に「このアカウントの発信する情報は自分にとって今後も有効なのか?」ということを考えています。
有効であればフォローし、そうでなければフォローに至りません。
フォロワーは発信者の投稿に何らかの価値を見出している
なぜインスタユーザーは見ず知らずのアカウントをフォローするのでしょうか?
それは、そのアカウントの発信や投稿に何らかの価値を感じているからです。
綺麗な写真を投稿しているアカウントには「感動」や「癒し」という価値を、美味しいレシピを紹介しているアカウントには「便利」「生活の役に立つ」という価値を無意識に感じています。
自分のアカウントで提供できる「価値」を考えてテーマを選定しましょう。
主要なテーマカテゴリ
テーマ決めの重要性がわかったところで、次に現在インスタに存在する主要テーマを見ていきましょう。
インスタのテーマは大別すると以下の3つのカテゴリーに分類できます。
- 映え系
- お役立ち系
- ハイブリッド系
テーマカテゴリその1:映え系
「綺麗」や「おいしそう」などのいわゆる「インスタ映え」を体現するアカウントです。
フォロワーはその綺麗な写真を見る「感動」に価値を感じ、フォローしてくれます。
映え系のメリット
自身が「綺麗」と感じて作り出した世界観や景色にファンができるということは、あなた自身の価値観にフォロワーは惹かれているということです。
あなた自身にファンがつけば、あなたの行動全てを応援してくれる人々ができるということであり、人生にとって大変なプラスとなります。
また化粧品やお菓子などのアイテムを綺麗に撮って投稿しているアカウントであれば、マネタイズしやすい(稼ぎやすい)という点もあります。
化粧品業界は広告媒体としてインスタグラムに注力しているメーカーが多く、広告の案件が他業種に比べて圧倒的に多いからです。
映え系のデメリット
映え系で大変なのは、映える写真を撮り続けなければならない点です。
カメラアプリの開発により、誰でも簡単に綺麗な写真は撮れるようになってきていますが、半端な写真では他と差をつけることができません。
全員が同じように綺麗な写真が撮れるのなら、さらに頭ひとつ抜き出た写真でなければならないからです。
また、フォロワーを飽きなせなネタを絶えず考えなければならないところは、継続性が大事と言われるインスタ運用にとって、最大のハードルとも言えます。
テーマカテゴリその2:お役立ち系
便利なアイテムやお得な情報など、「役に立つ情報」を発信するアカウントです。
ユーザーはその「情報」に価値を感じ、フォロワーになってくれます。
お役立ち系のメリット
お役立ち系の場合も、便利商品を紹介したりすることでアフィリエイト案件を獲得したり、自分で情報商材を作ってファンに売ることができ、マネタイズの選択肢が豊富にあります。
ブログとの親和性も良く、「詳しくはブログで」というように、自身のブログへの誘導も簡単に行えるため、インスタと並行して自身のブログを育てていけます。
お役立ち系のデメリット
お役立ち系はとにかく1投稿にかかる手間が多いのがデメリットです。
映える写真ではないため、ユーザーの気を引くために様々な加工を行う必要があります。
また、お役立ち系は文字入りの画像で情報を伝えるのですが、この加工もなかなか骨が折れます。
1投稿につき、10枚程度の写真を載せるのがお役立ち系の一般的な手法なのですが、これがかなりの作業量としてのしかかります。
扱う「情報」にファンがつくだけで、運営者本人がフォーカスされないというデメリットもあります。
お役立ち系のフォロワーは、アカウントの情報に価値を感じてくれているので、逆に言うと発信者に対してファンになってくれる訳ではない、ということにも注意が必要です。
投稿のネタが尽きて有用な発信ができなくなると、たちまち見向きもされなくなる場合があります。
テーマカテゴリその3:ハイブリッド系
ハイブリッド系は文字通り、映え系とお役立ち系の中間的な存在で、私がおすすめするカテゴリーになります。
例えば地域密着型では映える風景写真を投稿しながら、その地の観光情報を発信できます。
レシピ系では、美しい料理の写真とともに、そのレシピ情報を発信できます。
写真の映え要素と、お役立ち情報の付加価値の両方を発信することで、フォロワーを多く取り込むことができるのです。
細分化されたテーマの分類
さらに細かくテーマを細かく分類すると、インスタには10のテーマがあると言われています。
そのテーマの立ち位置はそれぞれ下の画像のようになります。
おすすめのテーマはハイブリッドの地域密着型!
地域密着型は、映え系とお役立ち系の両方の価値を提供できるハイブリット系でおすすめのテーマです。
綺麗な景色は「映え」の価値を提供できますし、旅行の情報として「役立つ」発信もできるからです。
地域密着型がおすすめな理由:投稿用の写真を用意するのが楽
地域密着型の最も大きなメリットは、投稿用の写真を用意するのが楽だ、という点です。
地域密着型は写真に写す風景自体が既に魅力的にな風景であるため、素人でも簡単に綺麗な写真を撮ることができます。
また時間や季節が変われば撮れる情景も変わり、ネタに困ることもありません。
地域密着型のデメリット:マネタイズが難しい
地域密着型唯一のデメリットが、マネタイズが少し難しい点です。
商品を紹介するわけでもなく、フォロワーが自分の世界観に共感くれるというわけでもないからです。
しかしもしあなたが「特定の地でお店を構えていて、インスタで集客したい」と考えているのであれば、自身の地域にフォーカスしてフォロワーを集め、自身のビジネスへ流入させることができます。
地元や自分の店舗の紹介、地方創生など…リアルビジネスを絡めていくと、この「マネタイズが難しい」というデメリットを解消することができます。
継続のしやすさ×提供できる価値=成功への近道
繰り返しになりますが、フォロワーを増やすには「価値の提供」が大切です。
加えて、継続性も大事になってきます。
フォロワーが期待するのは、今後もあなたが投稿し続ける、新たな情報だからです。
いくら優良な価値が提供できても、継続して情報発信ができなければ、フォロワーは離れていってしまいます。
そのため投稿のハードルが低いテーマで継続させることは大変重要です。
映え系では、映える写真になるように構図を考えたり、ネタを絶えず考えなければなりません。
お役立ち系では、画像に文字を入れたり、情報を仕入れたり、作業量が膨大です。
しかし地域密着型では、
- 切り取る角度
- 季節や時間帯
などで違った情景を映し出せます。
情報の価値としても、その地域の
- 天気
- 紅葉の状態
など、今現在の情報を伝えるだけでも、旅行者(もしくは、その地域に興味がある人)にとっては価値となります。
映えとお役立ちの2つを容易に実現できる地域密着型は、まさにフォロワー増加の1番の近道と言えます。
地域密着型アカウントの作り方
それではいよいよ地域密着型アカウントを作る具体的な方法を説明します。
1つの観光地に特化する
地域密着型アカウントといっても、じゃらんや楽天トラベルのように「日本全国のおすすめ観光地10選」というような大きなジャンルを扱うことはしません。
むしろ1つの特定の観光地を徹底的に深掘りして紹介していくスタンスです。
これが冒頭から提言している「地域に密着したアカウント」の真意です。
「ランチェスター戦略」で大企業の弱みを突く
「ランチェスター戦略」とは、弱者が強者に勝つために、資源一点に集中させる戦略です。
ランチェスター戦略は1970年代からビジネスにおいて広く用いられてきた実績があり、これをインスタの世界にも応用するのです。
小さな観光地を深く掘り下げるということは、企業にはできません。
なぜなら企業はたくさんの市場を広く狙って、大きく儲ける必要があるからです。
企業が掘り下げられない情報こそ、私たち個人がねらう穴場です。
インターネットの普及により、深い情報の需要が増した
深く掘り下げた情報はネットの進展により、需要が増大しています。
ネット普及以前は、旅行者は限られたマスメディアが発信する情報を得て、大手の旅行会社の旅行プランに従うしかありませんでした。
しかし今ではネットのおかげで、自らが情報を得て、自らが旅行プランを組み立てられる時代となりました。
この変化により、人々は自分に合わせた旅行プランを作るべく、ありきたりな情報だけでなく、深く詳細な情報を求めるようになりました。
手作りの旅行を好む人々は、旅行雑誌を開けばわかるような浅い情報だけでなく、実際にそこに息づくナマの情報を求めています。
その情報を私たちがインスタを通じて提供することで、フォロワーになってもらうのです。
こちらの図は情報の深さを需要の関係をグラフに表したものです。
日本全国1億2000万人を取り込みたい大企業からすれば、年間の訪問者が10万人程度の小さな観光地は魅力的ではないかもしれません。
しかし、個人であれば10万人のフォロワーを狙えるのは大きな市場なのです。
誰もいない場所でポジションを確立する
よくある失敗例として、すでに存在する競合アカウントと「同じ情報」「同じテーマ」を扱ってしまうことがあります。
例えばですが、県単位、市町村単位に特化した旅行情報発信のアカウントは多々あるのに、同じように県単位、市町村単位での旅行情報を扱ってしまうといったケースです。
すでに結果を出しているアカウントに後発で打ち勝つことは厳しいです。
この場合は、市町村よりもさらに小さな地域単位に特化したアカウントを作り、あなただけのポジションを確立しましょう。
それによりあなたのアカウントは他のアカウントと差別化され、価値が明確になるのです。
自らのアカウントで需要を作り出せる
今は小さな観光地かもしれませんが、あなたの投稿によりその魅力が拡散され、需要が大きく伸びることも期待できます。
特に日本は旅行先として海外の人々に人気があるため、海外の方の目に止まれば爆発的に注目度が上がる可能性もあります。
実際にSNSにより一気に有名になった例をご紹介します。
いずれもインスタをはじめとしたSNSによって一気に知名度が増加した観光地です。
特定観光地を選ぶポイント
ではどんな観光地を選べば良いか、ポイントをいくつかご紹介します。
- 住居や職場から近い
- 時間帯で景色が変わる
- 四季で景色が変わる
- 住居や職場から近い
まず一番大切なのが、住居や職場から近いことです。 インスタ運用で大切なのが、まずは継続性だからですね。
継続するには写真の撮影、投稿を毎日の生活の一部にしてしまうこと。
そのためには紹介する観光地が今の住居や職場か近いところにあることが大切です。
「時間帯で景色が変わる」「天候、四季で景色が変わる」
上記の二つは、投稿のバリエーションを増やせるという点から重要です。
同じ場所を切りとっても、季節や時間帯によって景色変わるのであれば投稿ネタを何倍にも増やせることになります。
豊富なバリエーションが、フォロワーさんを飽きさせない仕掛けの一つになります。
また、季節や天候は共通の話題にしやすく、フォロワーさんと良好な関係を気付きやすくなるという利点もあります。
インスタ運営にとって、コメントをよく残してくれる…ストーリーズにも反応してくれる…というような「濃いフォロワー」さんの存在がとても大切になります。
その濃いフォロワーを作る意味でも、共通の話題にしやすい季節や天候に触れられる観光地を選ぶことは大切です。
※当機能は現在ベータ版です。 予告なく公開終了する場合があります。
まとめ
本記事では
- テーマ選定が重要な理由
- 地域密着アカウントがおすすめの理由
を紹介しました。
次章からはアカウントの作り込み方について詳しく説明していきますので楽しみにしてください。
まだどの地域にフォーカスするか決められていない方は、ぼんやりとでも決めてから読み進めていただければ幸いです!