Apple製品を使う上で必要不可欠なiTunesですが、
もう数年以上直されていない不満点がひとつあります。
それは、英語のジャンル名を勝手に日本語に書き換えてしまうこと。
たとえば、『Jazz』であれば『ジャズ』に、
『Rock』であれば『ロック』というように、
曲を再生すると勝手にジャンル名を日本語に書き換えてしまいます。
これ、ジャンル名でスマートプレイリストとか作ってるとだいぶうざいです。
そうでなくても、日本語と英語がごちゃまぜになってしまうのは
視覚的にも鬱陶しいので、僕の場合、この余計な機能を無効化してます。
その方法について、ご紹介を。
iTunesフォルダの確認
先ずは設定方法についてですが、
言語ファイルを直接書き換える方法を使います。
ファイルを直接書き換える、というと難しそうな感じがしますが
テキストファイルの一部分を日本語から英語に書き換える(コピーする)だけなので
実際のところそんなに難しい作業じゃあないと思ってます。
さて対象のファイルの置いてあるフォルダですがWindows版の場合、
通常であれば日本語版の言語設定ファイルは下記のフォルダにあります。
C:\Program Files\iTunes\iTunes.Resources\ja.lproj
続いて、英語版の言語設定ファイルは下記のフォルダにあります。
C:\Program Files\iTunes\iTunes.Resources\en.lproj
OSが64bit版だと、下記のフォルダにインストールされてるかもしれません。
C:\Program Files (x86)\iTunes\iTunes.Resources
当然、インストールフォルダを変更している場合はその際指定したフォルダに
iTunesがインストールされているので、そこのフォルダを参照ください。
ファイルの書き換え
さて、日本語版のフォルダにある、Localizable.stringsというファイルを
適当なテキストエディタで開きます。
ざざざーっ、と長い文章が出てくるのですが、
これが実際にiTunesで表示されている日本語のファイルになります。
で、実際に変更するのはジャンル名の部分です。
『/* ===== Genres ===== */』の文字列で検索すると
該当部分まで一発で飛べます。
ここの『"9200.001" = "ブルース";』から、ずーっと下の
『"9202.028" = "ワールドミュージック";』までを英語に書き換えてあげれば、
ジャンル名が勝手に書き換わらなくすることが出来ます。
で、その英語ですが、わざわざ一から書いていく必要は無くて、
先ほど紹介した英語版のフォルダのLocalizable.stringsから同じ部分を抜き取ってコピーすれば
それで正しい英語に書き換えられます。
一応、書き換える前にLocalizable.stringsのバックアップを取っておくことをオススメします。
単純にファイルをコピーして同じフォルダに置いておくぐらいでOKです。
無効化されたことを確認
さて、実際に無効化されたかどうかの確認です。
ファイルの上書きだけだと設定が反映されないので、
一度iTunesを終了して、起動しなおします。
これで、曲を再生しても勝手に日本語に書き変わることがなくなってると思います。
今まで日本語に書き換わってしまってた曲は、
再生しなおすとちゃんと英語に戻るようになってますよ。
総括
なぜこの方法を今紹介したかと言うと、
先日ちょうどiPhone4Sが起動しなくなった際に色々試してたときに
仕方なくiTunesのバージョンアップを実施してしまい、
ジャンル名の書き換えが復活してしまってたからです。
iPhone 4Sが起動しなくなったので色々試したら、復元なしで直った! | Tipstour
これ、一旦無効化してしまえば良いのではなく、
バージョンアップをするたびにせっかく無効化したのがキャンセルされてしまうので
再度無効化の作業を実施する必要があるのです。
なので! 面倒くさいから極力iTunesのバージョンアップをしたくないんですよ!!
2009年頃からこの仕様は修正される素振りがまったくないので、
アップルとしては『これは仕様だ』と言わんばかりに悪気はないのでしょうね。
一応、設定方法としては2009年から今まで、
ずっと同じ方法で上手く無効化出来ているのでなんとかなっているんですが…
いやな仕様だよなぁ。 やめてほしい。