- Final Cut Pro Xで、複数のプロジェクトを一度の操作で複数一括で書き出し(エクスポート)したい!
- その複数一括書き出しの方法を教えてほしい!
- どのバージョンから複数一括書き出しが出来るのか確認したい
Final Cut Pro X(以下、FCPX)を使っていて大変だったのが、複数あるプロジェクトの書き出しです。
FCPXでは、動画は「プロジェクト」という単位で編集され、これを「書き出し」という操作をすることで動画ファイルとして変換、保存することが出来ます。
従来のバージョンでは、プロジェクトの書き出しは1つずつ、手動でやっていかないといけなかったのです。
これが非常に面倒で、短いプロジェクトなどを大量に作っていく場合、非常に大変な作業でした。
60個のプロジェクトがあったら、60回分、場所を指定して保存していかないといけなかったのですから…。
しかし!
2018年11月にリリースされたバージョン10.4.4から、複数プロジェクトの一括書き出しが可能になりました。
今回は、その方法についてまとめましたのでどうぞ。
【対応バージョン】10.4.4以降から複数プロジェクトの一括書き出しが可能に
2018年11月16日にリリースされた、バージョン10.4.4でのアップデート内容はこちらです。
Final Cut Pro X リリースノート - Apple サポート
数多くの変更がありますが、注目すべきはここ!
このバージョンから、複数のプロジェクトの一括書き出しが可能になりました。
【方法】複数プロジェクトを一括書き出しする方法
それでは、その方法を実際に見ていきましょう。
まずは、画面上で書き出したい複数プロジェクトを選択します。
プロジェクトを選択したまま「ファイル」→「◯個のプロジェクトを共有」→「ファイルを書き出す」へと進みます。
(以前のバージョンでは、複数プロジェクトを選択した状態だと、この「プロジェクトを共有」の部分がグレーアウトして、クリック出来ないようになっていました。)
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書き出しの設定画面です。 このあたりは、従来のバージョンとほとんど変わりません。
すでに設定済みであれば「次へ」をクリックするだけで、複数プロジェクトの書き出しが始まります。
バックグラウンドタスクを見てみると、このように選択した複数プロジェクトの変換が一気に始まっていることがわかります。
あとは、全てのファイルの書き出しが完了するまで待つだけですね。 超カンタンです!
もちろん、複数選択なので何十プロジェクトあっても一括で書き出しが仕掛けられます。
57個のプロジェクトを書き出ししてみたところがこちら。
今までの手間が何だったのか…と思えるぐらい、作業がラクになりました。
以上、ご参考までに!
それでは!