以前、パスワードの管理はEvernoteで一括して行おう!
という趣旨の記事を書きました。
数多くあるアカウント/パスワード情報は、Evernoteで一括で管理しよう | Tipstour
その記事では、パスワードをそのまま平文で
アップロードして管理することで紹介していましたが、
Evernoteのソフトでは、その保存しているテキストにパスワードをかけて暗号化し、
万一他の人に見られた場合も中身がわからないようにする機能が、
Evernoteにはついています。
この機能を使えば更なるセキュリティ向上に役立ちそうです、
ということでご紹介。
テキストの暗号化
Evernoteの文章暗号化の方法です。
選択した文章を右クリックし、
『選択したテキストを暗号化する』を選択。
暗号化のパスフレーズを入力するウィンドウが表示されます。
ここでパスフレーズを入力、再入力してOKへ。
当然ながら、Evernoteのログインパスワードと同じものを設定すると
同様に暗号化したテキストも読み取られてしまうので、
ここのパスフレーズは別のものを使うようにしましょう。
ただし! ここのパスフレーズですが、
それを忘れてしまうと復元が不可能になってしまいます。
パスフレーズのヒントを入力することも可能なので、
自分がこのパスフレーズを忘れてテキストを復元出来ずに
後々後悔することのないよう、気をつけましょう。
暗号化したテキスト
今回だと平文2の部分を暗号化したので、
その該当部分にカギのかかったマークが表示され、内容がわからなくなってます。
EvernoteのWeb版で同じノートを見てみると、
ちゃんとこちらも暗号化されていることわかりますね。
暗号化を解除する
暗号化されているテキストを確認するには暗号化の解除が必要です。
一時的にテキストを表示したい場合は
『暗号化したテキストを表示する』を選択。
暗号化自体を解除して、元の平文に戻したい場合は
『暗号化を完全に解除する』を選択してやります。
どちらにせよ、暗号化解除の為のパスフレーズの入力が必要になります。
暗号化をしているので当然なのですが。
暗号化を一時解除すると、このように四角で囲まれたエリア内に
暗号化されていたテキストが表示されるようになります。
この四角の枠内が、暗号化部分になるので暗号化しているテキストを入力しなおせば、
再びその入力されたテキストが暗号化される仕組みです。
ちなみにWeb版でカギマークをクリックするとこんな感じで
パスフレーズの入力を同様に要求されます。
総括
つい先日、Evernote自体に不正アクセスされて利用者のパスワードが
全て変更されたこともありました。
Evernoteのパスワード変更要求が来たので、早速パスワードを再設定してみた | Tipstour
セキュリティはもはや他人事ではなく、世界的な問題となってしまっているため
このような暗号化は今後さらに必須になってくると思われます。
(特に、海の向こうには最強のハッキング国家がありますしね…ゴニョゴニョ)
完全なセキュリティとしてはいかないでしょうが、
Evernote利用者のレベルとしては手軽に実施出来るレベルの
自衛方法なんじゃないでしょうか。
ハッカーに対する自衛方法以外にも、
身内に見られたくない文章をロックするということにも使えますね。