以前に「やっぱり仕組みを作った人が勝っている」という本について書評を描きました。
【読みました】自分の時間を勝ち取った人たちの話は面白い! 『やっぱり仕組みを作った人が勝っている』 | Tipstour
今回読んだ本も、その新しいビジネスづくりに近しいものがある内容だったんですが、企業にはお金は必要ない、1万円(100ドル)からでもマイクロビジネスを興すのは可能なのだ、というのが「1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法」という書籍です。
こういったいろんな人の成功例みたいなのを読むとなんだかワクワクしてきますね。
1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法
Amazon.co.jp: 1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法 eBook: クリス・ギレボー, 本田直之: Kindleストア
この本、Kindleのセールで500円で販売していたときに買ったものです。 通常時の価格はKindle版が1100円。
内容
タイトルに「収入を稼ぐ方法」という文言があるので、ちょっとうさんくさい「始めるだけで年収○万円!」みたいなネットビジネスのノウハウ本のような印象を受けるけど、これはまたちょっと毛色が違って、どちらかというと働き方、ライフスタイルについての側面が強い。
いわゆるマイクロビジネスについての本。 そもそも国内の本ではなく、クリス・ギレボーというアメリカ人の筆者の書籍を日本語訳したのがこれ、ということなのでアメリカを中心に世界各国のマイクロビジネスについての話題になっている。
とはいえ、日本国内の事業でないから参考にならないというわけではなく、むしろ世界の幅広いマイクロビジネスの小さな事例がいくつも読むことができるので「これなら本当にやれそうだ」なんて思えてくるから、読んでて楽しいですね。
ただ技術的な話や具体的なノウハウというよりは、マイクロビジネス全般の進め方を、事例とうまく絡めながら紹介しているというのがメインな内容という感じ。 たとえば「ビジネスの立ち上げについて」だったり「その後の宣伝方法について」だったり「ビジネスを続けていくうえでの考え方」だったり。
色々な事例が、それぞれ多彩な業界や業種に渡っているのでこれを眺めていくだけでも面白いですね。 中にはもうちょっと詳しく話を聞きたいようなマイクロビジネスもあったり。
重要なポイント
重要なのは「1万円もあれば、小さな事業は興せる」ということがこの本で伝えてます。
起業というとどうしてもリスクが付きまとうのが常といわれるけども、アイデアと行動次第では元手がほぼゼロでも何かしらの事業は興すことができるんだなと、わかりますね。
が! やはり日本国内の特有で奇特な社会事情は反映されてないので、国内で実際に行動をしてみて成功するかというと、未知数な感じはしますね。 日本国内の仕事を取り巻く事情は、日本人の僕から見てもかなり偏屈ですからね…。
とはいえ、「仕組みを作った人が勝っている」の方は日本国内の事例集で、こっちの事例もすべてがすべてマイクロビジネスというわけではないんだけど、元手が無い人が行動してその後成功していったという例もあるので、ゼロではないのだろうと思ってますけどね。
個人的に見逃せないポイント
見逃せないポイントとして、話の中で出てくる人のほとんどが「今までの趣味や経験を武器にマイクロビジネスを初めて、それで成功している」ということ。
米国での話だとリストラによる失業から、自分のやりたいことを始めたら上手くいった、というようなパターンの話題がいくつかあったりして、自分の情熱を注いでいる分野で成功することってのは、やはり素晴らしいし、うらやましいなと思ってしまう。
(ただ単純に自分の好きなことを仕事にしろと言っているわけではなく、それがちゃんと収益につながるのか? という重要な点についてもちゃんと触れてます。)
まとめ
- マイクロビジネスについての本
- リスクを払わなくても、起業は可能。
- 海外の事例集だが、参考になる事象はたくさんある
- 事例では、もともと情熱のあった分野で新たに成功している人がたくさんいる
世界中のマイクロビジネスの事例集を読んでると、本当にそれだけでワクワクしてきますよ。 僕もTipstour自体はまったく元手がない状態で、月のレンタルサーバ代の数百円だけで月間5万円近く収益が上がってます。 やり方次第で自分もまだまだ何かやれそうだなと考えられるきっかけ作りには、ちょうどイイのかなと。