先日、時間の使い方に着目したアイデア集「TIME HACKS!」を読みました。
【読みました】仕事の為に時間を節約するだけでなく、自分の為に有意義に使うというライフハック『TIME HACKS!』 | Tipstour
このTIME HACKS、結構気に入ってます。 同シリーズでいくつかHACKS本が出ていたので、シリーズの他書籍も読んでみようと思って、次はこの「IDEA HACKS!」を手にとってみました。
IDEA HACKS!
Amazon.co.jp: IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣 (講談社+α文庫): 原尻 淳一, 小山 龍介: 本
文庫版サイズなので733円で購入できます。 Kindle版もリリースされてますね。
内容
小山「なるほど。 それにしても、あのときの日米を飛び交うメールはおもしろかったねえ。」
原尻「いやあおもしろかった。」
小山「ライフハックのコンセプトと仕事のツボが合わさり、さらに共通のバックグラウンドである広告・マーケティングの因子が交ざって、アイデアを発生させるためのツボがうまれていった。」
…と、まえがきから、いきなり筆者ふたりの対談から始まります。 いきなりすぎて「は?」という感じで始まってしまう本書ですが、内容としては大きくわけてこんな感じでアイデアを生み出していく、思いつくためのアイデア集が収録されてます。
- 情報ハック (どのように思いついたメモを取るか)
- 時間管理ハック (時間をうまく使ってアイデアを生み出す)
- 整理ハック (持っている情報を整理してアイデアを形にする)
- 五感ハック (生活の一部にアイデアを生み出すきっかけを作る)
- 思考ハック (アイデアをひねりだすための方法、考え方)
- 発想ハック (目線を変えて、新しいアイデアを見つける)
TIME HACKS!の方は「時間」というわかりやすい単位がテーマだったので万人にもとっきつやすい感じテーマだったんですが、こちらは「アイデアを生み出す」という割と抽象的なものがテーマという面があるので読んでいて「なるほど」と思うことと「???」となることの両極端が激しいような気がしました。
特に時間管理ハックのところはTIME HACKS!とも共通する部分があって、どうやらIDEA HACKS!のこの部分の着想を更に広げて別の本にしたのかな、と読み取れました。 (IDEA HACKS!の方が、先にかかれた本らしい。)
使えそうだなと思ったアイデア
この本を手に取ったきっかけも「Tipstourの記事のアイデアを更に広げられたらいいな」という理由からだったので、ブログを描くという観点から、参考になりそうなアイデアをまとめてみました。
- ボイスメモをとる
(移動中にも、思いついたことを忘れず記録することができる) - 写真で物語データベースをつくる
(写真を頻繁に残すことで、それ自体を物語として記憶する) - 朝シャワーを浴びる
(朝の「アイデアが沸き起こりやすい時間帯」に体を更に目覚めさせる) - 自分のテーマソングをかける
(集中するための音楽を決めておいて、執筆モードへ切り替える) - マンダラートをつくる
(半ば強制的にアイデアを搾り出せる)
この中でも、「写真で物語データベース」というのは、実はすでに元からやっていたことで、iPhone5sで街中で気づいたときは色々パシャパシャと撮影してはPCに取り込んでます。
後からあの話題を記事にしたい、ああゆうことを伝えたい、と思ったときになかなかメモだけだと着想が沸いてこないんですが、写真も一緒に撮っておくことで頭の中でそのときの考えていたことなんかが、よみがえってきたりするんですよね。
気に入ったのはちょっとした「行動」ですが、そういうものを続けることで日常的にアイデアを湧き上がらせやすくする生活を送るのが、アイデアを追い求めるには一番の近道のようです。
ちょっと心に残った「メメント・モリ」の件
アイデアとは直接関係はないけれど、この本の中で不意に心を掴まれてしまったのは「メメント・モリ(死を想え)」というフレーズのTips.
癌によって余命を告白されたふたりの人物の話を引き合いに出して、筆者は人生の中のプライオリティ(優先事項)を強く意識した…という内容。
でも、ちょっと待てよ、と思いました。
本来わたしたちは余命宣告をされていなくても、やらなければいけないことをやり遂げるべき、なんですよね。
アイデアとはあまり関係ない内容のような気もするんだけど、上の記述にはいたく同意してしまった。
まとめ
- アイデアのためのアイデア集
- 内容はちょっと抽象的かも
- ブロガー視点で使えそうなアイデアもぼちぼちあります
- メメント・モリ
かなり実践的かつ割と抽象的なTipsが序盤からガシガシと続くので、このHACKS!シリーズの中でこの本を一番初めに読むのはちょっと息苦しいかもしれないですね。 TIME HACKS!の方が、もうちょっと身近な話題から入っていけるので、こっちを先にオススメしたいかもです。
どうしてもアイデアを生み出すためのアイデア集であるという特性上、なんとなくピンと来ない話題も結構多いです。 この本の内容は、話半分くらいに読み進めて行くのが正しい読み方かもしれません、あまりピンと来ないアイデアのことを考えすぎても、眠くなっちゃいますからね…笑。