はい、こんにちわ。
アフィリエイトの案件を取り扱っていると、時々発生して困りがちなのが「アフィリエイト案件の終了」ですよね。
アフィリエイト案件が終了した場合、基本的に今まで貼っていたリンクは切れてしまい、無効になります。
今回はアフィリエイト案件のリンク切れの対応について、WordPressプラグインを使って一括でリンクを解除・削除する方法についてまとめました。 ご参考ください。
目次
アフィリエイトリンク切れの対応は意外と大変
さて、アフィリエイト案件は、事前予告なしに突然案件が終了することもままあります。 2〜3日前に突然、案件の終了の案内が来ることも、けっこうあります。
今まで多数のリンクを貼っていた場合、いきなり2〜3日前に言われて対応しろと言われても正直困りますよね。
単体のアフィリエイトリンクであれば対応は簡単に可能だけども、これが複数、何十個、何百個となったらまさに大変。 手に負えない問題になってきます。
実際のところ、Tipstourでは半分放置状態のままになっていました。
無効になったアフィリエイトリンクはどうなるのか?
実際にアフィリエイト案件が終了した場合、リンクをクリックするとどうなるのでしょう?
今回は例として、バリューコマースで無効となったアフィリエイトリンクを踏んだ場合を紹介します。
閲覧者は下記のページに飛ばされます。 ASPによって表示される内容に差はありますが、おおむねこのようなページに飛ばされることになります。
閲覧者の目線からすると、リンクをクリックしたにもかかわらず目的の商品のページには移動できず、関係ないページに飛ばされることになります。
サイト全体の信頼性を考えると、なるべくならばこうしたリンクは削除するべきだと言えるでしょう。 単純に収益の機会損失だし、閲覧者にとってみればストレスの元でしかありません。 記事自体の信頼性にも影響するかもしれません。
注意:404エラーにはならない
ちなみにこのアフィリエイトリンク切れ、404エラー(Not Found)にはならず、200(OK)として認識されます。
正常なリンクとして認識されるため、アフィリエイト案件自体は無効でも、サーバとしてエラーにならないという点は、注意が必要な部分ですね。
404エラーとは?
404エラーとは、リンク先のページやサイトが見つからない場合に表示されるHTTPステータスエラーです。
リンクは通常クリックされると、リンク先のサーバにページ表示のリクエストを出します。 リクエストを出したにもかかわらずサーバから応答が返ってこない場合、ページが存在しない場合などにエラーとして返ってくるのがこの404コードです。
リンク先が有効かどうかを確かめる方法として、この404エラーが返ってきていないかどうかをチェックする方法があります。 この後紹介するプラグインも、その404エラーを確認するプラグインのひとつです。
解決策:「Broken Link Checker」プラグインを使う
さて、このアフィリエイトリンクのチェックと検索、そしてリンク解除について、WordPressプラグインの「Broken Link Checker」を使います。
Broken Link Checker — WordPress Plugins
このプラグインはWordPress記事・ページ内で貼られたリンク先を自動でチェックして、404エラーになっているリンクを発見・リンク解除出来るというものです。
404エラーリンクを放置しておくことは、SEO上いい影響を与えないとされています。
そのため、リンク切れを簡単に確認する方法として、このプラグインはWordPressユーザの中ではなかば当たり前のように利用されています。 もちろん、Tipstourでも使っていますよ。
アフィリエイトリンクを検索する
このBroken Link Checkerですが、できることはリンク切れのチェックだけではありません。
特定のリンクテキストやURLなどのリンクについて検索、一覧表示することが可能で、更にそれに対して一括でリンク解除を行うことも可能なのです。
今回はその検索機能を使って、アフィリエイトリンクを一括解除する方法をご紹介しますね。
例1:同じタイトルでリンクを貼っていた場合
さて、複数リンクのテキストが同じタイトル、例えば「Amazon」「楽天市場」「ヤクオク!」というような、すべて同一テキストで商品ごとのリンクを貼っている場合は、下記の方法で対応出来ます。
Broken Link Checkerプラグインページ「検索」というボタンがあるので、まずはここをクリック。
するとこのような検索ボックスがでてきます。 ここの「リンクテキスト」に対象の文字列を入力し、「リンク検索」で検索を実行します。
すると、下記のように検索したテキストのリンクが一覧表示されてくるはずです。 後は、リンクを一括選択して、リンク解除するのみです。 (具体的な方法は下記の「リンク解除の方法」を参照ください。)
例2:異なるタイトルでリンクを貼っていた場合
続いて、複数リンクを異なるリンクテキストで貼っていた場合はどうでしょう?
例えば商品名で「シャープペン」「ボールペン」「サインペン」というように、異なるテキストにしている場合、例1の方法では一括選択出来ません。
しかし、同じアフィリエイト案件を使っていた場合は、ある程度検索でカバー可能です。 URLで検索します。
アフィリエイト案件のURLで検索する
基本的にアフィリエイト案件のリンクURLには法則性があります。 ここでは、例としてバリューコマースのアフィリエイトリンクのURL形式で一括検索してみます。 他のASPサービスでは、URLの形態が異なりますので、適宜対応くださいね。
例として、同じアフィリエイト案件で異なる2つのURL見てみます。
ごらんのとおり上記2つのリンクは別々の商品・別々のURLですが、アフィリエイト案件は同一の、終了済みのものです。
この場合、URLが一致する部分までを検索範囲とすることで対応できます。 具体的には下記の部分までで検索します。
http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3147948&pid=883232707
検索結果
「http://」から「pid=****」の部分までは全て一致しているので、この部分までを対象としてリンクを検索することで、同じアフィリエイト案件のリンクを一覧表示できるはずです。
リンク解除の方法
検索から一覧表示できたら、後はリンクを解除してあげるだけです。
対象の項目にマウスカーソルを合わせて、「リンク解除」を選択することで、リンクを解除できます。
複数リンクを一括で解除する場合は、メニュー左上のボックスを選択することで一括選択できるので、そこから「一括操作」→「リンク解除」でOKです。 (ただし、一度に選択できるのは30リンクまでなので、何度かに分けて操作する必要があります。)
これによってリンクが解除され、実際のページではこのように変更されたはず。 リンクが解除されているので、クリックしてもリンク先には飛ばないようになりました。
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リンクテキストも削除するには
ちなみにBroken Link Checkerではリンクテキスト自体は削除できません。
テキストも削除したい場合は手動で削除するか、一括置換のプラグイン「Search Regex」を使う方法がオススメです。
Search Regex — WordPress Plugins
まとめ
- アフィリエイト案件は突然終了することがある
- 終了した案件リンクは、自分で解除・削除する必要がある
- 終了した案件リンクをクリックすると、アフィリエイトASPのページに飛ばされる
- 終了した案件リンクを放置することは、閲覧者に不親切である
- 「Broken Link Checker」プラグインを使って複数リンクを一括で解除できる
以上、アフィリエイトリンクを一括解除する方法でした。
全自動というわけにはいかないですが、手動で全てのリンクを解除・削除していくよりはかなり効率的に変更が可能となるはずです。
また、今回は無効になったアフィリエイトリンクの一括解除…という形で説明しましたが、もちろんアフィリエイト以外のリンクの一括解除などにも、今回の方法は活用できます。
ご参考までにどうぞ。 それでは!