『世界一美しい散歩道』と呼ばれるミルフォードトラック IN ニュージーランドに行ってきました!


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今月頭ごろですが、今年の夏季休暇を取っていなかったことを利用して、1週間ほどお休みを貰って初の単独海外旅行に行ってきました。

行ってきたのは前々から憧れだったニュージーランド、その多彩なトレッキングコースの中でもとりわけ有名な『ミルフォードトラック』を4日間、実質3日間丸ごとかけて54kmを踏破する旅です。

本当は細かく詳しくレポートしたい所なのですが、あんまり長くなりすぎても仕方が無いのでコンパクトにまとめてみたいと思います。

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ミルフォードトラック

ミルフォードトラックとはニュージーランドの南島、フィヨルドの地帯に位置するトレッキングコースです。

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全長54km、33.5マイルを三日間(前日に入り口まで行くバスの旅があるので、実際は四日間)の道程です。

南半球で、かつ雨の多い地域であることから苔むしたような樹木が生い茂る、どことなく日本の屋久島に近しい雰囲気のあるエリア。 また、見晴らしのいい山岳エリアもあったりと、様々自然が満喫出来るところです。 その美しさからは『世界一美しい散歩道』とも呼ばれているとか。
(ただ、散歩道と呼ぶには想像以上にハードな気が。 やはりあくまでトレッキングコースという感じですね。)

映画のロケ地として、ニュージーランドの大自然がピックアップされるのを眺めていて、ニュージーランドに行きたいとずっと願ってた悲願がようやく達成されました。 (去年は屋久島にも行けたことですし。)

ニュージーランドへのアクセス

ニュージーランドへ行くには、成田からニュージーランド航空を使ってニュージーランドのクライストチャーチへ10時間ほど。 他にもいくつかの航空会社を使っていく選択肢もあるようです。

ミルフォードトラックへは、クライストチャーチから更に乗り継ぎでクイーンズタウンの空港へ向かいます。 この乗り継ぎは1時間弱ほど。

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クイーンズタウンの空港からは、車で10~20分ほど。 ここまでくればもうすぐです。

時差や気候

日本との時差はそれほどなく、3〜4時間ほど。 殆ど時差ボケという概念は発生しませんね。

南半球ということだけあって、北半球である日本とは季節ごとの気温が異なります。

12〜2月ごろがもっとも暖かく、一番過ごしやすいシーズンになるとのこと。
僕は11月、季節としては春になりたてのシーズンの始まりの時期に旅行に行った格好です。

逆に日本の夏は、ニュージーランドの冬のシーズンになるということ。

また、「一日の中で四季がある」と言われており、太陽が当たる時間は半袖Tシャツでも過ごせる気温になるものの、日が暮れると急に寒々とした空気になってきます。

それと、今回行って体験したのが、日の入りが日本に比べて断然に遅いということ。 日本だとこの時期5時には真っ暗になってしまうが、ニュージーランドは21時近くまで太陽が沈みきらずに明るいままの空が拝めます。

この写真も、夜21時半の時点での夜空。
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これは比較的南極に近い位置のため、北欧の白夜に近いような現象なのでしょうね。

クイーンズタウン

ミルフォードトラックへの玄関口、リゾート地クイーンズタウン。

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都市というよりは、ワカティプ湖という湖に面した小さな街で、繁華街のあたりは一日もあればだいたい周りきれてしまうほどの大きさ。

あのバンジージャンプは、この街が発祥となって世に広まったのだとか。
バンジージャンプ以外にも、リゾート地よろしくゴーカートやマウンテンバイクのコースやハングライダー、ジェットボートなどなどのアクティビティが多彩に行われているようです。 まあ僕はやらなかったですけどねw

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日本食も以外と豊富で、日本語メニューを用意しているレストランも多いみたいです。
お土産も、日本語で話せるお店がメインストリートにあるので、英語が苦手な人でも観光するには苦労しないなという感じ。

24時間営業のコンビニもありました。 ケンタッキーやマクドナルド、スターバックス…見覚えのある店舗もズラリ。

ミルフォードトラックの大まかなコース

ミルフォードトラックのコースについて軽く触れておきます。

1日目はツアーバスに乗ってクイーンズタウンからミルフォード・サウンドへ。 途中のテアナウ湖の船の発着場“Te Anau Downs”からボートに乗り換え、ミルフォードトラックの入り口へ。 これだけの旅で、ほぼ1日かかります。 バスが4〜5時間ほど。

この日の宿は“Glade House”(グレードハウス)というロッジ。 ここで一泊します。

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ディナー後は、各国の参加者に分かれて自己紹介タイムが。 僕のツアーのパーティは、全員で48名という大所帯でしたが、そのうちオーストラリアの方が40名超と最も多く、他にニュージーランド国内から来た人、遥かイギリスから来た人。 日本人はなんと僕一人でした…w

あまり英語で会話した経験というものがなかったのでこの自己紹介タイム、どうなることかと不安ではありましたが…割となんとかなりました。 リスニングは不安でしたが、慣れでしょう。

ちなみに、僕のパーティにはガイドが4人、うちひとりが日本人の方がガイドで参加しておりました。 わざわざぼく一人のために充ててもらえたのでしょうか、ありがたいことです。 基本的に、日本人参加者は比較的居るらしく、日本人が参加するパーティに合わせて日本人のガイドの方を充ててもらえるようです。 英会話に不安がある人もなんとかなりますね。

 

2日目は約16kmの距離、苔生したブナの原生林を歩き、クリントン渓谷という切り立った谷間を抜けていきます。 この日は大きなアップダウンは無く、歩きやすい道が続きます。

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クリントン渓谷は、まだ春先の雪解けの時期であったということもあり、名前も無い滝がいたるところから、崖という崖から流れ落ちてきていました。 この風景、春先の11月初期にしか見られないということで、とてもダイナミックで美しく、いい感じ。

ただ、お昼ご飯のスポットを抜けて更に進むと、土砂崩れ跡を進んでいくエリアがあり、このあたりは終盤なだけあって体力的にも疲れ気味のあたりでゴツゴツした山登り然としてくるため、結構辛いエリアでした。
まあ、山登りが慣れている方にとっては、距離が長いというだけでそれほど苦ではないと思いますが。

それでも、この日はあくまで腕試し、3日目、4日目になるにつれて辛いコースになるようです。 なんということでしょう。

この日のゴールは“Pompolona Lodge”(ポンポローナ・ロッジ) 谷間にひっそりと立つ自然的なロッジです。 ここでのディナーもまた美味しい。

こちらは、シェアルームに侵入しようと試みてくるニュージーランドの鳥“Kea”(キア) 

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オウムの一種で、深緑の羽に覆われているが羽の内側にこっそり鮮やかな赤色の羽があったり。 人間を恐れず、普通に近づいてきます。 賢く、食べ物を奪ったりもしてくるのだとか。

 

3日目のコースは全長15km、この日は高低差のアップダウンが最も激しい、いわゆる登山といえるようなエリアです。

このあたりの山の名前は“Mount Baloon” (マウントバルーン)、この山脈を登り、通称“Mackinnon Pass” (マッキンノン・パス)というスポットを通り、また谷を降りていくというルート。

このあたりは山岳地帯なだけあって、見晴らしが最も良いエリア。 僕が登った日は、午前中は雲で登り途中、残念ながら殆ど何も風景が拝めませんでしたが、午後からは雲も晴れて素晴らしい風景が広がっておりました。 よかった、晴れて…!

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また、僕が行った時期はミルフォードトラック自体がオープンしたばかりの時期で、まだ山脈に雪が残る季節。 そのため、雪崩の心配がまだ残っているということで雪崩を避けるためのルート、その名も“Emergency Track”を通ることに。

ここが辛いのなんの、細い藪のような下り道が続き、なかには沢渡りさながらの下り道まであり。 軟弱者の自分はここでヒザに負担がかかってだいぶ辛い感じに。 同じパーティの人たちは流石はオーストラリアの方々(?)、老若男女、みんなタフガイ揃いでした。 本当にすごい。

信じられるか、これ、道なんだぜ…
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この日は“Quintin Lodge”(クインティン・ロッジ)に宿泊。 時間に余裕があれば、ここから片道45分ほどで落差580Mの巨大な滝“Sutherland Fall”(サザーランド滝)を見ることが出来ます。 しぶきがものすごく、レインウェア無しには眺められないほどの大きさ。

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話によると、そもそもこのQuintin Lodge自体が、Sutherland Fallへと足を運んでもらうために作られたロッジなんだとか。

また、2012年のシーズン直前にちょうどこのSutherland Fallへの道が土砂崩れにより大破してしまい、2013年の今年は新たに作られたルートを通ることになったのですが…まだ未完成じゃないか! ロープで登る箇所やら砂袋やらが詰まれたままという、メイントラックとはまたちょっと違った雰囲気の道を行くことになりました。

 

4日目は最長の21kmを歩きます。 屋久島の縄文杉へのルートがだいたい往復22kmなので、それぐらいの距離を歩く感じです。 いや、さらっと言ってますが、長いですよ!

この日はアップダウンは前日に比べるとほとんどないものの、それでも丘を超え、下るぐらいのアップダウンはあったように感じた。 前日の下りでだいぶヒザが痛いので、労わりながらも着々と進んでいくことに。

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また、滝から流れてきた川や湖のほとりを歩くため、この日が一番水場が多いように感じました。 途中、“Mackay Falls”(マッカイ滝)と呼ばれる滝や、飛び込んで泳ぐことも可能(らしい)な池と滝があるお昼ご飯スポット“Giant’s Gate Falls”(ジャイアントゲート滝)など、気持ちいい場所も多数。

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雨が多いエリアということではあったものの、この4日間、雨が降ったのは初日と2日目に多少だけと、有難いことに天気に恵まれていたのでかなり気持ちよく歩くことが出来ました。 軟弱者な自分ではありますが、なんとか54km全てを歩き終えることに成功しました。

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やはり、『散歩道』という名前を冠しているだけあって確かに散歩道といえる歩きやすい道も多いんですが、ゴツゴツした岩場も結構あるため、やっぱり普段から登山慣れしている方体力にある程度自信のある人でないと、終盤だいぶツラ~い感じになりそうです。 その辺は考慮に入れた上での参加として欲しいと思います…。

でもその分、絶景がひたすら素晴らしいので達成感もひとしおなんですけどね。 健脚の方は、是非。

 

ちなみに、ミルフォードトラックではないのですが5日目にはミルフォードサウンドと呼ばれる湾のクルージングもありました。 所要時間2時間ほど。 こちらも壮大なフィヨルドの景色が、良い…。

サンドフライの脅威

美しいミルフォードトラックですが、唯一嬉しくない点が。 それは、「サンドフライ」という名前のアブの一種が生息しています。

こいつが厄介で、どう厄介かと言うと…日本の蚊をパワーアップさせて大量発生させたような感じ。

飛ぶ速度はあまり速くないらしいものの、少し立ち止まっているとこのサンドフライがどんどん寄ってくること寄ってくること、薄い服なら貫いてそのまま血を吸ってくるようで、しかも噛まれるとメチャクチャかゆい。

噛まれた場合は、無理に掻かずにそのままにした方がいいようです。 掻くと、サンドフライが注入したアレルゲンの元となる物質が更にまわってしまい、余計にかゆくなるとのこと。

危険な動植物がない代わりに、サンドフライが大量生息しているミルフォードトラック。 街中では殆ど見当たりませんが、ミルフォードトラックでは“Sandfly Point”(サンドフライポイント)というサンドフライから逃れるための小屋(シェルター)があるぐらい、サンドポイントだらけなのです。

サンドフライさえ居なければ、本当に世界一の環境なんですけどね…。

ニュージーランドで気付いたこと

最後にニュージーランドに行って、気付いたことについて。

言語的な問題は、英語圏なのでそれらしく喋っていればなんとか伝わってくれたのですが、一番焦ったのは入国時の審査。 ニュージーランドは独自の生態系を保っているが故に、蜂蜜や動植物などの持ち込みに非常に厳しく、ことこまかくチェックされます。
僕は入国時、当然ながら蜂蜜なんて持ち込んでなかったのに、何故だか別のレーンに通されて、ガタイの良い女性の検査院に根掘り葉掘り荷物をチェックされてしまいました。 おお、怖い。

 

そして流石はニュージーランド、ラム肉をレストランで頼むと、想像以上のボリュームのラム肉が出てきます。 やっぱりニュージーランドといえばヒツジなので、ここはラム肉を食わずにはいられないでしょう。 なんだかんだで、3食連続でラム肉の食事をとってしまいました。
ニュージーランドは基本的に食べ物も美味しくていいですね、ミルフォードトラックの各ロッジでも、鹿肉やラム肉、牛肉の凝ったディナーがふるまわれました。 (魚メインのディナーや、ベジタリアンの人の為にパスタなども選択可能)

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現地では、禁煙が徹底されていたのか、タバコの匂い、存在すら気付くこともありませんでした。 公共の場所では一切見かけませんでした。 やはりその辺の意識は欧米の文化圏というだけあってしっかりしているな、と感じました。
何より、成田に帰ってきたら即バスターミナルでタバコの匂いをかいだ瞬間、悪い意味で「帰ってきたな」って感じてしまいましたよ。

 

また、ニュージーランドやオーストラリアでは、湿布というものが存在しないということも驚きでした。 もともと、そういうものを貼る文化がないらしく、ドラッグストアには一切置いてありませんでした。 ミルフォードトラックを歩き終わったあと、出来れば足に湿布を貼っておきたかったのですが、まさかそもそも置いていないとは…これは驚き。

あとどうでもいいことですが、コンビニで600mlのコカコーラを買うよりも、スターバックスのアイスコーヒーの方が安いという不思議な現象がありました。 クイーンズタウンのコンビニがリゾート価格だったのかもしれないですが、コカコーラ600mlが4.6NZドル(380円)ほどもすることにビックリしましたよ。

 

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