2013/09/14 テクノミュージック好きの宴 Wire’13 で感じたテクノとディスコの可能性


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テクノ好きの間では夏の締めくくりフェスとして、Metamorphoseと双璧を成しているイベント『WIRE』、今年はMetamorphoseが開催されていないので、みんなWireにテクノ好きの知り合いが集結する格好となっておりました。
僕はというと、2010年に参加したっきりなので、3年ぶりの参加になりますね。 WIRE自体は、今年で15周年とのこと!

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Wire’13

WIRE13 -15th ANNIVERSARY SPECIAL- (ワイアーサーティーン 15周年スペシャル)

DJ Sodeyama

オープンからは、DJ Sodeyamaがアリーナにてプレイしていました。 インダストリアルに硬いテクノ、ウォームアップな時間帯ということもあったのかもしれないけど、特別派手でもなく、かといって場を暖めるプレイかというとノンビート的な部分もちょっと多かったような、なんとなく横浜アリーナという場所での特別な印象は、あんまり感じなかったかな。 

オープニングアクトという点ではそれでもいいのかもしれないけどね。

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Agoria

Agoria, 結構好きなDJの割りに聴くのは意外と久しぶり。 今年のスペシャルゲストに”ディスコの父” Giorgio Moroderが登場するということもあってか、選曲はBPM122〜124のDiscoライクなデトロイトテクノ? 今まで聴いた中では一番ゆっくりだったけど、またそれが良かった。

終盤ではCLS – Can You Feel Itなんかもプレイしてたりしてなんとなく、選曲がWIREの客層に受けそうな感じだと思いました。 

また、この後フロアにてご本人を発見、つたない英語ながらもご挨拶することが出来ました。 いやーよかった。 一発で引き当てたAgoriaのバッヂも、喜んでもらえたようで何より!

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Mijk van Dijk

ミジクヴァンディジク…ではなく、マイクヴァンダイクです。 僕はこの方あまり詳しくなかったのですが、往年のトランス系の音なんだろうか、LIVEということで、本人も歌ったり煽ったり。 じっくりは聴けなかったですけど、この人もなかなかメロディアスで結構よかった。 今年は結構みんな、BPMゆっくり目な印象を受けました。 個人的にはゆっくりまったりがいいので、むしろ全然アリなのですが。

Ken Ishii

WIREの超レギュラーケンイシイ。  友達と雑談しながら聴いていると、どうやらExtraのRemixのようなものがプレイされているのを耳にしました。 どうやらWIREのために往年の名曲をRemixして持ってきたみたいですね。 まったくズルい(褒め言葉)

ケンイシイのDJプレイも、昔見たときと比べるとだいぶゆっくり目になっているような気がしました。 それでも今回のWIREの中では、速めな方だったとは思いますが。 あと、当日のトラックリストも公開されていました。 Max CooperDosemなんかも使っていたんですね、全然気付かなかった。

Special Guest: Giorgio Moroder

WIREでDisco! これは結構いけるぞ! と思ったのが今回のスペシャルゲスト ジョルジオ・モロダー。 この方自身はDJではなく、作曲家なのですが往年のディスコの名曲を数々生み出したということでダンスミュージックには大きな影響を与えた人間、ということになります。

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プレイ自体は特にすごいことも何にもなく、サポートDJのプレイに合わせて音の鳴るボタンをポチポチ押しているだけのただのおじいちゃんでしたが、名曲連発すぎて会場の盛り上がること盛り上がること。 

Neverending Storyから始まりディスコの大ネタを連発、終盤にはGiorgio Moroder – Chase,そしてそのままDonna Summer – I Feel LoveをプレイしてからのDaft Punk – Giorgio By Moroderという、まあなんとも有名曲だらけのプレイ、しかしフロアはこの日一番盛り上がってたんじゃないかというぐらいのお祭り騒ぎでした。 だいぶ繋ぎは危なかった感じでしたが。

個人的には、今回の賑わいを考えるとWIREにDiscoやHouseのDJというのもアリなんじゃないかなと。 最近はTodd Terjeや、Lindstromのような北欧のディスコダブも流行しつつあるところを考えると、テクノのフェスという体面はあるもののDiscoやHouseもアクセントのようにラインナップに入っているとメリハリが付いて面白そうだな、というように思いますね。 どうでしょ。

Slam

Soma Recordingsのレーベルオーナー、スラム。 スラム自身は二人のユニットで、Back 2 BackのようにPCを2台並べて交互にトラックをプレイしていたみたいです。 あまり長時間聴けず。

Takkyu Ishino

石野卓球、日本のテクノ界を代表するDJということなのですが実はまともに聞いたのは今回が初めてという。 裏のSlamも気になったけど、個人的にそこまでガッチリとヒットしなかったので休憩も含めて卓球を眺めていました。 その結果、意外と良いプレイするな!という印象。 

Moroderの後のプレイということもあってか、Lipps Inc. – Funky Townのリミックスなどもプレイ。 元からなのかもしれないですが、どちらかというとディスコライクなアップテンポのテクノをプレイするスタイルなんですね。

Matias Aguayo

こちらは特に見る気無かったものの、なんとなしに覗いてみたらこれが楽しいのなんの。 南米アルゼンチンの奇抜なエレクトロニカ・ポップ、一歩テクノから離れて、こうしたアクセントのようなライブアクトがいるとやはりフェスとして面白みと深みが増すなと尚更実感。 

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WIREというよりもフジロックに出演してそうな雰囲気だと思いましたが、面白かったのでWIREでも全然アリです。 むしろ今後もこうした飛び道具をこっそり入れておいて欲しいなと、そう思いますね。

2000 and One

さてここからは堅実なテックハウス。 レーベル100% Pureのオーナー、ツーサウザンドアンドワン。 想像していたよりもパーカッション主体なテックハウスという感じでこちらも中々に楽しかった。 堅実、まさに堅実なプレイという感じ。 

終盤にはCirez D の ON/OFFもプレイ。 この曲、意外とテクノ好きがよくプレイする印象あります。

Josh Wink

さて、こちらもレーベルOvum Recordingsのボス ジョシュウィンク、この人のアルバム『When a Banana Was Just a Banana』が大好きで、一度ちゃんと聴いてみたかったDJのひとりでした。 

さて、プレイが始まると、想像していたよりも真っ黒でズブズブとした空間的な音からスタート。 ドロドロとしたスタートで、持ち時間は65分しかないのにどうするんだろうと思っていたら徐々にアシッドなベースを保ったままウォームアップ、終盤にはJeff Mills – BellsからのLil Louis – French Kiss、そして自身のJosh Wink – Higher State of ConsciousnesのダブステップRemixまで飛び出すというハチャメチャな展開に! この人、アホだ。(褒め言葉)

Sven Vath

メインフロアーの大トリはCocoon Recordingsのボス、スヴェン・フェイト。 Cocoon Heroes Tokyoのパーティ自体は結構足を運んだことがあるものの、Svenのプレイ自体を聴くのは意外にも初めて。 序盤はテクノというよりは、初期の古きよき、John Digweed的なProgressive Houseといった感じ、意外な選曲と感じたが、これは好物なので逆に嬉しい誤算。 

中盤にはSlam – Azureもプレイ。 この日はトリの2時間というプレイでしたが、Sven本人は6時間8時間も余裕でプレイするロングスタイルなので、もしもまたCocoon Heroes Tokyoでプレイすることがあれば、ちゃんと聴いてみたいな。

Fumiya Tanaka

時間は朝5時を回っているにもかかわらず、薄暗いフロアに集まる人々。 近年はBerlinを拠点に移した日本人DJフミヤタナカのプレイをみんな見にセカンドフロアへと集まってきたわけですが、こんな朝5時の健康的な時間に流されるなんと不健康なズブズブのテクノか! 

疲れもピークに達している中、寝ながら踊るという音楽大好きな狂った人たちがフロアに集まっていてWIREの中でも異様な空間である印象を受けました。 多分自分のテンションも含めてそう思っただけなんだけど。

総括

6:10を回り、セカンドステージ終了、そしてメインのアリーナもSvenによるビッグウェーブ(三回ぐらいやってた)を終えて終了。 この日は酒を飲まずにレッドブルだけで生活していたこともあってか、なんとか元気な状態で乗り切ることが出来ました。 帰りが大雨で大変でしたが…! 台風の日よりも雨降っていたような。

しかし久々に楽しかったです。 Matias Aguayoのようなノーマークだったアクトで盛り上がれると、やっぱりフェスの醍醐味、知らない音への出会いが感じられてすごく楽しめますね。 こういったチョイス、来年も続けて欲しいなと思うところ。 それに今年は、極端にBPMが速くて着いていけないというプレイも全く無かったので、そういう観点からも僕は結構楽しめたんじゃないかなと。 (あんまりビートが速いと、着いていけずに足が止まってしまう…)

また、今回のGirogio MoroderのようにDiscoクラシックを取り入れることは、なかなか新鮮味があって面白いなということを感じました。 テクノ一辺倒なラインナップを続けていくと、どうしても爆発的に人口が増えない限りはジリ賓でお客さんが少なくなっていくだろうなと考えてしまうと、WIREというイベントの雰囲気から離れないレベル(そこがまた難しいんだろうけども!)でDiscoやHouse、またその他のジャンルを取り入れていくのも今後の可能性のひとつなんじゃないかなと、ただの客の分際で考えたのでした。

 

WIRE 13 COMPILATION
WIRE 13 COMPILATION
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