【読みました】お金に働かせるということについてのベストセラー「金持ち父さん 貧乏父さん」


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色んな本を読んでいると、時折この本について言及されているのを見かける事があるので、気になっていたもののなかなか読む機会がなかったのですが、ようやく先日入手したので一気に読みました。

「金持ち父さん 貧乏父さん」というロバートキヨサキという日系アメリカ人の描いた本で、2000年に発売されてからベストセラーとして世界中で読まれている本なのだそうな。 その書籍の、2013年に出版された改訂版です。

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金持ち父さん 貧乏父さん


Amazon.co.jp: 改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本): ロバート キヨサキ, 白根 美保子: 本

この本自体はKindleで販売されておらず、かつ文庫版もないので正直買うのに躊躇してしまいましたが、(ハードカバーではないものの、それなりのサイズの書籍なので移動中に読むのは結構めんどくさい)各所で名前を聞くベストセラー、やはり一度ぐらいは読んでおくべきだろうということで手に入れました。 Amazonから。

内容

序盤は、9歳の筆者がお金を稼ぐという事について友人の父親から学ぶことから始まる。 この友人の父親というのがタイトルにある「金持ち父さん」のことで、実際の父親が「貧乏父さん」にあたる人物。 冒頭のこの部分は、ちょっとした小説仕立てになっているのではじめのとっかかりとしては読みやすくていいですね。

 

内容も、難しい専門用語などは省いたうえでこの両者の主張の違いから、お金をどう稼いでいくべきなのかについて語られてます。 9歳の子供に諭すように教えていく過程も描いているので、金持ち父さんが何を言わんとしているのかもイメージしやすい。

これはお金の稼ぎ方だけではなく、どう働いていくか、どう生きていくかについても考える良い機会になる本なんじゃないかなと思います。 こういう本を読んでその通りに生きていくかは別にして、選択肢のひとつとして若いうちに理解しておいた方がいいんじゃないでしょうか。

 

重要なポイントで、かつ面白いのは貧乏父さん自身もただの貧乏なだけのろくでもない人間だったというわけではなく、学校の教師で給料も高い、尊敬できる人間だというところ。 世間一般にはこの「貧乏父さん」が勤勉ですばらしい人間だとされ、尊敬されている節がありますよね。 (一方、金持ち父さんは従業員からケチな経営者と言われていた。)

両者の違いは、お金を稼ぐための姿勢が正反対だったということで、その両方の思想を同時期に筆者は吸収してきたからこそ、お金に対してどうするべきなのかというのかを学ぶことができた、ということでした。 なるほど。

経済的自由を得るための手段

「中流以下の人はお金のために働く」
「金持ちは自分のためにお金を働かせる」

この本で語られているお金稼ぎの原則は、上記でざっくりと説明がつきます。 経済的に自由を得るためには、身を粉にして一生懸命働くだけでは得られなくて、どう資産を増やしていくのかを頭を使って考える必要がある、ということを本書内でくわしく語られてます。

 

また、下記の記述には非常に身につまされるところがあるように思えますね。 資産と思って家を買ったものの、その資産のためにローンという「負債」を払い続けなければならないということです。

「金持ちは資産を手に入れる。」
「中流以下の人たちは負債を手に入れ、資産だと思いこむ」

 

また本書によると、勉強は広く浅くやるべきだ、というように描かれてました。

一分野で秀でていても、その分野から離れたり、その分野自体がなくなったりしてしまった場合にその人は何も出来なくなるから…というのが理由。 筆者には経理課での業務経験や、飛行機の操縦、セールスマンとしての営業スキルや、(節税などに関しての)法律の知識など、広く浅く色んなものを持っているらしい。

 

その一方で、投資に関してはバランスを重視するのではなく、あくまで一点集中でやっていくべきだ、という話も描いてあった。 損を恐れるあまりに投資を広く浅く(この場合は、投資額を少なく、リスクを少なく、という感じでしょうか)していくと、いつまでたっても大きなリターンは得られず、ラットレースからは抜けられないという話です。

ついでに、その場合のリスクによる失敗も、その後の糧として吸収できる人間が成功できるということも言われてます。 お金に関する失敗ならば、どの仕事の分野に居ても関わってくることなのであれば、お金に関する失敗は世界中どこに居ても過去の経験、知識として吸収できるということだと考えると、なるほど納得ともいえるかもしれない。

 

こうしてみると、やはりお金の稼ぎ方の本というよりも生き方についての本というところがしっくり来る気がする。

気になった点

この本は有名なので、内容について詳しく描きすぎるよりも、気になった点を描いていった方がいいでしょうね。

僕が少し気になってしまったのは、自分の仕事以外に「ビジネス」を持てというところの重要性については多いに語られいるのだけど、そのビジネスをする時間の確保については殆ど言及されていなかった。

金持ちになれない理由のひとつに「忙しさを理由に怠ける」という項目のところで触れられていたけど、忙しくて行動できないことの理由を単に「怠けてる」とだけで断罪されるのはちょっと納得いかなかった。 僕自身が時間の有無の違いを痛いほどわかっているので、この点について触れられないところはちょっとだけ残念だった。

 

あと、この本は1950年代のアメリカから話が始まるということもあり、また、筆者が50年代〜2000年とやってきた「お金の稼ぎ方」の一例が描かれているということもあるので、同じ事をそっくりそのままやれば自分も経済的自由を得られるのか? と言われると正直いってNOだということも気になる点だった。

当然、この本は世界中で読まれているということなので、日本独自の状況や風習がそのまま割当たるわけじゃないことは当たり前なのだけど…。 結局のところ、具体的な方法については読者がそれぞれ、探す必要がある、ということなのかもしれないですね。

人に言われたから(この本に書いてあるから)実行するんじゃ、会社で働いているのと変わらないのだから…。

まとめ

  • お金の稼ぎ方に関する2000年に描かれたベストセラー
  • 「金持ち父さん」「貧乏父さん」のふたりの思想を比べた上でどうするべきか、について描かれている
  • 負債を得るのではなく、資産を得るべきということ
  • 筆者がやってきたことをそのまま真似しても、時勢も国も違うので通用しないかもしれない
  • 必要なのは自分で考えて、お金に働いてもらうこと

 

最近僕が考えている、「一生働きづめにならないにするにはどうしたらいいのか」で考えている答えに、非常に近いことがこの本では描かれていた。 なので、僕にとっては読んで衝撃というよりも、答え合わせに近いような読後感だったかもしれないなと思いました。

偉そうなことを言っているような気がするけど、ここで描かれている内容については現代でも理にかなっていて、経済的自由を得るためには一生懸命ずっと働けばいい訳ではないということは、1950年代も今も変わってないのだと僕は思いますよ。

 

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