【読みました】名前は知っているけど、読んだことがない本の内容がすごくわかりやすい、池上彰氏の「世界を変えた10冊の本」


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テレビ番組で有名な池上彰氏による書籍。 Amazon Kindleにて、セールで販売されていたので購入してみました。

あまりテレビを見ない僕でもときどき見かける池上彰氏。 この人の描いた文章というのは初めて読んだわけだけど、これがすばらしくわかりやすい。 まさしく文章の見本とも言えるような構成で、一応ブログという形で曲がりなりにも文章を描いている自分からしてもすごいなと思える文の構成だった。

取り上げられている内容も面白かったので、ここにご紹介しておきます。

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世界を変えた10冊の本


Amazon.co.jp: 世界を変えた10冊の本 電子書籍: 池上 彰: Kindleストア

単行本は1400円ぐらいするようなのですが、Kindle版と文庫版は550円ほどで販売されてます。 これぐらいの値段であれば手を出しやすいですね。

内容

誰もが学校の授業などで名前を知っているけども、実は読んだことがない書籍というのは案外あるものです。 池上彰氏がピックアップした、そうした世界に、社会に影響を与えた10冊を解説しているのがこの本。

本書で紹介されている書籍はこちら。

  • アンネの日記
  • 聖書
  • コーラン
  • プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
  • 資本論
  • イスラーム原理主義の「道しるべ」
  • 沈黙の春
  • 種の起源
  • 雇用、利子および貨幣の一般理論
  • 資本主義と自由

序盤は誰もが知っている、けれども日本人にはあまり馴染みのない「聖書」と「コーラン」でふたつの二大宗教の起源と教えについて説明されてます。 これにユダヤ人迫害の記録として有名な「アンネの日記」を交えて、近代社会の歴史と宗教観についてが描かれている。

また、中盤からは「資本論」に代表されるような経済についての著名な書籍について触れ、現在の経済の基礎がどのような形で形成されてきたのかが説明されてます。

世界を変えた書籍の定義

この本が面白いのは、世界中の人々が読んだから「世界を変えた」書籍だけではなく、「世界を変えた人が読んだ」、影響をもたらした書籍というのにも触れているということ。

具体的には『イスラーム原理主義の「道しるべ」』という書籍。 エジプト人のサイイド・クトゥブという人が描いた1964年の書籍。 俗にいうイスラム原理主義テロリストのまさしく道標となった本で、この本を呼んであのオサマ・ビンラディンはイスラム原理主義の世界に入り、9.11のテロを起こしたということになる。

そうしたことをもってして、この本も「世界を変えた一冊」という扱いになってます。 日本人には馴染みないこのような書籍も、世界に与えた影響は計り知れないということになるのですね。 ちなみに、この本自体は発禁処分となっているものとのこと。


Amazon.co.jp: イスラーム原理主義の「道しるべ」―発禁“アルカイダの教本”全訳+解説: サイイド クトゥブ, 岡島 稔, 座喜 純: 本

流石は池上彰氏、文章がわかりやすい

『コーラン』では五行のような「行うべきこと」以外に、やってはいけないことも記されています。 豚肉を食べてはいけない、酒を飲んではいけない、というのはよく知られています。

豚肉はユダヤ教でも食べてはいけない食物です。 その点では同じです。 なぜ豚肉を食べてはいけないのか。 「神様が食べてはいけないとおっしゃっているから。」 これがイスラム教徒の答えでしょう。 宗教とはそういうものなのですね。

ただし専門家は、当時のアラビア半島で豚の病気が流行していたためではないかと推測しています。

酒が飲めないのは、酔っ払ってしまうと、神様のことが忘れがちになり、礼拝を怠るようになるからだというのです。

上記はこの本の中の一部。

多少なりともこうしたブログにて物書きをするようになってから、色んな人の「文章の上手さ」というのがわかってきました。 その中でもこの人の本は、すんなりと頭の中に入ってくるし文面も構成も丁寧。 これには流石の一言。 テレビ番組に頻繁に出演しているだけの実力はあるな、と感じましたね。 (まあこの本自体が、一般人向けに書籍を紹介するという内容だったことも、あるのかもしれないけど。)

また、色んな書籍を紹介しながらも、あくまで中立的な立場から書籍を眺めているというところも良いですね。 万人、何かしらの思想を持って本を読むことになるのだけど、あくまで書籍の紹介に徹して、特定の宗教や派閥をひいきしてません。

まとめ

  • 世界に影響を与えた10冊の書籍を解説
  • あまり知らない世界の宗教観について、ざっくりと理解できる
  • 現在の社会経済の基礎となる書籍についても紹介されている
  • 世界を変えた人に影響を与えた書籍についても触れている
  • 池上彰氏のわかりやすい文章がすばらしい 見習いたいところ。

自分になじみのなかった有名な本も、こうして紹介してくれていると中には興味を惹くものもあるかもしれない。 もし仮に紹介されている本を読もうと思わなくても、その本が何故世界に影響を与えたのかという背景を知るということだけでもかなり勉強になる本です。 オススメ。

 

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