【読みました】正直この国は、もう手遅れである。 「ギャンブル依存国家・日本」


Cap 2015-03-15 7.42.11

最近カイジを読んでます。 パチンコ「沼」で4000万円を溶かしたのち、再度攻略のために色々行動をしているところまでいきました。

この漫画は心理戦重視で、そもそもフィクションという立ち位置であくまで漫画として読んでいるので、カイジを読んだからと言って自分自身もギャンブルをやってみたいとか、そういう気持ちは全く起きてこないです。 そこはご安心あれ。

 

しかしこの国は、あきれるほどのパチンコの店舗が主要都市や駅前に並んでいる現状ですよね。 本来ギャンブル店が駅前に並んでいる後継なんて狂っているでしょ。 疑ってかからなければ、本当に当たり前のようにこの日本に食い込んでいるんだな…といつも店の前をスルーするときに思いますね。

どうしてこの国だけこんなに当たり前のようにギャンブルが日常にはびこっているのか、どうして他国のように規制できないのか。 前から疑問に思っていたけど能動的に調べることがなかったのだけど、この書籍をKindleで見つけたので良い機会として読んでみました。

「ギャンブル依存国家・日本 パチンコからはじまる精神疾患」です。

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ギャンブル依存国家・日本

ギャンブルにはまるのは、本人が悪い。当人の自己責任でしかない――。 こうした固定観念が広く世間に行きわたっています。

ギャンブルの被害が、人々の耳目に触れにくいのは、また当事者たちが声を大にして告白しない背景には、そんな諦めじみた考えがあるからでしょう。
しかし、そもそもギャンブルの被害は、すべてが自己責任で片づけられるのでしょうか。(本文より)

2014年8月、厚生労働省が発表したギャンブル依存の有病率はなんと4・8%、536万人。 あなたの周りにもギャンブルをやめたいのにやめられない「ギャンブル症者」がいないだろうか。

本書では、その「ギャンブル障害」の実態を詳らかにし、パチンコ、スロット、競馬、宝くじなどのギャンブル利権に鋭く切り込む。昨今議論されているカジノ法案、無残なまでに無関心を貫く日本の精神医学界――さまざまな利権によりズタズタにされた日本の未来は「脱ギャンブル」にかかっている!

依存者の実例

この書籍は、ギャンブル依存者がこの依存症から抜け出すためのメンタルクリニックやセミナーを開催している精神科医によるもの。

実際に筆者のクリニックを受けに来たギャンブル依存症患者の、ギャンブルにハマって借金をこさえてしまった事例が山ほど紹介されている。 その数26件。

ちょっと多過ぎ(冗長)な感じは受けるけど…それでもこの国の病巣を実感するには十分すぎるぐらいの資料ですね。 たんまりこさえた借金やら、家族とのトラブルやら、いたたまれない事例だらけですな。

目を覆いたくなるような客観的資料

ギャンブルでなくゲームとされているパチンコ店の年商は、合計20兆円から19兆円とされ、公営ギャンブルと宝くじの約3倍半から4倍の規模を誇っています。

この20兆円という数字は、トヨタ自動車の年商に匹敵します。全国百貨店の年商6兆2000億円の3倍に及ぶ額です。

日本からパチンコをなくすことは不可能

ざっと読んでいった感じの正直な感想をいってしまうと、はっきりいって日本からギャンブルを、パチンコを無くすのはもう不可能だと感じた。

それほどに根深く社内の一部に食い込んでいる。 それは民間レベルで根付いているというだけでなく、警察や官庁レベルまでにも天下りや利権という分野で食い込んでしまっている。 悪い意味で、この国にもう無くてはならないレベルになってしまっているということ。

これだけ根の深い問題は、日本の法律を一から改正するぐらいに大規模、骨の折れる話だと思う。 まあ、もうどうしようもないんだろうな、と諦観しました。 それこそこの国がかつての終戦レベルで根本から変わってしまうような状況にならない限りは無理じゃないだろうか…。

諸外国と比べて

興味深いのは諸外国のギャンブル規制について。 外国では当たり前のように規制され、依存症とならないように最新の注意が払われていることも紹介されています。

パチンコ発祥の韓国ですらパチンコはすべて廃止されているところを考えると、いかにこの国が異常な状態か、よくわかるだろう…。

カジノの内部で、歌や踊りなどの娯楽が禁止されているのは、ギャンブル以外の目的で、入場するのを禁止するためでもあります。 

ブラックジャックやサイコロ賭博は禁止され、入場者にはさまざまな規則を明示した案内書が配布されます。  もうひとつ、英国のカジノの特徴は、クレジットカードでの支払いを禁じている点です。

(中略)

スペインでも、インターネットギャンブル法が2012年に施行され、プレーヤーの登録も100万人以上になり、漸増しています。 

これに対して政府は、ギャンブル障害を増やさないために、インターネットギャンブル事業者に自主規制を求める一方で、許可を得ないネットギャンブルを運営する事業者を摘発し続けています。  

フランスでは、ソーシャルメディア・ギャンブルと、技能ギャンブルの拡大を懸念する動きが出ています。ここで言う技能ゲームとは、結果がプレーヤーの技術に依拠するゲームのことです。

 

 

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